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海の男/ホーンブロワー | ![]() |
著者 セシル・スコット・フォレスター (Cecil Scott Forester)
題名 | 原題 | 訳者 出版社 定価 |
海軍士官候補生 | "MR.MIDSHIPMAN HORNBLOWER" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV36 \560 |
フランス革命に欧州全土が揺らぐなか、英国海軍の戦列艦に17歳の士官候補生が乗り組んだ。 彼の名はホレイショ・ホーンブロワー。 はにかみ屋で船酔いにかかりやすい彼は、とかく周囲から軽視されがちだった。 だが横暴な先任候補生との決闘事件の後、フリゲート艦へ転属となった彼は、知略と勇気で度重なる危機を切り抜けてゆく! 18世紀末から19世紀にわたる海の男の活躍を描き、世界中で愛読される海洋冒険シリーズ登場。 | ||
スペイン要塞を撃滅せよ | "LIEUTENANT HORNBLOWER" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV58 \580 |
西インド諸島へ向かう戦列艦レナウン号に三等海尉として乗艦したウィリアム・ブッシュは、五等海尉ホーンブロワーと出会い、その才覚に感銘を受けた。 この航海の途次、艦長の言動が常軌を逸していき、彼らは反乱を謀議し始める。 異常な状況下で、やがて艦の使命が明らかにされた。 サント・ドミンゴ島のスペイン要塞を攻略せよというのだ。 ホーンブロワーは知略を駆使して堅牢な要塞に立ち向かう! 傑作シリーズ第2巻。 | ||
砲艦ホットスパー | "HORNBLOWER AND THE HOTSPUR" | 菊池光訳 早川書房 NV59 \640 |
スループ艦ホットスパー号の艦長に任命されたホーンブロワーは、下宿屋の娘マリアと結婚した。 折しもナポレオン統治下のフランスとの開戦が目前に迫っており、挙式直後の彼にも出港命令が下る。 フランスのブレスト港を監視し、情報を収集せよというのだ。 彼は朋友ブッシュを副長に指名して出帆する。 だが任務遂行中についに宣戦が布告され、ホットスパー号は嵐の中で敵艦の激しい追撃を受けた! 海洋冒険シリーズ第3巻。 | ||
トルコ沖の砲煙 | "HORNBLOWER AND THE ATROPOS" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV70 \580 |
トラファルガル海戦で大勝利を収めながらも壮烈な死を遂げたネルソン提督。 その国葬で、ホーンブロワー艦長は水上葬儀の責任者の大役を果たした。 だが休む間もなく、さらに困難な任務が彼に託された。 トルコ近海に沈んだ英国の輸送船から、25万ポンド相当の金銀貨を秘密裏に回収せよというのだ。 スループ艦アトロポス号を指揮して、ホーンブロワーは死の難関が待つ地中海へ向かった! 傑作海洋冒険小説シリーズ第4巻。 | ||
パナマの死闘 | "THE HAPPY RETURN" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV80 \520 |
十九世紀初頭、敵国スペイン領アメリカに勃発した反乱を秘かに援助するため、武器弾薬を積んだ英国軍艦リディア号は南太平洋に向かった。 前途に立ち塞がるのは二倍の火力を持つスペインの巨艦。 ホーンブロワー艦長、ブッシュ副長以下の精鋭は任務遂行のため、死を賭して突撃していった−火を噴く砲列、立ちこめる硝煙と炎の中で、凄絶な死闘が続く! 南海に展開する海の男の冒険と淡いロマンスを描くシリーズ第5巻。 | ||
燃える戦列艦 | "A SHIP OF THE LINE" | 菊池光訳 早川書房 NV87 \520 |
ナポレオンに海を渡すな! イギリスの命運を賭け、宿敵フランスを大陸に封じこめようと図る沿岸封鎖艦隊は、荒れ狂う暴風雨、横行する私掠船等と戦いながら地中海を死守していた。 折しも戦列艦四隻からなる敵戦隊が封鎖網を突破して出現した。 行く手を阻み得るはホーンブロワー艦長率いるサザランド号のみ! 彼は生涯最大の強敵にひるむことなく、万に一つの勝ち目もない海戦に突入していった−傑作シリーズ第6巻。 | ||
勇者の帰還 | "Flying Colours" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV101 \480 |
戦い敗れ、敵国フランスの要塞に囚われたホーンブロワー艦長は、重傷を負った副長ブッシュとともにパリで銃殺刑に処せられることになった! 二人は護送馬車に乗せられて雪の山道をパリに向かうが、その途中で決死の脱出に成功する。 だが自由を求める彼らの前には、なお400マイルに及ぶ広大な敵地が控えていた...。 戦雲たなびくヨーロッパを舞台に、ホーンブロワー艦長の愛と冒険を描く傑作海洋冒険シリーズ、第7巻! | ||
決戦!バルト海 | "THE COMMODORE" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV124 \580 |
凱旋したホーンブロワーは功績を認められ、爵位を授けられた。 だが悠々自適の生活を送りつつも、彼は潮風に吹かれる軍艦での生活に焦がれていた。 そこへ海軍本部から新たな命令書が届く。 ヨーロッパ各国の利害が複雑にからみあうバルト海へ戦隊を率いて出撃せよというものだった。 旗艦ノンサッチ号の艦長に朋友ブッシュを指名したホーンブロワーは、フランス軍の待ちかまえる荒波のバルト海へと向かった! シリーズ第8巻。 | ||
セーヌ湾の反乱 | "LORD HORNBLOWER" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV138 \560 |
強大なナポレオンの帝国も、いまや崩壊の兆しが見えていた。 折りも折り、フランスのセーヌ湾で戦闘任務中の英国艦フレーム号に反乱が起きた。 事件が知り渡れば海軍全体の士気に深刻な悪影響を及ぼすだけでなく、ナポレオンにとっては絶好の宣伝材料となる。 鎮圧を決定した海軍本部は、バス勲爵士の栄誉を授けられたホーンブロワーにこの難題を託した。 無条件の行動権を得た彼は、セーヌ湾へと向かった! シリーズ第9巻。 | ||
海軍提督ホーンブロワー | "ADMIRAL HORNBLOWER IN THE WEST INDIES" | 高橋泰邦訳 早川書房 NV172 \580 |
ついにナポレオンはセント・ヘレナ島に幽閉され、戦乱の時代は終わった。 だが、カリブ海では植民地独立抗争が相次ぎ、西インド諸島方面艦隊司令官ホーンブロワーは多忙な日々を送っていた。 そんな折り、彼は米国の港でフランスの将軍カーンブローヌ伯爵と出会う。 かつての部下を連れて出帆した伯爵がナポレオン救出を企んでいることを知ったホーンブロワーは、決死の追撃を開始した! 不滅の海洋冒険シリーズ、堂々完結。 | ||
<別巻>ホーンブロワーの誕生 | "THE HORNBLOWER COMPANION" | 高橋泰邦・菊池光訳 早川書房 NV185 \460 |
海洋冒険小説史上最大の英雄ホレイショ・ホーンブロワー。 彼の波瀾の一代記は、全世界の読者の心に熱い興奮と感動を呼び起こしてやまない。 この不滅のシリーズはいかにして生まれたのか? 執筆の動機、構想の練り方、登場人物の性格設定、創作の苦心と喜びなどを、興味深いエピソードを交えて作者自身がここに明かす。 他に短編「マックール未亡人の秘密」と未完の絶筆「最後の遭遇戦」の二編を収録したファン必読の書! | ||
ナポレオンの密書 | "HORNBLOWER DURING THE CRISIS" | 高橋泰邦訳 光人社 \1000(ハードカバー) |
われらがホレイショ・ホーンブロワーの生みの親、C・S・フォレスターによる唯一の遺稿である。 1966年4月に作者が亡くなったため、本編は未完の絶筆となったが、読んでいただければおわかりのとおり、ファンを充分に堪能させるに足るこの一編が、本邦では未訳のままに残っていたことは、ご存じなかったファンが多いようだ。 だから"堀出し物の遺作"とよぶべきかもしれない。 それを、わたしの手でいよいよここに訳出紹介できることになった。 うれしいかぎりだ。 必ずやファンのみなさまにも喜んでいただけるものと確信している。 (訳者あとがきより) |
著者 高橋泰邦
題名 | 原題 | 訳者 出版社 定価 |
海の男ホーンブロワー外伝 南溟の砲煙 | − | − 光人社 \1200(ハードカバー) |
甦った英雄! 世界の冒険小説史上に不滅の名を残す快男子が東洋にやって来た。 列強の野望渦巻く19世紀の南シナ海を舞台に、ナポレオン戦争で令名を謳われた英国海軍の至宝ホレイショ・ホーンブロワー提督が、ブッシュ副長をしたがえ、フリゲート艦を指揮して、牝豹"チン夫人"率いる大海賊船団と豪壮・痛快無比の戦いを繰り広げる! | ||
海の男ホーンブロワー外伝 南溟の砲煙 | − | − 光人社 \980 |
絶版になっていた「南溟の砲煙」が文庫として再登場!! いやあ光人社さん太っ腹! 他の出版社さんもガンバッて下さい。 | ||
海の男ホーンブロワー外伝 南溟に吼える | − | − 光人社 \1300(ハードカバー) |
もしも、わがホーンブロワーが東洋に来ていたら...? これが全ての起点だった。 C・S・フォレスターがついに筆を染めなかったこの部分に、わたしは<ホーンブロワー・シリーズ>の訳出紹介の最中から、空想をかきたてられることしばしばだった。 どうしても「外伝」としてその部分を書いてみたくてならなかった。 奇しくも東洋に、しかもホーンブロワーと同時代に、チン夫人という願ってもない女傑がおり、南シナ海(中国流にいえば「南溟」)の大海賊船団を率いて、青史の裏舞台で活躍していたという事実を知った。 弟子の一人が、自家の書棚からJ・マホウスキー著「海賊の社会学」なる一書を見つけ、その中にわずか数ページながらチン夫人という実在の海賊についての記述があることを教えてくれたのだ。 それが触媒となった。 東洋に来たホーンブロワーと南溟の女海賊チン夫人とが一瞬に結びついた。 待望久しかった「外伝」の夢が一気に現実へ向かって始動した。 (作者あとがきより) | ||
永遠の帆船ロマン −ホーンブロワーと共に− | − | − 雄文社 \2060(ハードカバー) |
ホーンブロワー、ボライソー、フォックス、オーブリー... 七つの海を駆けめぐるヒーローたち。 帆船小説ファン・海洋冒険小説ファン、そしてロマンを愛する人々に贈る!! |
著者 シリル・ノースコット・パーキンソン (Cyril Northcote Parkinson)
題名 | 原題 | 訳者 出版社 定価 |
ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代 | "The Life And Times of HORATIO HORNBLOWER" | 出光宏訳 至誠堂 \1350 |
1969年、一通の遺書が開封された。 それは1852年に執筆され、死後百年間の開封を禁じ、知ることなき直系の子孫にあてたものだった。 今は知らぬ人なきホーンブロワー提督の遺書である。 その中に... ホーンブロワー・シリーズに傾倒したパーキンソンが書いた、迫真の本。 多くの読者が、ホーンブロワーは実在の人物だと思いこんでしまったそうです。 実は私も(^^;) |