title2.gif 海の勇士/ボライソー title2.gif

著者 アレグザンダー・ケント (Alexander Kent) = ダグラス・リーマン (Douglas Reeman)
題名原題訳者 出版社 定価
若き獅子の船出"RICHARD BOLITHO-MIDSHIPMAN"高橋泰邦訳 早川書房 NV215 \460
1772年10月、世界の各地では反乱が相次ぎ、海賊行為が横行していた。 折しもポーツマスを出帆する英国海軍軍艦ゴルゴン号、その艦上に若き士官候補生リチャード・ボライソーの姿があった。 ゴルゴン号の使命は西アフリカ沿岸に跋扈する海賊の掃討。 荒天と闘い、猛訓練に耐えつつ、ボライソーらは一路南下するが...。 海の男の勇気と友情を謳い揚げる−<ホーンブロワー・シリーズ>に比肩する大型海洋冒険シリーズ開幕!
革命の海"IN GALLANT COMPANY"高橋泰邦訳 早川書房 NV231 \600
英国領アメリカ、遂に独立を宣言−英国の武力鎮圧の試みにも屈せず、翌年には革命の炎は一段と燃えさかった。 そんな折り、英国海軍海尉ボライソーの乗る戦列艦トロイヤン号に命令が下る。 ニューヨークに来着する輸送船団を死守せよ! 武器弾薬の強奪を図る革命軍、彼らを陰で支援するフランスの私掠船の群が近海に横行しているのだ。 機略を尽くして戦うボライソー達を待つものは? 人気沸騰の海洋冒険シリーズ第2巻。
我が指揮艦スパロー号"SLOOP OF WAR"高橋泰邦訳 早川書房 NV253 \660
軍功を認められたボライソーは、ついに宿願の艦長昇進を果たした! 与えられた乗艦はスループ艦スパロー号。 年来の部下ストックデールを従え、颯爽とその艦上に立った彼は、輸送船護送の任を帯びて出帆する。 が、途上には暗い報が待っていた。 宿敵フランスが、独立戦争のさなかのアメリカと同盟を結んだのだ! いよいよ悪化した戦況の中で、初めての重責を双肩に担いつつも、ボライソーは死を賭して敵軍に挑む−英国のため、百余名の部下のために! 「革命の海」に続き、アメリカ沿岸を舞台に海の男の戦いとロマンを描く、シリーズ第3弾!
栄光への航海"TO GLORY WE STEER"高橋泰邦訳 早川書房 NV282 \660
過去に反乱を起こしかけたフリゲート艦ファラロープ号。 この曰く付きの艦を預かったボライソーは、再び西インド諸島へ赴く。 権力と名誉に焦がれる酷薄な副長、小心な海尉、不平不満をたぎらせた強制徴募の水兵たち。 そんな乗組員の統率に腐心しつつも、ボライソーはアメリカ独立革命軍の艦船、仏艦隊の殲滅を心に誓う。 使命に燃える彼には、やがて直面する過酷な運命など夢想だにできなかった。 傑作海洋冒険シリーズ第4巻。
南国に祖国の旗を"COMMAND A KING'S SHIP"高橋泰邦訳 早川書房 NV306 \680
アメリカ独立戦争も、遂に終結した。 だが、列強の思惑はいまだ各地に戦乱の危機を孕ませている。 ボライソー艦長がスペインとの協定に基づく密命を受けたのは、そんな折りだった。 目的地はインドからボルネオ。 英国の領土拡張の一歩となる重要な任務だった。 彼は右腕と恃む副長ヘリックと共に出帆するが、やがて機密漏洩を匂わせる事件に遭遇。 しかも行く手には、フランスと結託した凶悪な敵が! 本格海洋ロマン第5巻。
コーンウォールの若獅子"MIDSHIPMAN BOLITHO AND THE 'AVENGER'"高橋泰邦訳 早川書房 NV340 \420
ゴルゴン号に乗り組んで一年あまり、17歳の士官候補生ボライソーは休暇を得て朋友ダンサーと共に帰郷、家族との再会を果たした。 だが、その平安も長くは続かなかった。 近傍の海岸で密輸監視官が惨殺されたのだ。 やがてボライソーらは、兄ヒューの指揮するカッター、アベンジャー号への転属命令を受ける。 彼らの敵は、密輸、難破船荒らしと悪事を尽くし、監視官を殺した海賊だった。 第1巻「若き獅子の船出」と対をなす快作。
反逆の南太平洋"PASSAGE TO MUTINY"高橋泰邦訳 早川書房 NV394 \680
1789年10月、ボライソー艦長はフリゲート艦テンペスト号を指揮して、南太平洋の新たな英国植民地ニュー・サウス・ウェールズに赴いた。 平時とはいえ、周辺の海域では各国の利害がからみ合い、凶猛な海賊が跋扈している。 が、敵はそれだけではなかった。 再会した英国政府高官レイモンドとの確執、熱病の蔓延、そしてフランス革命勃発の報がもたらす状況の急変により、ボライソーはかつてない窮地に陥る! 白熱の第7巻。
激闘、リオン湾"FORM LINE OF BATTLE!"高橋泰邦訳 早川書房 NV469 \660
1793年春、英国はフランス革命軍を砕くべく、同国王党派と組んで要衝ツーロンを封鎖・占拠する作戦を進めていた。 ボライソーは戦列艦ハイペリオン号の艦長に任命されるが、その彼を重大な任務が待っていた。 ツーロンの戦いで貴重な戦略拠点となる小島を、早急に占拠せよというのだ。 司令官との対立、反抗的な海尉、老朽化した指揮艦−不利な条件を抱えつつも、ボライソーは敢然と闘いを挑むが...。 傑作シリーズ第8巻。
遥かなる敵影"ENEMY IN SIGHT!"高津幸枝訳 早川書房 NV475 \680
ハイペリオン号の修復が完了した1794年11月、ボライソー艦長はプリマスを出港した。 ビスケー湾へ赴いた彼は、フランス沿岸を封鎖中の英国艦隊と合流し、哨戒任務に就く。 だが、百戦錬磨の提督ルキエに率いられたフランス艦隊が封鎖網を突破した。 行方を追うボライソーらは遥か大西洋を越え、カリブ海へ向かう。 が、やがて判明したのは、英仏海峡の趨勢を左右するルキエの陰謀だった! 雄渾の筆で描くシリーズ屈指の傑作。
不屈の旗艦艦長"THE FLAG CAPTAIN"高津幸枝訳 早川書房 NV547 \720
1797年春、スピットヘッド錨地とノア錨地で水兵の反乱が勃発、旗艦艦長となったボライソーは反乱の余波をしのぐが、やがて重大な任務を下される。 北アフリカ沿岸の要衝ジャフォーを占拠せよ! 頑迷な提督の下で、ボライソーらは地中海に足場を築く作戦に、決死の覚悟で挑む。 だが、行く手には凶悪な海賊、そして強大な西仏連合艦隊との血みどろの死闘が待ち受けていた! 圧倒的な迫力で描き上げる入魂のシリーズ第10巻。
白昼の近接戦"SIGNAL-CLOSE ACTION!"高橋泰邦訳 早川書房 NV607 \720
戦隊司令官となったボライソーに下された任務、それは不穏な動きを見せるフランス艦隊の目的をつかみ、壊滅することだった。 戦隊を従え、ボライソーは勇躍地中海へ入る。 だが、思わぬ危機が潜んでいた−旗艦艦長となったヘリックとの間に生まれた目に見えぬ壁、熱病の再発、敵意をくすぶらせる戦隊の一艦長。 しかも、前途に待ち受けていたのは、強敵ナポレオンと屈強なフランス艦隊だった。 迫力と感動のシリーズ第11巻。
スペインの財宝船"STAND INTO DANGER"高沢次郎訳 早川書房 NV631 \640
1774年2月、海尉に昇進したボライソーは、フリゲート艦ディスティニー号に乗り込んだ。 プリマスを出航後しばらくして、艦の任務が明かされた−三十年前から行方知れずになっている莫大な金塊を探し出せ! 強固な意志を秘めた艦長のもと、ボライソーは、彼を慕う士官候補生、水兵になったばかりのストックデールらと共に、リオ・デ・ジャネイロへ、そしてカリブ海へ赴くが...。 若き日のボライソーの活躍を描く第12巻。
提督ボライソーの初陣"THE INSHORE SQUADRON"高津幸枝訳 早川書房 NV660 \640
1800年9月、戦争は重大な局面を迎えていた。 ロシア、デンマークなどの国々がナポレオンと手を結ぼうと動き始めたのだ。 そんな折り、少将への昇進を果たしたボライソーは、艦隊を率いて風雲急を告げるバルト海へ赴いた。 旗艦艦長のヘリック、顔馴染みの艦長たちと共に、ボライソーはそこで封鎖任務に就く。 だが、やがて激しい戦闘が始まり、彼は重傷を負ってしまった! コペンハーゲンの海戦を題材に描くシリーズ第13巻。
危うし、我が祖国"A TRADITION OF VICTORY"高橋泰邦訳 早川書房 NV711 \700
英仏間に和平の気運が漂う1801年7月、コペンハーゲンの海戦で受けた艦隊の傷も癒えぬ時、艦隊司令官ボライソーは新たな任務を告げられた。 和平交渉を有利に導くためフランスが軍事的圧力として艦船を集結し始め、さらに英本土侵攻を画策している。 それを阻止するため、ビスケー湾に赴き、そこで続々と建造されている侵攻用艦船を撃破せよというのだ。 祖国の命運を担い、ボライソーは出帆するが...大河海洋ロマン第14巻。
孤高の提督旗"SUCCESS TO THE BRAVE"高橋泰邦訳 早川書房 NV739 \680
大西洋とカリブ海をつなぐ重要な海路を制するサン・フェリペ島。 アミアンの和約に従い、この島をフランスに引き渡すため、1802年春、海軍中将に任じられたボライソーは特命を帯びて出港した。 だが、その航海の途上、謎の軍艦に攻撃を受けた。 しかも、やがてたどり着いた件の島には、独裁者が君臨し、さらに島をめぐってフランス、アメリカ、スペインの策謀が交錯していた! 海の男の熱き魂を描く大河海洋ロマン第15巻。
姿なき宿敵"COLOURS ALOFT!"高津幸枝訳 早川書房 NV772 \700
英仏間にふたたび戦端が開かれた1803年。 ボライソー中将は、わずかな艦隊を率いてフランス海軍の拠点ツーロン港を監視するよう命じられる。 宿敵ジョベール提督が率いるフランス艦隊の動向をさぐり、その意図を見破るのが目的だった。 だが、敵は挑発的な攻撃を仕掛けてくるだけで、ジョベールはいっこうに姿を現わさない。 しかもボライソーは策略にはまり、目に深手を負ってしまう...宿命の戦いを描くシリーズ第16巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】
栄光の艦隊決戦"HONOUR THIS DAY"高橋泰邦訳 早川書房 NV781 \700
1804年10月、ボライソー中将は懐かしいハイペリオン号に座乗し、カリブ海でスペインの財宝船ルートを遮断する任についていた。 折しもフランスとスペインは強力な艦隊を擁して、英国艦隊にとって仏西艦隊の出撃を阻止することが至上命令。 ボライソーもまた封鎖任務に加わるため地中海に派遣され、スペイン艦隊と死闘を展開する! トラファルガル海戦を背景に、シリーズがその頂点を極めた第17作。
【野上隼夫 表紙イラスト】
急行せよ、カッター戦隊"WITH ALL DESPATCH"高沢次郎訳 早川書房 NV789 \700
南太平洋で患った熱病から奇跡的に回復したボライソーは1792年、英国沿岸を荒らし回る密輸船団の撲滅を命じられる。 彼に与えられたのは、小さなカッター艦の一戦隊。 かつてフリゲート艦を指揮した身としてはいささか不本意な任務だ。 だが、密輸業者たちは神出鬼没。 さしものボライソーも苦戦を強いられる。 やがてそんな彼のもとに、フランス反革命派を支援せよとの密命が下る! 若き日のボライソーの活躍も痛快な第18巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】
最後の勝利者"THE ONLY VICTOR"高橋泰邦訳 早川書房 NV808 \900
トラファルガル海戦の大勝の興奮も醒めやらぬ1806年。 提督ボライソーはアフリカ南端の港市ケープ・タウンにいた。 英国陸軍を支援中の艦船を連れ帰るのが目的だった。 大勝利にもかかわらず、英国は船不足に悩んでいたのだ。 そのころフランス側はデンマークの強力な艦隊に目をつけていた。 もし艦隊が敵の手中に落ちれば、英国にとっては大打撃。 ボライソーは密命を受けて策謀渦まく海域に急行する! 好調のシリーズ第19巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】
大暗礁の彼方"BEYOND THE REEF"高橋泰邦訳 早川書房 NV829 \860
ポルトガルに侵攻したナポレオンがスペインの征服を窺いはじめた1803年3月、ボライソー提督は新たな任務を託された。 要衝ケープ・タウンに赴き、当地を監視・防衛する線隊を早急に確立せよというのだ。 旧友ヘリックの軍法会議で受けた衝撃も醒めやらないまま、ボライソーは少数の部下とともに金塊輸送船で出港する。 だが、その船がアフリカ西岸沖で座礁してしまった! 絶大な人気を誇る帆船小説シリーズ、堂々の第20巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】
復讐のインド洋"THE DARKENING SEA"高橋泰邦訳 早川書房 NV862 \880
イベリア半島を舞台にした英仏の戦いが続く1809年8月、遙かインド洋では戦局が急転していた。 フランスが英国の通商路を断つ作戦を開始したのだ。 これに対し英国は、仏領モーリシャス島の攻略を図り、それを支援するため、ボライソー提督は大型フリゲート艦で出帆する。 だが、旗艦艦長はボライソーに激しい敵意を抱く男だった。 しかも行く手には、英国軍に復讐の炎を燃やす仏提督の罠が! 迫力と感動の傑作シリーズ第21巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】
海軍大将ボライソー"FOR MY COUNTRY'S FREEDOM"高橋泰邦訳 早川書房 NV906 \840
1811年春、ボライソーはついに海軍大将に昇進した。 しかし、戦況は厳しく、カナダの領有を画策するアメリカが英国に対して戦端をひらこうとしていた。 即刻ボライソーに、カリブ海から北アメリカ沿岸での哨戒任務が命じられた。 勇猛で鳴る腹心の部下を旗艦艦長に迎えた彼は、大型フリゲート艦に乗り、危険な海域で任務を開始する。 だが、やがてアメリカが宣戦布告し、強力な敵が! 現代最高の帆船小説シリーズ第22巻。
【野上隼夫 表紙イラスト】