■◇■僕のおしゃべり 00.08.11 Vol.9 飛ぶ教室

 今年も飛ぶ教室が無事に終わった。飛ぶ教室に参加した人たちはそれぞれに友達になり、それ以降もつき合いを続けている人が多い。先日も二年前の参加者からメールが来た。第一回の飛ぶ教室で仲良くなった人と会うのだそうだ。今年の参加者もメーリング・リストや掲示板を作って交流を楽しんでいる。関西のメンバーはもう同窓会をしたのだそうだ。

 飛ぶ教室はインターネットがなければ成り立たないイベントだ。ほとんどすべての告知はネット上でおこなわれる。

 会ったことのない人にメールやホームページの告知だけで会いの来るというのは、考えてみればすごいことだ。人と人が出会うためには数年前までは仲介者が必要だった。ところがインターネットの発達で会いたい人にダイレクトに会えるようになったのだ。

 人と出会って、深いコミュニケーションを取るためには、相手がどのような人かを把握する必要がある。どんなことを考えているのか、何に関心があるのか、どんな風に物事を感じる人なのか。それらを知ってからでなければ、なかなか深い会話はできない。ところがネットの発達によって、ある程度相手の関心などがわかってから出会えるようになった。出会うまでに相手の興味などを知り、実際に出会ったら、そこから先の深い話をする。

 話は飛ぶが、現在愛知万博の環境会議を企画している。施設の規模が縮小され、実際に万博が開催されるのかどうか微妙なところだが、21世紀の万博は大きな施設を見に来るのではなく、そこに集う人々が本当の意味で「出会う」ことのできる万博にできないかと考えている。「出会う」ことが第一義であれば、施設に金をかける必要はない。

 ところで、ある参加者から飛ぶ教室の効能が書き送られてきた。

・気がつくと、「ヒー」とか「フー」とか歌っている・・・。
・クサクサしはじめると、勝手に身体が体操もしくは踊りを始めている・・・。
・変な(自分が別のひとになっていたり、別の時代だったり)夢を見る。
・落ち込みからの回復が早い。

 これを読むと当初の飛ぶ教室の目的は達しているようだ。

 参加者からは多数のお礼のメールをいただきました。ありがとう。

 来年は7月27日(金)から29日(日)の予定です。

 詳細は来年の五月頃発表します。

    

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