D51(重装備A・乗工社)




乗工社のD51が、最初に生産されたときのロットには、A・B二つのタイプの、長野工場型集煙装置を取り付けた「重装備型」のモデルがありました。A・Bの違いは、重油タンクの位置で、Aがテンダー装着、Bがボイラー上装着となっていました。そもそも、個人的には重装備型はあまりワクワクしないし、ましてや長野工場型となると、というところもあるのですが、あにはからずして、このAタイプにはちょっとしたコダワリがあります。実は、長野機関区から人吉機関区に転属した587号機がこのタイプで、集煙装置、重油タンクとも、姥捨仕様のままで活躍し、矢岳越えの異端児として、けっこう人気があったのです。ということで、手ごろなタマが出たら入手しようと思っていましたが、やっとめぐりあいました。今では、Models IMONから、標準的な山線仕様も出ていますので、バリエーションという意味では、仲良く楽しめそうです。

(c)2009 FUJII Yoshihiko


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