メールマガジン

 日本でのメールマガジンの幕開けはなんといっても「まぐまぐ」だ。かつて1996年から1997年頃にニフティのフォーラムに「メディアマン・フォーラム」があった。シスオペは橘川幸夫さん。橘川さんは適当に人を集めてフォーラムを始めた。僕はサブシスをやらせてもらった。一緒にサブシスをしていたメンバーのなかに田口ランディさんや「まぐまぐ」の創始者の深水英一郎さんがいた。深水さんには直接会ったことがないが、「まぐまぐ」について橘川さんとネット上で議論していたのを覚えている。それがいつのまにかあんなに大きなサイトになってしまってびっくりだ。田口さんがあんなに有名になってびっくりしたのと同様、「メディアマン・フォーラム」には<すごい>の種があったんだな。橘川さんの目は確かだってことだ。

 メールマガジンはWeb上では唯一ホットな性質を持てるサブメディアだ。一方的に送り、その返答は受け付けないこともできる。小泉純一郎氏のメルマガに世界一の読者登録数があったそうだが、あれはまさにメルマガだからできる技だ。ホームページではあのようにはならない。田口ランディさんがメルマガのみでホームページを持たないのも同じ理由だろう。返答が容易であることは読者と書き手の間に平等感を生み出してしまう。

橘川幸夫が主宰するデジタル・メディア研究所、通称デメ研のサイトはこちら

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