D51(標準型・乗工社)




最近では、1/87・12mmも、スーパーディティーリングのほうに向っている製品や作品が多いのですが、HOn3-1/2の醍醐味は、引きで見た「プロポーションの良さ」にあると思います。ぼくはもともと、ティーンズの頃、蒸気終末期に行った撮影旅行で、堪能しきれなかったモノを、模型で永遠に追体験したい、という願望から、鉄道模型を始めました。そんなワケで、模型はクローズアップより、景色の中で引きで見るのが基本です。そのアタりは、日記のフォトセッションでもご理解いただけると思います。となると、やはり乗工社のD51は、ひとつの理想です。ディティール的には、かつての安達-カツミのシュパーブラインに毛(空気作用管?)がはえた程度のものですが、プロポーションの良さという一点で、これほどイメージが変わるのか、という実例ということができるでしょう。

(c)2006 FUJII Yoshihiko


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