■◇■僕のおしゃべり 00.10.26 Vol.11 メディアはどうするか

 おひさしぶりです。ここのところBUCHAN通信さぼり気味で失礼しています。現在「ヌースフィア」に関しての本を執筆中です。もうしばらくさぼることになるでしょう。よろしく。

 昨晩ニュースを見ていたら、インターネット音楽配信会社の元社長が逮捕されたと報道された。今年の頭に不自然なくらい豪勢なパーティーをやっていた会社だった。モーニング娘。だとか、浜崎あゆみ、鈴木あみなど、年末特番でもやっているのかと思うような豪勢なメンバーで発足パーティーをやり、それをニュースで流していた。

 以前その会社の発足パーティーがニュースになったとき、とても不思議に思えた。会社の発足パーティーがどうしてニュースになるのか? もっともインターネットの急速な発展を示す事例として取り上げたのだろうと考えた。ところが昨日のニュースによれば、どうもその会社の資金源は暴力団だったそうだ。もしその会社が成功していれば、その会社の利益が今度は暴力団の資金源となっていたはずだったと報じていた。

 ここで疑問なのは暴力団の資金源になりかけていた会社のPRを各局のニュースがしていたことだ。それに対しての責任はどうなるのだろう? ニュースは公共の利益がない場合、どんな内容でも流しては行けないのが原則だ。ところが暴力団の資金源になる可能性のある会社の告知をした放送局はどんな責任を取るのだろう? それともそんなことは気にせず「まっ、いっか」て感じで時は過ぎていくのだろうか。別に誰かを辞めさせろとか、減給だとかまでする必要はないだろうが、一般の人々のお金を暴力団の資金源にさせかねないような報道をしたことへの謝罪はあるべきだと思う。

    

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