カヌー後ろ姿マングローブの森に囲まれた、とても静かな川。
真っ赤なカヌーを浮かべて、自然に身を任せる。
まわりの山々を映し出す水面はまるで鏡のよう。
自分の視線も水面と同じ高さ。
オールをスイーっと漕いでみる。
風がちょっとだけ、頬をなでる。
生きているな、と。
大げさでなく、感じるひととき。



生まれて初めてカヌーに挑戦しました!
ズブの素人でも、基本的な漕ぎ方を教わっただけで、10分もすれば、思いのままに進むことができます。
エンジンの音がしないので、鳥の鳴き声や、猿の鳴き声。風が通り過ぎる音、カヌーを漕ぐときの水の音がそのまま耳に入ってきます。
身を持って「自然の中にいる」ことを実感できます。


カヌージャングル
いよいよ探検モード!
ボートが入っていけないような小さなクリークでも、ずんずん進みます。
両脇にマングローブが生い茂り、昼間なのに薄暗い。水面にはタコの足のようなマングローブの根。慣れないオール操作で、苦労をする場面も。
しばらく行くと、洞窟があるというので、上陸。ひと休みかと思いきや、懐中電灯を渡されインディー・ジョーンズなりきり状態。その洞窟には「魔物」が。。。これから体験する人のために、ないしょです。「結末は決して人に話さないでください!」

カヌー小ジャングル
カヌー夕暮れ
そうこうしてクルーズしているうちに、日没が迫ってきました。
カヌーの上で缶ビールをプシュ!!
うまいっ!至福の時です。
涙が出そう。
ちょっとこのまま、じばらくじっとしていていいですか〜。
ふと気がつけば夕方。
空の色が少しずつ赤みを帯びてきて。
雲の影の部分がオレンジ色に染まります。
だんだん暗くなったなあと思ったら、一番星み〜つけた。
そしてあっという間に、空いっぱいの星空。
お月様がとてもとても明るい。


ちょっと気温も下がってきたなということで、後ろ髪をひかれつつも帰途に。
いよいよカヌーを下りる段になったら「川に飛び込んで見て!」
救命具をつけているから大丈夫。
真っ黒い川にドボンとして、あ〜キモチイイと思ったらびっくり。
自分の手の先がキラキラ光っている!
夜光虫!!! 青白い光がめちゃくちゃきれい。
はじめて見ました。
空にかかる天の川に自分の手のひらを浸けて、
星たちをなでて、かき回している感じ。

そのあと、きちんとカヌーを洗って、倉庫にしまって、ツアーは終了。
ランカウイの旅の中で一番思い出に残る体験でした。



カヌー斜め
OH! Claudia




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