題名 | 原題 | 訳者 出版社 定価 |
ベニン湾の戦雲 | "BEWARE, BEWARE THE BIGHT OF BENIN" | 高岬沙世訳 早川書房 NV596 \440 |
1891年2月、英国海軍大尉セントビンセント・ハーフハイドは海軍省に呼び出され、極秘任務を命じられた。 西アフリカのベニン湾沿岸にロシア海軍が要塞を築き、英国の交易路を脅かしているとの情報が入った。 そこで現地に潜入し、情勢を探れというのだ。 かつて艦長と諍いを起こし、休職の身となった彼としては、この危険な任務を引き受けざるをえなかった。 巡洋艦に乗りハーフハイドはベニン湾へ向かう。 だが、行く手に待つのは、因縁浅からぬロシアの提督と彼の強力な戦隊だった。 激動の時代を奔放に生きる海の男の活躍を描く新海洋冒険シリーズ。 |
女王陛下の火山島 | "HALFHYDE'S ISLAND" | 高岬沙世訳 早川書房 NV657 \480 |
海底火山の爆発によって誕生した新島を、英国の領土にせよ−海軍省の密命を受けたハーフハイド大尉は、帆船時代の遺物ともいえる老朽艦ヴァイスロイ号の副長として、フィリピン近海へと赴く。 だが島は、すでにロシア海軍の誇る新鋭巡洋艦の戦隊に占領されていた。 しかも戦隊司令官は、彼に敵意を抱くゴルジンスキー大公。 ハーフハイドは大公の狡猾な罠に落ちて捕らえられ、絞首刑を宣告された! 海洋冒険シリーズ第2巻。 |
ビスマルクの野望 | "THE GUNS OF ARREST" | 高岬沙世訳 早川書房 NV703 \560 |
英国海軍の次代を担う新型艦の設計図を取り返せ! ハーフハイド大尉は、再び困難な任務を命じられた。 海軍省の高官セイヴァリーが、百万ポンド支払わなければ全新型艦の設計図をドイツに売り渡すと脅迫してきたのだ。 セイヴァリーは、ドイツ領南西アフリカで元宰相ビスマルクの派遣した特務戦隊と落ち合う。 その前に彼を捕らえなければならない。 英国海軍の命運を賭け、海に陸にハーフハイドの必死の追跡が始まった! |
ロシア艦隊の猛追 | "HALFHYDE TO THE NARROWS" | 高岬沙世訳 早川書房 NV723 \520 |
英国地中海艦隊の本拠地マルタ島へ赴いたハーフハイドを、またもや過酷な任務が待ち受けていた。 初の指揮艦を操り、ロシア海軍によって黒海へ連れ去られた英国商船を奪回せよというのだ。 ハーフハイドは黒海への入口を守るトルコ要塞からの激しい砲撃にさらされながらも侵入に成功する。 だが、そこには彼に積年の恨みを抱くゴルジンスキー大公と彼の率いる強大なロシア艦隊が待ち構えていた! 海洋冒険シリーズ第4巻。 |
スペインからの刺客 | "HALFHYDE FOR THE QUEEN" | 高岬沙世訳 早川書房 NV762 \560 |
女王陛下の勅書送達使スタンレーがスペインで危機に陥った。 好ましからざる人物として警察から手配されたのだ。 救出の命を受けたハーフハイドは現地に潜入。 だがスタンレーとの接触には成功したものの、謎の一味に捕らえられてしまった。 しかもスタンレーの口から明らかにされたのはビクトリア女王の暗殺計画。 はたしてハーフハイドはこの情報を本国に伝え、陰謀を阻止できるのか? 行く手にはスペイン艦隊が立ち塞がる... |