title2.gif 海の狐ドルトンの物語 title2.gif

著者 ダン・パーキンソン (Dan Parkinson)
題名原題訳者 出版社 定価
フェイス号の巻"THE FOX AND THE FAITH"小牧大介訳 至誠堂 \1300
1777年夏、英国海軍ブッリッグ艦へレット号の一席将校パトリック・X・ドルトンは、英国義勇艦コーティザン号と2隻のスノー型アメリカ私掠船を発見し、戦闘を開始する。 しかし海軍の指揮下にはないコーティザン号は自分の拿捕回航中のスクーナー、フェイス号を傷つけたくないがために逃走してしまう。 私掠船に逃げられ、艦長も失い、廃船寸前となったへレット号をロング・アイランド基地へ連れ帰ったドルトンに、更に追い打ちが加えられる。 アイルランド抵抗運動の指導者フィッツジェラルドと面識があったアイルランド人は全員告発されていたのだった! 元部下である居酒屋店主キルレーの助けを借りて逃走したドルトンは、営倉から連れ出した荒くれ達と共にフェイス号を奪い脱出する。 行く手には、砲艦、カッター艦、私掠船、そしてコーティザン号が待ち受けていた...
フュアリィ号の巻"THE FOX AND THE FURY"小牧大介訳 至誠堂 \1450
ドルトンは国家反逆、破壊工作、傷害等の罪で追われていた。 更に逃亡中にスクーナー、フェイス号でトン数にして自艦の7倍もの艦艇や、フリゲート艦コーティザン号を撃破していた。 それから数ヶ月、フェイス号の船主ジョン・シングルトン・ラムゼーに資金提供を受け、遺棄されていたケッチ型貨物船ミステリー号の修復を行うドルトン。 密かに運び込まれた積み荷は、1門につき4トンもの巨大な沿岸砲台用48ポンド砲を5門。 チャールストンへ巨砲を密輸する鈍重なミステリー号を、フランス人の少女2人を人質に取る凶暴な海賊と、英国海軍が狙う!
フラッグの巻"THE FOX AND THE FLAG"小牧大介訳 至誠堂 \1800
ドルトンの指揮するフュアリィ号は、輸送船団を護衛する仕事を引き受け、ポースマス港へ入港した。 航海の途上、英国海軍のブリッグ艦やフリゲート艦、植民地海軍のカッター船に見つかるが、いずれもドルトンの奇策で難を逃れていた。 ホッとしたのも束の間、ポーツマス港は英国艦隊に封鎖され、特にフュアリィ号は港からも何者かに監視されている事に気づく。 屈強な水兵ミスター・フープと共に、監視していたロング・アイランド警備隊司令官フェリックス・クロニーを捕らえたドルトンは、彼がドルトン逃亡の当初から執拗に追跡してきた人物であることを知る。 クロニーの携えていた自分への告発状や、宣誓供述書を読んだドルトンは、反逆者の汚名を晴らす手段を思いつき、英国海軍と嵐の待つ大海原へと出帆する!