無邪気


 華やかな音が響く街で
 ひとり夕焼けを見つめている
 野良の犬が楽しく暮らせるレンガ道
 遠くに消えてく風船に気付いた
 
 「おいおい、それは僕の言葉だよ」
 振り向くと、眠たげな電柱が笑っている
 
 子どもの頃の思い出は、道路の蝋石
 矢印、矢印、丸、ばつ、丸、丸、矢印
 どこまで行っても、求める夢はその先にある
  

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