何種類もの木々が茂る雑木林は、
まるでモコモコのスポンジのよう。
雨や露の水分できっと大きくなっていく。
でも、スポンジは水を吸ってただ大きくなるだけだが、
雑木林の内側ではいろんな物語が生まれているはず。
リスが木の実を食べているかも。
虫が木の幹に穴をあけているかも。
鳥が枝に巣を作っているかも。
木こりが枝を伐採しているかも。
そんな数々のストーリーを含みながらも、
雑木林はただ黙って靄に包まれている。
photo by 山田玲子<じゅぴ>
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