地元の漁師さんの定置網船に同乗させてもらった。
朝の５時４５分に集合。慣れない早起きも、いいことがあるかもしれない。。。
読谷の漁港からいざ出発！ 出航すると慌ただしく準備に入る 案内をしてくれた漁協の人。
沖縄、九州を含めて、一番大きな定置網船とのこと。
気持ちのいい朝の海風に吹かれていると、３０分ほどで、漁場に到着。
サブのボートが網の先端の部分の作業をする
いよいよ網をたぐり寄せる。
見ているだけじゃなくて、お手伝も。
じゃまにならない程度に、ですが。
網の中を、アジの大群！が泳ぎ回っているのが見えてきて、
興奮状態。
既にまずまずの大漁。網の中をのぞき込む顔も自然とほころぶ。
左は１メートルほどのサワラ。暴れて他の魚が傷つくので、先に引き上げ、
船長さんがハンマーで一撃！そして手早く活き締めに。
下はアオリイカとフグ。
最後はクレーンで網を引き上げる。ど迫力の一瞬だ。
上がった魚はそのまま、船底の氷が入った倉庫に。
この日の漁獲量はおよど８００キロ。多い日は２トンほど上がるそうだが、
まずまずの豊漁。大半はメアジとトビウオ。
またサワラを見つけると、船長さんの活きシメ！
こちらは小判ザメ。
姿がサメに似ていて（実はサメの種類ではない）、背中の部分に小判の形をした吸盤がある。
その吸盤でクジラなどにへばりついて、近くの魚を捕るそうだ。
網はもとあったように、戻され、
また明日の引き上げを待つ。
待ち受ける網の長さは４００メートルにも及んで、
魚をおびき寄せる導き網は、２０００メートルを超える。
潮の流れに乗って泳ぐ回遊魚にとっては、
まさに一網打尽のシステム。
とれたてのメアジとトビウオを帰りの船の上で「たたき」にしてくれた。
味付けは酢味噌。沖縄特産の「島唐辛子（こーれーぐーすー）」をたらして食べる。
本当に、んまいっ！！予期せぬご馳走に舌鼓。
港につくとすぐさま、魚の選別に入る。
そして、この場でセリが始まる。
上はいかにも南国の色の付いた魚たち。
大物は高い値段で売れるそう。
半分以上の確率で「ウミガメ」や「マンタ」があがるそう。
大きなカメにまたがって、浦島太郎のような体験！は肩すかしに終わったが、わが好奇心は大満足。
