9600(北海道型その2・珊瑚模型店ベース)




北海道の9600というと「前上」タイプが結構多いのが特徴だが、忘れてならないのは「後上」みたいではあるが、キャブとエアタンクの間がちょっと開いているタイプ。これはほとんど北海道にしかいない。他地域にいるのは、北海道から転属した車輌である。16番の頃から、このタイプの北海道型9600は欲しかったのだが、製品化されたことがなかった(2017年に至って、IMON製の12oと珊瑚製の16番が発表されたのだが)。やはり珊瑚キットのオリジナルベースの次に作るのはこれだろう、ということでさっくりまとめてみた。北海道の9600は、何だかパイピングが少なくヌルっとした感じなのが特徴なので、ディテールは控え目にしてシンプルな北海道らしさを目指してみた。とにかく国鉄でも北海道の9600は「産業機械」のように実用一点張りで酷使されたイメージがあり、それを模型でどう現すかが難しいのだが。

(c)2018 FUJII Yoshihiko


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