9600(北海道型その1・珊瑚模型店ベース)




けっこう珊瑚の9600は、仕掛りジャンクが良く出てくる。オークションだと非常に安いし、珊瑚のパーツは小林さんに頼めば探して分売してくれるので、欠品があってもそれほど不安がない。ということで素材が結構溜まってきたところで、にわかに北海道もマイブームになってきたので、ある程度まとめて北海道型の9600を作ってしまおうという気分に。10年前の九州型の時もそうだったが、珊瑚のキットはプロポーションは悪くないのだが、パーツやエッチング帯、リベットなどの位置がなんか妙。スケールの特定番号にしようとすると、途方もない手間がかかってしまう。ということで、今回も典型的なスタイルごとにプロトタイプの平均値を描いて、その仕様でまとめることにした。まずは珊瑚オリジナルの「後上」タイプ。北海道にもそこそこいるが、なぜか道東・道北に多い。大体組上がったところで約一年放置していたが、2018年の春を前に3輌まとめて塗装してひとまず完成。一気に鉄道模型芸術祭で3兄弟のデビューと相成った。

(c)2018 FUJII Yoshihiko


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