人工内耳者もカラオケを楽しもう!!
人工内耳の聞えの工夫でここまでできる







私達、人工内耳装用者は、カラオケとは無縁の方が沢山いられます。
それと音痴な事に脅えて、歌わない方も沢山いられます。
私は、術後に友達に誘われて、行ってみたものの、音楽の聞こえはまちまち…
ある時はうるさかったり、聞こえなかったり…自分の音痴を気にして、あまり歌えなかったんですよ。
でも、どういうわけか一回ではまってしまいました。
(友よ…私をカラオケ好きにしてくれて有難う…)
確かに、昔は、上手い人だけが歌うのが当たり前であって、音痴な人達や聴障者達は、カラオケとは無縁でした。
時代も変わってきて、曲目のジャンルも増え、現在は、聴障者でも歌う時代になってきました。
聾者でも歌う人が増加されてきてるんですから、私達も負けてられませんよ。
彼らはビデオを録画して、何度も口の動きを見ながら、マスターしていくようです。
聴障者は音楽が聞き辛くても、出だしが分かり辛くても例の字幕で段々と馴れていくよう頑張って歌っていきます。
そして、字幕をたどりながら、心を込めて気持ち良く歌っている、そんな自分に変わって行きますよ〜。
不自然な聞こえは、確かに辛いし、健聴者の間ではとても歌いにくいものです。
(だけど健聴者にも、音痴はいますよ〜。)
それでも恐い、恥ずかしいなら、私達で、(健聴者は除く)カラオケ会を開催するのも、とても楽しい一つの手段だと思います。(安心して歌える)
それでも、歌うのが嫌な人は歌わなくても、お酒を飲みながら雰囲気に酔いしれながら、黙って画面を眺めてるだけでも楽しいと思います。
画面がおかしかったり、懐かしくなったり(歌手が出演するモニターもある)
画面を見てるだけでも、ワイワイ騒いでしまったり…
それから、自然と歌いたくなってくると思います。
カラオケって、「口では語れない素晴らしさ」ってものがありますね〜。
取りあえず、音痴を気にせずに、楽しくストレス発散のために歌うって、良い事なんじゃないかな〜って思います。
昔の私は、歌う事が大嫌いだったのに、一回のカラオケで歌う事が大好きになってしまって、家族や友人はびっくり仰天です。

夢はいつか、ドクター、ST、コクレアさん達と一緒に大会でも開催されたら「良いなあ」なんて願ってる今日この頃です。

管理者注 これを書いてくださったのは、96/4 に、虎ノ門病院で人工内耳の手術をして聞こえを回復された、新垣さんという女性の方です。


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