誕生日星座の神話

しし座

7月24日〜8月23日生まれの人の星座


しし座
ネメア地方の広い谷に、人々を苦しめるライオンの怪物がいました。勇者ヘルクレスが王様から命令された12の仕事の1つに、このネメアのライオン退治がありました。
 まずネメアの村に立ち寄ったヘルクレスは、モロルコスという人にライオンのたおし方を教えてもらいました。モロルコスは愛する息子をライオンに食べられてしまったのです。
「ヘルクレスよ、どうか息子のかたきをとってきてくれ!!」
 ヘルクレスはライオンの住むどうくつの、2つの入り口のうち片方をふさいで、中に入りました。「あのライオンには弓(ゆみ)や槍(やり)などの武器は役にたたない」、そうモロルコスに教わっていたので、ライオンにつかみかかり、大格闘(だいかくとう)のすえ、首をしめてやっつけました。
 ところが王様は、ライオンを退治してきたヘルクレスの怪力(かいりき)をおそれ、帰ってきたヘルクレスを城に入れなかったといいます。
 ヘルクレスの父親であるゼウスは、息子の冒険の記念にこのライオンを空にかざり、星座にしました。
イラスト・文 / KAGAYA

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