七福神

亀戸七福神巡りツアー報告

○まずは下見、亀戸水神駅から常光寺へ行くまでに、水神社がある。うーん、こういう所も「あれは何ですか」とか聞かれるんだよな。ちょっと寄ってみよう。

○何でもない小さな神社だが、「水神社は多くありますが、正式の名前は知られていません、ミズハノメカミです」という表示板が目をひいた。ほー、ミズハノメカミ、こりゃ覚えやすい、「水は飲め神」だもんなあ。

○東覚寺。なかなか立派なお寺。しかし、ありゃりゃ、御本尊はもちろん、七福神(寿老人)も扉が閉まっている。今日の高座まで時間がないし、あまり深く取材をしている間はないのだが…。呼び鈴を押してお寺の老婦人に聞いてみる。やはり七草までしか開けていないとのこと。「当日は新聞記者の方も来るンですが」とウソを言ってみたが、やはりダメ。七福神の色紙は400円で、各寺200円でスタンプを押してくれるという。「じゃあ、当日たくさん来ますから」と言って近道、抜け道などを教えてもらったが、各寺で押してもらってると時間がないな…。ま、仕方ないや。おばさん、ごめんね。

○で、公園と公園の間を直進して東覚寺、突き当たって左を渡って香取神社。うねうねを南に向かって普門院、ぐっーーと北へ上がって、教えてもらって抜け道から天祖神社、龍眼寺、横十間川を下って亀戸天神…(地図参照)。抜け道は、←一方通行の所を、ますっぐ北へ入る道がある。行く方は探してみてね。


○そして当日。その夜からのあの大雪を考えると、まったく「晴れ男」効果は恐ろしいもので、だんだん暑くなるほどの晴天であった。ちなみに、私のここ一番の晴れ率は99.98%、これはゴルゴ13の狙撃成功率と同じである。
○参加者は33名さま。大半が女性(喜)。しかもほとんどが、東京新聞を読んでの参加とのこと。やはりマスコミの力は恐ろしい。しょっぱなからテンション上がりッぱなしで、各地で喋る、しゃべる(まあ、これが仕事だ)。そのテクを公開。実は以下のようなメモを持って歩き、ポイントからポイントの間にチラチラ見るのである。もちろん、お客さまの前で喋る時には、メモは見ない。見ながら喋るのだって難しいのだが、見ながらならダレでもやれそうに思われるのだっ。

<大公開、陽司のアンチョコ>


亀戸七福神
○室町から江戸の時代・・・江戸以前の江戸(栄え)
○七福神の歌「長き世の、とおのネブリの皆目覚め、
波乗り船の、音のよきかな」広隆寺の秦河勝の悪夢を払うため。
○吉祥天(涅槃教)<黒闇天
(ラクシュミー/ビシュヌ神から、太陽の後に)
○常光寺(曹洞宗)
・行基作という阿弥陀像>東大寺大仏建立
・寿老人>道士の服。ゲンロク・2000年。(乙女座のα・κ)太平の時のみ見える。
○東覚寺(真言宗)弁財天のぞける。
・享禄4(1531)成立
・弁財天(サラスバティー)
○香取神社(天智天皇)藤原鎌足が太刀を
(大化の改新)>蘇我
・大黒天(マハーカーラ)(シバ神)>創造と破壊
台所の神、大国主のミコト袋(ニニギ以前の支配 最澄が伝えた(比叡山延暦寺に残る三面大黒天)
打ち出の小槌/ネズミが使い
・恵比寿神(蝦夷)? えべっさん エビス石・ドザエモン)
(イザナギ/イザナミ)>ヒルコ
○普門院(真言宗)
・大島伯鶴の墓。
・梵鐘後(堀部妙海尼が)
・伊藤左千夫の墓
・毘沙門天(多聞天)(四天王・ジコク・増長・広目・)
シュミセン・元は財宝の神
物部戦、足利/上杉・楠木は両親が…多聞丸
○天祖神社(1400年ころ)
9月に流鏑馬
・福禄寿 福助(吉原桔梗屋)1804
○竜眼寺(天台宗)1395年
・「濡れて行く人もおかしや雨の萩」(芭蕉)萩寺と呼ばれる
・落合直文の碑文(萩の舎)明治36没
・布袋尊
916年ころ、揚子江のあたりで死(カイシ)契此 (弥勒菩薩の化身?)
・京都では5福神?

○↑これだけで2時間しゃべり続けるワケだから、立派? なにしろ、カンジンの七福神の姿が見られるのは、東覚寺と龍眼寺だけなんだから。

○雪の残る道を歩きつづけ、たどりついたのは、亀戸天神。ここで、確かめておいた社務所の休憩所に腰を下ろしていただき、菅原道真の悲運を一席。「道真公は、間民苦使をおいて民の苦しみを聞き、省庁を統合して行政改革を断行、遣唐使を廃止して税の無駄使いを無くし…。しかし、藤原時平の讒言により、太宰府へ流されたのでした…こちふかば、におい起こせよ梅の花…」。

○ちょっと涙を誘いつつ、「橋本さんもこのツアーに参加して欲しい」で拍手をいだだく。うーん、うまくいった。今日来ると言っといてこなかった日経新聞の記者は一生の損をしましたねえ。

○ツアー参加者は、この後、両国亭へ行って、落語・講談をお楽しみいただきました。

○てなわけで、レポートはおしまいなんですが、ちょっと読みにくい? 説明不足? ご意見いただければ、幸いです。

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