「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2009年5月-




5月31日(日)

ガキの運動会で、一日ツブれて、鉄分なし。今月も、これでやっと終わり。来月は、夏のJAMに向けて、車輌もレイアウトも、本腰をあげて整備せにゃあかんなぁ。まあ、「お気楽に楽しむ」のがテーマなので、シャカリキになって目を血走らせて、という筋のものではないので、まだ気が楽。とはいっても、そんなに時間に余裕ができるとは思えない状況なので、それなりに気は引き締めていかないと。ということで、また来月

5月30日(土)

昼はガキの運動会、夜はリハなしでライブとメチャクチャ忙しい予定だったのが、運動会が雨天順延で、ちょっと余裕。とはいえ、昼はライブのリハに振り変わったので、鉄分なしは変わらず。ということで、天気も悪いし、ありネガ(手持ちの写真を流用するのは、ポジでも「ありネガ」って言うなあ。前に使った完成素材を流用するのは、映像も「在版」っていうし。まあ、業界用語ですね)にて御免。こうやって撮ると、なんか昔のTMSのレイアウト記事みたい。

5月29日(金)

最近、Webに載せている写真を使用したいというmailがけっこうくる。もしかして、と思ってGoogleの画像検索で、いろいろキーワードを入れてみると、なるほど出るは出るは。これが出るだろうな、と思って検索をかけると、たちまち上位に出てくる。はは〜ん、こういうワケだったのね。ここのWebは基本的に、検索エンジンには強力にひっかかる構造にはなっているのだが(最初期のHTMLによる論文データベースと同じ構造)、画像検索も「近くの絵にヒモづける」というだけで、検索のロジックは同じみたい。

5月28日(木)

某中古店に、件のP社製蒸気が早速登場。C62は、いろいろなところで見かけるが、なんと発売されたばかりのD51も。値段もかなり強気で、○天の新品より高い値付け。まあ、そういう店だけど。でも、これってカード換金なのかな(確かにその店は、カード換金屋が多い地域にある)。それとも、予約していたから買ったけど、さすがに見れば見るほど我慢できなくなって売っぱらうのかな。いったいどっちだろう。どっちにしろ、P社らしいといえばそれまでだが(笑)。

5月27日(水)

それにしても、ユーザーが模型に求めるモノは、話を聞いてみると本当に千差万別で、メーカーやってるヒトは全くもって大変だと思う。模型ファンの場合、必ずしも実物の鉄道ファンというワケではないコトが多いため、求めている「面影」が、実物そのものでなく、その人の思い入れだったりすることもある。あるいは、ひたすら工芸品としての完成度を求めて、実物以上の精度(真っ直ぐ、直角にパイピングが通っている蒸気機関車なんて、現役ではいないんだけど)を要求するヒトもいる。各々のニーズに合わせて、特製品で作るならいざ知らず、ある程度の数の相手を「満足」させるなんて無理に近い。まあ、けっきょくは作っている当人が納得するという基準しかないし、そうすると作る側の「鉄道への思い入れ」の多寡がポイントということになる。まあ、昔からの模型業界を振り返ってみると、納得できる感じではあるが。

5月26日(火)

模型店での雑談。最近の模型界は、ユーザーに「裾野」がなくなっちゃったんじゃないか、という話。リトルリーグは盛んだが、草野球をする野球少年がいなくなってしまったように、コアなファンこそ相変わらずだが、その周辺のライトユーザーがいなくなっちゃった感じ。車輌やレイアウトを「作る」ヒトや、ひとかどのコレクターなど、ハイレベルなマニアは、もしかすると全国で500人ぐらいで、その面々さえ顧客リストにあれば、ハイエンドモデルの商売は安泰で出来ちゃうんだろうね。

5月25日(月)

陽気に誘われて、ふと思い立ち、ちょっと足を延ばしてあまりいかない模型屋を覗いてみる。すると、そこのジャンクコーナーに、今年のJAM企画で使えそうな車輌がたくさん出ているではないの。しかも極安。ある程度は車輌を確保していたものの、もうちょっとネタが欲しいと思っていただけに、これは大ラッキー。これで、あとは作るだけ、という感じ。

5月24日(日)

夏のJAMに向けた、HOMP新企画の接合会。今年の展示は、モジュール製作の技法を使って、固定式レイアウトを分割して製作し、持ち寄ることで固定式のクラブレイアウトを実現しよう、という、全く新しい鉄道模型の楽しみ方の提案がテーマ。HOスケールフル規格16.5mmで、ユニトラックを使用し、仲間さえ集まれば、固定式レイアウトも簡単に手に入ることを実践してみせる展示。オマケに、ただ走らせるだけでなく、大人の楽しみ方を含めて提案しようという次第。そのあたりは、当日まで請うご期待。

5月23日(土)

模型店にて、P社製の16番 スーパーディティールを称するD51を見る。確かによく作りこんであるのだが、なんか違うぞ。前のC62の時もそうだったが、凝って作っているワリには、実物の特定番号機には似ていない。なんか、実機への愛情というか、コダワリが感じられないのだ。ディフォルメしてあっても、オーバースケールでも、作ったヒトのある種の思い入れが感じられれば、それはそれで納得するものがあるのだが、なんか「仕事でやってる」という感じがしてしまうんだよね。で、それが40万以上というのだから。ねえ。

5月22日(金)

このところ、景気の関係もあるのか、けっこうタマの動きが出てきた。今週も、けっこう面白いものがちょこちょこと出ていた。動くものは、それなりに速く動いていたし。ま、こっちが狙うタマは、もはやそう簡単には出てこないだろうから、そんなに焦らなくてもいいんだけど。でも、ちょっと気を惹くものが安く出てたりすると、出会い頭の衝動買いはあったりして。で、客車一台(笑)。

5月21日(木)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」コンテンツ制作。この数ヶ月の延長上で、90年代の鉄分の薄い頃のカット。京都旅行中に、嵐電太秦駅(現・太秦広隆寺)で撮影した4コマ。これ、続けてきた上り下りの電車を、連続的にとった続きの4コマなんで、ほんとに5分もしない間に撮影したもの。このシリーズ、最短時間記録。そもそも、連続するコマを続けて出したことないし。ということで、今月も早めにアップロード。

5月20日(水)

ということで、一日遅れ(かな)で趣味誌立ち読み&「とれいん」は入手。特集は「私を趣味人にした模型」。久々に、「とれいん」誌らしい切り口の特集といえる。中身も個人的に親しいヒトがいろいろ出てきて、けっこう面白い。ぼくの場合、なんなんだろうね。前に16番やっている時のネタになるだろうが、正統的にいえばシュパーブのD51なんだろうけど、これじゃつまらないな。ちょっとヒネって、宮沢のC57かな。改造のベースとして、C55とか、C574次型とか、高校時代に色々つくって、ある種ぼくの工作技法を確立させるのに一番貢献した感じだし。

5月19日(火)

今日が、趣味誌の店頭発売日だと思うのだが、忙し過ぎて買いに行く時間がない。こういう巡り合わせになるのもけっこう珍しい。一日早く手に入ったから何なんだ、といってしまえばそれだけのことだが。まあ、習慣というか、惰性というか、そういう感じなんだろうね。

5月18日(月)

模型店の店頭に、TOMIXのNゲージ「C57135号機」近日発売のポスター。TOMIXの蒸気といえば、初回ロットだけで消えてしまった初代のC57、他社とカブってしまった9600と、歴史的に「鬼門」なのだが、今度は三度目の正直となるか。最近TOMIXが得意とする特定番号機で、出来もかなりのモノのようなので、値段さえ手ごろなら(15000円ぐらいらしい)まあ行けるかな、という気もする。ところで、C57135号機って「JR東日本模型化許諾申請中」なのね。車籍がないから、財団の持ち物かと思ってたけど。でも、国鉄型保存車輌も許諾の対象にするって、なんか悪しき前例になるのでは。

5月17日(日)

久しく走らしていなかったバックマン製の米国型HO蒸気を出してきて、通電してみると、なぜかモーターが空回り。構造図をみると、ベルト伝動になっている部分があるので、その辺の問題かと思いバラそうとするのだが、これが一筋縄ではいかない。ハメてあるだけの筈の部分が接着してあったり、弾力性がある素材を使うべきところが普通のプラスティックで、普通に分解しようとすると折れてしまうし。メンテナンスを全く考えていないのは、さすが中国製というか、Nのマイクロエース製品を思わせるなあ。

5月16日(土)

来週の接続会に備えて、ひとまず線路部分だけは完成させる。というより、線路のOKが出ないと、恐くてシーナリー作りのほうに進めない。複数の人間で、分け持って固定レイアウトを作っているようなものなので、いかに前に一回実際にアタりをみた上でケガいているとはいえ、製作誤差もあるし、エンドレスの分、全体でウマくつながるかどうかという問題もある。ベテランが多いメンバーとはいえ、新しいことをやるときには、やはりトラブルはつきもの。ということで、ひとまず自分の持ち分は走らせられる状態になる。後は来週。

5月15日(金)

中古通販にて、12mmのちょっと珍しいモノが出ていたので、オーダーしたのが届いた。中古通販はリスクが高いけど、何度か買ったことがあるところなら、およそ値付けや対応がわかっているので、ワリと安心して購入できる。今年はけっこうローペースだな、と思っていたら、ここに至ってけっこうタマが出だした感じ。気がついたら、294輌目。300輌近し。夏ごろか。

5月14日(木)

とある模型店に入ってゆくと、店主が客の粘着質な困ったちゃんに、からまれ中。KYというか、傍若無人というか、こういうアスペルガーで躁鬱気味のヤツは、模型店にはけっこうよく出没するのも確か。前から、営業中にしつこく電話をしてくるヤツとか、迷惑している話はよく聞いたが、実際にやってくると、一応客でもあり、相手をしなくちゃならないというのは、ホントにご愁傷さま。それに、最近では秦野の「プロショップますだ」の事件があっただけに、気分の問題だけでなく、ほんとに命懸けの対応を迫られているワケで、模型屋も楽じゃないワナ。というわけで、こっちももしものことがあるといけないので、心配になって、その客が帰るまで店内にいて、目を光らせてしまいましたとさ。ま、それでも買ってくれればいいんだけど、こういう客に限ってけっきょくヒヤカシだったりするし。参っちゃうよね。

5月13日(水)

このところ、「蔵出し」に伴う趣味誌・書籍の大量放出が比較的多い。とはいえ、こっちはもう、雑誌はほぼ揃っちゃっているので、ムックや書籍が出てこないと、食指をひかれない。そんな中で、ぽつんと臼井茂信氏の「国鉄蒸気機関車小史」があるのを発見。おまけに安い。通常の趣味誌のバックナンバー並みの値段じゃないの。内容自体は、その後のいろいろな書物でフォローできるモノだが、やはり名著なので持ってはいたい。そういう意味では、なんともお買い得な値段だなあ。

5月12日(火)

溝の口から田園都市線に乗る用事があったので、ついでに複々線化の進捗具合をチェック。7月からなので、躯体は出来上がっていて当然だが、まだ線路のつながっていないところや、線路の上に安全柵が設置されているところなど、ワリとのんびりした雰囲気。基本的には路線別複々線ということだが、構造上は、上り線については、二子玉川駅を出たところに田園都市線・大井町線各々の間でバイパス線があり、種別方向別の運用が可能な配線である。朝ダイヤなら、溝の口-二子玉川間で、先行各停二本抜きも不可能ではない。中長期的にこの辺の運用がどうなるのか、大いに気になるところではある。

5月11日(月)

日経MJ、堂々の一面特集は「観光トレイン 若者路線快走」と題して、南海高野線の「天空」号、JR九州の「SL人吉号」をはじめとする、リゾートトレインの特集。これは、いわゆる「鉄」記事ととるべきか、運輸・観光業界のマーケティング関連記事ととるべきか、なかなか判断が難しいところもあるが、ユーザーサイドの話より、列車の話のほうが圧倒的に分量が多いところが、なんともクサい(笑)。記事の体裁はさておき、記者には、「取材と称して現地に行きたい」というモチベーションが強く感じられる。日経としては、新聞業界の「鉄分No.1」の座は譲らないぞ、というところだろうか。

5月10日(日)

暑い、快晴の週末。本日は、イベントのはしご。まずは地元。本日から始まる世田谷線40周年記念イベント協賛の運転会に、玉電モジュールの皆さんが参加するというので顔を出す。初日、始まってすぐということで、まだ人出は少ない。今回は、前回とは異なり、エンドレスでこじんまりとした展開。シェフ、原嶋さんに加え、謹慎中のはずの「あのお方」の姿も。いいのかな(笑)。いろんな店で見かけたという情報も、実はよく聞いているのだが。ついで、浜松町の鉄道模型市へ。こちらは、例年同様、掘り出し物探しというよりは、出展している知り合いとのご挨拶・雑談のほうがメインな感じ。ということで、無料入場になってワンテンポ置き、人波が落ち着いたアタりを狙って行く。それでも、地鉄モジュールのほうで使えそうな、車輌とストラクチャのジャンクをGETできたので、そこそこ収穫ありというところだろうか。挨拶しまくりの一日でありました。

5月9日(土)

JAMに向けて、レイアウト製作の準備。今回は、KATOのユニトラックベース(ということは、フルスケールHO)なので、使用するユニトラックの塗装から。松・謙さんが、JAMで実演していた、ユニトラック自体を塗装して「雰囲気」を出す手法を取り入れ、土色に塗る。塗料は、ターナーのグレインペイントを利用。グレインペイントの場合、塗りムラをウマく利用して地面の表情をつけるのがポイントののようなので、薄めのを何度も塗り重ねて表現するのが、結果的には一番効果的なようだ。この場合、塗料のベースの関係から、直接水で薄めるより、タミヤの水性アクリル用溶剤を利用して薄めるのが、乾きも早く、にじむ感じもいいようだ。

5月8日(金)

この一月ぐらい、いろいろな中古店でHOn30のナローの出物をよく見る。同じヒトが出しているのか、偶然の一致なのか、その世界で何かあったのか、そのへんはよくわからないが、大量出品をあまり見ないモノなので(大量に出ても、ウィンドウをあまり占拠しないということもあるが)けっこう目立つ。ぼく自身は、そっち方面は手を出していないので(その昔はさておき)、だからどうのこうのということもないのだが。そもそも、出ている車輌がレアなのかどうかすら、よくわかっていない世界なので。

5月7日(木)

珍しく、12mmの地鉄電車系の出物。今年はJAMの出しモノが「田舎電車モジュール」ではないので、即戦力ということではないが、身内の運転会をやる予定はあるので、ここは一応押えておく。まあ、この辺りの製品は、タマが出てくることが少ないので、状態と価格さえOKなら、納得ですね。単行モノなので、ありもののデコーダー積めば、一丁上りということで。

5月6日(休・水)

連休最終日。昨日からのぐずついた天気が続き、今日も雨。そんな中で、ふと思い立って「超なんちゃって写真」にトライ。去年、ガキと鉄博に行ったとき撮ったカットを、模型で再現しようというもの。もともとは、実車と模型とを並べて、今年の年賀状のネタにしようと思ったのだが、年末の時間切れで、あえなくアウト。でも、面白そうなので、その時のガキの格好を再現した人形だけは作ってあった。これを引っ張り出してきて、簡単にセットを作っての撮影。コレばかりは、元が屋内だけに、逆に曇りの日の陽射しでないといけないのだ。ということで、皆さんおなじみの記念写真スポットを再現。実はこれ、マイクロニッコールの、ほぼ一番寄ったフォーカスなんだよね。

5月5日(祝・火)

千葉から帰ってきて、今夏のJAMでのHOMPの出し物の準備を開始。とにかくやり始めたら、創発的に今までになかった世界が出来上がってしまったので、「大人のための新しい鉄道模型の楽しみ方の提案」というのが売り物。コロンブスの卵ではあるのだが、メンバーの趣味歴の中でも前例のないような遊び方。ある意味では、JAMの趣旨にはよく合致しているかもしれない。もったいぶるようだが、詳細は見てのお楽しみ。夏を待て。

5月4日(祝・月)

祝日法改正後の「みどりの日」。最近の祝日の変化は、カレンダーで確認しないと、よくわからないところが多い。さて本日は、前回残ってしまった千葉の庭の手入れ。例の高速料金割引以来、ちょうどオンシーズンということもあり、千葉方面の渋滞は半端でないので、日帰りはあきらめ、前日入り、翌日朝帰りの、2泊スケジュールで対応。夜は、かなり時間があったので、80年代末から、90年代半ばぐらいの「とれいん」誌のバックナンバーを読みあさる。やっぱりこの頃は、松本氏・平井氏ともに、もっとも精力的に活動していた感じで、内容的な充実ぶりは、今読み返してもかなりのモノがある。そういえば、FABのWebに掲載中のエッセイ。今回のは濃かったなあ。読みはじめに想像した倍ぐらいの分量だし。松本謙一さんには、まだまだ活躍して欲しいところですね。

5月3日(祝・日)

連休後半に突入。高速道路は1000円ポッキリが効を奏して、大渋滞とのこと。ガソリンが上がれば、足が止まり、高速料金が下がれば、どっと人出が増える。なんともわかりやすい人たちですね。マーケティング以前(笑)、高度成長期の消費者そのまま。きっと、団塊世代とか、昭和20年代以前生まれの人たちが、一番顕著に反応してるんでしょうね。そんなこんなで連休モードですが、応急再生した二台に登場してもらいました。C57の複線って、なんでしょうね。大分電化前の日豊本線小倉口だと、線路容量が逼迫したところから、部分的に駅間を複線化してたりしたので、事例がないワケではありませんが、SLブームの時期だと、やはり最末期の筑豊本線ぐらいかな。手持ちのシャッタースピードを確保するため、絞りを開き気味にしなくてはならないので、思い切ってバックはぼかしてしまいました。このほうが、構図的には楽なんだけどね。

5月2日(土)

Models IMONの、いわゆる「棺桶ケース」。木製のがっしりした外枠の中に、スポンジを固定した厚紙製の取っ手付き内枠が入っているヤツ。蒸気機関車の模型の保管には、いろいろな意味で最適だし、ハンドキャリーでの長距離移動など、細かい振動が多いときにも安心感があるので愛用している。が、最近IMON製品自体が、内箱・外箱のダブルパッケージになったせいか、再生産していない模様。原宿店でも、在庫がないので、取り寄せてもらった。これ、キットを組み立てたヤツには必需品(キットの箱にスポンジを押し込むのは、対衝撃性に難がある)なのだが、このままディスコンなんてことないだろうねぇ。

5月1日(金)

模型とは別の世界だが、その世界では名の知れたクラフツマンのヒトと酒を飲んでいて、実はぼくはジオラマも趣味で、という話をしたら、けっこうその手のモノには興味を持っているとの話。いろいろ話ていくうちに、ジオラマを作るには、単なるミニチュアだけではなくストーリー作りが必要で、ここが建築模型と似て非なるところだという結論に。スタティックな具象画とストーリーマンガの作家性の違いではないが、工芸的なものづくりだけでなく、その背後にあるストーリーまで作らなくてはいけないところが面白いし、その世界のマニア以外にも訴求力を持っているのだなあ、と改めて発見。これって、創る側の人間のタイプの違いでもあるんだろうなあ。


(c)2009 FUJII Yoshihiko


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