MACHINE :PC9821 Xa10/K8改 SCSI I/F:I/O DATA SC-UPCI (symbios 53C875 chip 搭載) OS :Windows 95 OSR1 で動作を確認。
Windows 2000 では、VueScan(シェアウェア。)という汎用スキャナドライバで認識・動作が可能。
![]() |
ドライバの段階での補正は露出とガンマ値、ピントのみで、極めつけにマニュアルでの色調整機能を全く搭載していないため、ひたすら自動モードにお任せ仕様になっています。よほどドライバの出来に自信があったのでしょう。実際普通のスナップ写真の範囲なら驚くほど手間いらずです。 6コマの連続プレビュー・取り込みに対応しているのは、当時としては画期的だったらしいです。 |
撮影データ Title : 高揚力研究機 X1G(SAAB Saphir91B kai) Date&Place : かがみがはら航空宇宙博物館 98年9月初旬 Kagamihara AeroSpace Museum at Sep 1998 Camera : Nikon F301 + SIGMA 24-50mm Zoom Scanner : EPSON FS1300WINS相当 1200dpi(Maximum) Retouch : ImageFilter v5.9 & StudioMap JTrim Ver.1.20 Copyright : Taken and edited by Albatros (albatros@t3.rim.or.jp) Source : Contrail http://www.t3.rim.or.jp/~albatros/ Comment : 防衛庁技術研究本部のSTOL技術研究に使用された機体。 原型はSAAB-SAPHIR91Bという初等練習機で、日本には この1機のみ研究用に輸入された。 ヒストグラム ![]() 開発元であろうコニカのISO400・ネガのフィルムを使い、ヒストグラムがRGB 共に比較的なだらかな画像だと、ほぼ補正要らずの絵を出力してくれます。 解像力に関しても、天井の鉄骨や飛行機の細部を見た限り、CoolscanIIIを1350dpi で使用したときと比較してもそれほど気になりません。 |
1200dpi 全パラメータをデフォルトで取り込み・縮小。
![]() ※ 画像中の黒い帯は、スキャナ内蔵のターミネータを使用していて載ったノイズで、外付けのターミネータに切り替えるとこの現象は止まった。 |
ヒストグラム![]() 狭い範囲にR/G/Bそれぞれのヒストグラムの山が集中している (ドライバのアルゴリズムで、山の位置やピークをそろえているのか?) 影響なのか、カラーバランスが崩れて全体に茶色がかぶっています。 空の色が全くでていないので、主にB(青)チャネルのトーンカーブ修正で対処します。 |
Bトーンカーブの修正 ![]() トーンカーブをS字型(鮮やかな青はより強調され、地味な青はより地味に)に修正し、青系統のコントラストを上げる。同時にヒストグラムで青のレンジを右に詰める。 赤・緑については多少直線の中心点をくぼませる・ごくわずかに逆S字(効果はS字型と逆)にする程度の微調整を行う。 |
修正後のトーンカーブ・ヒストグラム"
![]() |
![]() ↑が修正後の画像。CoolscanIIIでスキャンされた同一ネガの画像より若干地味ではあるものの、色に関してはそれほど遜色のない画像が出来上がる。 ![]() 修正後のヒストグラム。元画像のそれと比較して、赤(R)が左に、青(B)が右にずれていることが見て取れる。 |