C57(144・Models IMON)




Models IMONのC57シリーズ。北海道カマの第一弾は、岩見沢の144号機。北海道というと、密閉キャブ化というイメージのある人も多いと思うが、密閉キャブ化が行われたのは、C57やD51がまだバリバリ第一線級で。C51やD50が主力だった昭和30年代前半までで、それ以降の転入機は、そこまで手をかけて改造しなくなった。特にライトパシフィックの場合、密閉化すると、キャブが重くなりすぎて、ちょっとバランスが悪くなるので(それがヘビーデューティーでいいという面もあるが)、個人的にはノーマルキャブのままのカマのほうが好きだったりする。他にも144号機は、北海道の機関車にはつきものの、扇形のボイラ上の手すりがないとか、踏段改造など北海道らしいところと、そうでないところが混在しているけっこう個性的なカマだし、調子が良かったせいか、非常に良くやってくるカマでもあったので、岩見沢のパシフィックの中では、けっこうなつかしい一台でもある。

(c)2012 FUJII Yoshihiko


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