hobby diary

「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2010年12月-




12月31日(金)

続いて、趣味業界全体の概観。そういうワケで、今年は「外の人」と「中の人」という、二つの視点から趣味界を見る経験ができた。実は、この二つが大違いというところが、今の鉄道趣味界の問題を象徴しているといえるだろう。そこの書店でも、専門誌、ホビー誌のコーナーでは、鉄道関係の雑誌・ムックが次々と創刊されて平積みにされており、超不況の雑誌界では、異彩を放っている。一般人の目から見れば、なるほど鉄道ブームで、ここだけは活況なんだ、と思うだろう。ある意味、それは間違いではない面もあるが、その勢いを享受しているのが、今までの鉄道趣味界とは全く違う主体であるところにこそ、問題がある。鉄道ブームと既存の鉄道趣味界が結びついていないというのが、中から見た構造的な問題なのだ。もちろん、この状況に対し、既存の鉄道趣味関係の方々の中にも、何とかしたい、何とかしなくてはいけないと考えて努力されている人たちがいらっしゃることもよくわかった。しかし、それは新しいマーケットにもウィングを広げる話であり、昭和30年代以降続いてきた、日本の鉄道趣味のあり方が、すでに大きく変わってしまったことは間違いない。しかし、変化は危機ではなく、機会である。この構造変化は、殻を破って大きく飛躍するチャンスであることも間違いない。来年は、このあたりの「断層」が深刻になる分、かえって面白い展開が出てくる可能性もあるだろう。

12月30日(木)

さて、今年もあと二日。今年の趣味関係の総括といきましょうか。個人的な生活面では、なんともツキのない、とほほな一年だったが、こと趣味関係ではなかなか充実した展開、というより、趣味方面でけっこういろいろと忙しかった一年だったといえる。出戻って以降では、最も趣味関係に深入りした年なのは間違いない。まあ、JAMの理事を拝命したのがその最たるものだし、結果的にいろいろ経緯はあったものの、無事に夏の国際鉄道模型コンベンションを開催できたというのは大きかった。その関係から、いろいろと派生的に繋がってきたモノも多く、趣味関連に取られる時間は長いのだが、個人的な趣味に没頭する時間が取れないという不思議な状況になったこともしばしば。結果的に工作そのものにかける時間は少なかったが、車輛数の増加は、一年で41輌と、例年になく多い(もっとも、貨車が多いのだが)という結果に相成った。2011年は、12mmをはじめてから丸十年という、記念すべき年。はて、どういう展開になるのでしょうか。

12月29日(水)

この年末は、休みを早目から取っているワリには、特別な予定とかもないので、ゆったりとしたペースで進められる。毎日、ちょっとづつ時間が取れるので、本日もジャンク再生作業。残ったのは、スクラッチで作ったと思われる貨車3輌だが、これが金属、木材、プラを組み合わせたミックスド・テクスチャーの作品。これまた雑な手塗りなので、どうしようかと思ったが、金属部分の破損はハンダで補修し、塗装はどうしようもない部分のみペーパーでそぎ落として、オーバーラッカーで仕上げてしまうことに。この点、黒一色の上に後からウェザリングでゴマかしの利く貨車は有利か。12mmとは思えない、トイっぽキッチュない感覚が特徴なので、それを活かして修理するというのも、なかなか稀有な体験。まあ、フリーっぽのも、決して嫌いではないし。ということで、今年の細工モノはこれにて打ち止めかな。

12月28日(火)

調子に乗って、ジャンクでまとめて手に入れた貨車の中から、今度はブラス製のヤツを再生しようかと、手にとって熟考。で、結果は手の施しようがないということで、まずはシンナープールへ。前のB6と出所は同じようで、ポロポロとパーツが取れてくる。基本部分の組みは、決して悪いワケではないのだが、ディテール加工と塗装がどうしようもない。これなら、取れそうなヤツは全部取っちゃって、やり直したほうが早い。ということで、これは剥しまで。工作は、来年だな。

12月27日(月)

JAM方面の業務で、趣味界、特に蒸気機関車の撮影に関して、撮りまくっていた高校生の頃、大いに影響を受けた写真集団の方々と打ち合わせする機会を持つ。個人的には、当時の「初心」を思い出し、興味津々で、大変楽しくお話ができた。ぼくらより、ちょうど一回りぐらい先輩に当る方々だ。高校生の頃は、もう社会人になられていたワケで、大先輩という感じで見ていたのだが、今の学生たちからみると、「末期の蒸気をリアルタイムで撮影した人々」という意味では、大きく同じクラスタになってしまうんだろうなあ。まあ、そのクラスタの中での階層構造ということなんだろうけど。。

12月26日(日)

一晩、必死に寝て体調を復活。夕方からの、HOMPの忘年会に間に合わす。例によって、原宿IMONでの運転会から飲み会。運転会へは、久々の中国モノで参加。バックマンの蒸気が中心だが、目玉としてパシナも持ってゆく。すると、メンバーS氏は、話題のハイアワッサ号を持参。さて競争させてびっくりしたのは、その流線型アトランティックと、パシナのディメンションの近いこと。ボイラーのケーシングの断面など、ほとんど同じで、より大動輪にして、二軸にしたような感じ。こういう模型で発見できるところが、ユニスケールの面白いところでもある。

12月25日(土)

またも、体調悪し。どうせ家でごろごろしているなら、とばかりに、再生B6の塗装開始。準備が面倒だし、タンクロコなので、平面が多いこともあり、手近にあった缶スプレーで塗ってしまうことに。蒸気機関車を缶スプレーで塗るというのは、実は初めてだったりするのだが、案ずるより生むが易し。気長にやりさえすれば、ちゃんと細かいところまで塗料は廻るようだ。そんなこんなで午前中に塗装を終了したものの、体調はさらに悪化し、夕方から寝込む。参った。

12月24日(金)

クリスマス・イブ。今年は、時間の余裕がない関係で、細工物が少なかったが、最後にちょっと手ごわい再生をカマして、帳尻を合わせたような感じ。ところで、書店に行ったら、なんとトミックスのカタログが、雑誌の鉄道関係の売り場に平積みになってるじゃないの。こんなのはじめて見た。かつてのビニ本よろしく、透明ビニールでパックされているのも妙。取り次ぎ通しなのか、直なのかはわからないが、それなりに営業努力している感じは伝わってくるが。

12月23日(木)

疲労がたまったせいか、午前中不調で起き上がれず。午後からは、多少持ち直したが、外出する元気がなく、予定していたことができない。その分、ふと思いついて、ジャンクの再生。格安で買ってきた、ジャンクの乗工社製B6。塗装は筆塗りでメチャクチャ、半田付けもボテボテのワリには、組付そのものは平行・直角ともキチンとしていて、走行部の調子もけっこう良い。一体どういう人が組み立てたんだろう。同型のメーカー完成を持っているので、もうちょっと原型に近いスタイルで仕上げることにして、ひとまず一丁上がり。真鍮線や板材も、いらない部分から外したモノを再利用という、超エコ再生。この調子で、冬休み中に塗装まで仕上げてしまおう。

12月22日(水)

天4には、このところライブスチームの中古が多量に出ているが、前にも書いたが、メーカー品とはいえ、ライブスチームのコトを多少知っているものにとっては、手を出すのはちょっとコワい。まあ、なかなかお客さんが買っているところを見ていないのだが、なんと今日は、中国のお客さんが商談中ではないの。まあ、中国なら多少のリスクは織り込み済みだろうからなあ。それにしても、恐るべき中国のバイイングパワー。

12月21日(火)

やっと「国鉄時代」を読み始める。とはいえ、店頭発売日が早かっただけで、本来の書店での発売日ということを考えると、けっこう早いスタート。毎度のコトながら、よくネタを発掘してくるものだ、と感心してしまう。文字通り、旧国鉄関係者をはじめ、いままでの鉄道趣味誌に関わっていた人たちの人脈とは別のところに、大きな鉱脈を見つけてきた成果だと思うが、こういうのって、やってる方はネタが余っていて、いつ載せるかという整理に困っている間がいいが、次のネタを探さなくてはならない自転車操業になると、けっこうリスキーだとは思うが。

12月20日(月)

趣味誌関係の方と、打ち合わせを兼ねて一杯。ということで、3日連続で、「鉄」関係の飲み会という、鉄浸り状態。そんな話の中で共通しているのは、旧来の鉄道趣味界からすると、ある意味「曲がり角」に来ていることは確かだが、もっと外側から広い目で見ると、実は大きなチャンスをつかめるタイミングではないか、ということ。そのチャンスをモノにするには、それなりにリスクテイクが必要なことは確かだが、何もしないで流れに任せた時のリスクよりは、能動的なリスクの方がダメージは少なさそう。それをやらないと、外部の人がチャンスを攫って行ってしまうよ。

12月19日(日)

JAMの理事会から続けて、会員忘年会。一日まるごと鉄道趣味関係だが、いわゆる「鉄分」とは、ちょっと違った一日。休日ではあるものの、ある意味、ウィークデイで仕事しているような感じ。来年はこっちの方も、さらに忙しくなりそうな予感。まあその分、趣味界が盛り上がってくれればいいのだが。

12月18日(土)

都営地下鉄新宿線に乗ると、中吊りがほとんどない。わずかにあっても、自社広という状況。この車輛だけかと隣を見ると、やはり同じ状況。基本的に売れていない。実は、今月はテレビスポットが好景気で、枠を取りきれない状況であり、スポットがあふれると、首都圏では中吊りに流れるのが普通だったのだが、これは妙なパターン。まあ、都営はメトロより売れないのも確かだが、コレは一体どうしたんだろう。

12月17日(金)

趣味誌の店頭発売日。月曜日が20日で、17日発売というのは、3連休がからまない通常の月では、最も早いパターン。案の定、午後二ぐらいでいっても、全誌揃っているワケではない。もっというと、ネコの出版物でも、RM系は来ているが、RMM系は来ていないという状況。ところで「とれいん」誌は、東武の特集。東武はかつての旧型国電と同じで、普通のマニア(変な表現だが)からすると、理解不能な濃さがある。だから東武を語ると、一般のマニアには濃すぎて食傷気味だが、東武のマニアには薄味すぎて物足りない、ということになりがち。鬼門に挑んだ感じが、果たしてどうなんだろう。ぼくは東武ファンではないので、評価しようがないが(笑)。

12月16日(木)

14日に、E5系量産車の記者発表・報道公開があったので、テレビ・新聞等の一般メディアが取り上げまくり。まあ青森まで開通しても、青森という街の特性上、ビジネス客等の「実需」はそんなにあるワケではないので、観光で青森ブームを作らないことには、赤字路線化してしまうワケで、JR東としても、ここは必死だろう。さすがに、民営化して20年以上が経ち、デスティネーション・キャンペーンなど、エリアの観光ブームを作るのは手馴れてきた感じがする。そういう意味でも、小出しに延長した方が、ネタも小出しにできて長持ちして、戦略的に有利なのは間違いない。

12月15日(水)

まあ、再生作業自体に「喜び」や「生きがい」を感じれるヒトはさておき、その分を「手間」と考えるヒトにとっては、ジャンクの値付けをどう捉えるかは、なかなか難しい。個人的には、ブラス製なら「塗装はがし→加工→再塗装」というプロセスを前提としているので、その手間分より、確実に安いかどうかが、価格の基準になる。逆に、加工・改造のベースとして筋がよければ、プラスの評価になる。だが、けっこうこのあたりは、ヒトによって感じかたが違うので、メッチャ「お買い得」と思うのから、なんて強気なんだと思うのまで、大いにバラけてくる。この辺が、ジャンク漁りの面白いところでもあるが。

12月14日(火)

この前大量入荷したジャンクのうちブラス製のものは、一旦塗装をはがして、修正してから再塗装した方が早かろうという感じだったので、まず一個試しにシンナープールへ。すると、古い模型らしく、なかなかはがれないだけでなく、なんかパーツがぽろぽろ取れてきちゃうじゃないの。ハンダが劣化したのが、塗装だけでくっついていたみたい。ううむ、どうせパーツくっつけるのなら、多少はこっちの趣味に合わせて改造したいし。なんか、お手軽にやるはずだったんだけどなあ。

12月13日(月)

12月10日に、大宮総合車両センターで動態復元中のC6120号機のボイラ載せが行われ、その様子が報道関係者に公開された。それをうけて、趣味誌系のBlogでは一斉に記事が載ったが、なんとasahi.comでは、動画にて公開しているではないの。さすがに一般紙面には載らなかったものの、シブいところで「鉄」度をアピール。しかし、動輪のタイヤ嵌めかえ、先従綸は新製と、走りについては相当にリキが入っていることを感じさせる。ストーカーを外し、重油併燃にすべく、焚口付近を大改造した跡もうかがえ、いったいどういうスタイルで登場するのか、なかなか期待できそう。

12月12日(日)

今日も、またまた忙しく鉄分なし。そんなわけで、昨日のフォトセッションの続き。今度は、上下方向のティルト。上下だと、イメージサークルも充分で、ケラレなし。こうやって画像を見ると、前景の入り方が目立つが、見るところを見れば、それ以上にアオリが効いているのがわかる。ストラクチャの屋根と背景の山との関係、気動車の屋根の上の見え方、車輛とストラクチャの位置など、けっこう違いが目立つ。よく見ると、建物のパースの変化も若干はある。まあ、形式写真でのピンの置きかたみたいなのを除くと、模型撮影においてこれをどう生かすかというのは、それはそれで難しい面もあるのだが。

12月11日(土)

今週も、忙しく鉄分の薄い週末。今夜は、またもやパーティーライブ。だが、快晴なので朝のうちにフォトセッション。今回は、ティルト付きアダプタの登場。マウントがNikonF用なので、レンズの描写というよりは(それは、Nikonのデジイチで何度も使っている)アオリの具合のほうに興味がよる。ということで、レンズはAFAiNikkor 24mm f2.8。まずは一番振った場合のテスト。最初のカットは、ノーマル状態。次のカットは、左斜め上に一番シフトした状態。ノートリミングで出しているので、さすがに左右方向は、イメージサークルのケラレが生じている。こうやって画像で見ると、違うといえば違うし、あまり変わらないといえば変わらないが、実際カメラの液晶パネル上で視点が変化する様子は、ビューカメラのようで実に面白い。実は、ミラーレス一眼というのは、電子式ビューカメラとして捉えることもできるのでは。このぐらいの変化でも、固定式レイアウトでの撮影のように、自由なポジション選びができない場合には、それなりに役に立つだろう。

12月10日(金)

この時期にしては珍しく、夜、時間があったので、今週入手したジャンクの再生作業。プラキットを組んだ貨車は、補修さえすれば手軽にできるかと思ったら、これ、左右の外板を取り違えて作ってるんじゃないの。まいった。ということで、一旦バラして組みなおすという、なんとも手間のかかる作業になってしまった。幸い、接着剤がそんなに強固ではなかったし、構造もカンタンだったので、カッターで接着面をダマしダマし外して、もう一度組み立てるコトに。結果的には事なきを得たが、自分が作ったヤツをバラすのとは違って、誰がどう作ったかわからないのをバラすというのは、なかなか気を使うなあ。久しぶりに、工作した感じ。

12月9日(木)

このところ、毎月マイクロ3/4用のマウントアダプタにハマってしまっている感じだが、今月はついに、噂のティルト付きアダプタを発見。NikonFマウント用で、可動範囲は限られているものの、それなりに動く。やっぱりありましたね。ということで、今月のネタはこれ。価格的にも一般のアダプタと、そんなには変わらない。機能的には限られているものの、おもちゃとしてはけっこう面白い。さて、これをどう料理しますやら。

12月8日(水)

「鉄道タイムトラベルシリーズ」の、「満鉄"あじあ"へ、仮想超特急の旅路 昭和十年の鉄道旅行」を買ってくる。このシリーズ、ターゲットがイマイチ絞り切れていない感じがあって、「帯に短し、襷に長し」という雰囲気だったのだが、この巻はけっこうよくまとまっていて面白い。資料が限られている分、現在の中国東北部への取材ルポや、欧亜連絡みたいな周辺テーマも含めなくてはまとまらなかったのが、結果的に功を奏した感じで、一般の人にも、趣味人にも、それなりに新鮮な内容となっている。他の巻も、こういう感じでまとめればよかったのに。

12月7日(火)

微妙に「虫の知らせ」があったので、ちょっと足を伸ばしてとある模型店に行くと、珍しく、貨車を中心に12mmのジャンクがけっこう出ている。基本的に部品が揃っていて、比較的容易に再生可能なのが多い。価格も非常に安かったので、ひとまず十数輌まとめて買ってくる。で、よく見ると、中に製品化されていない形式が混じっている。キット改造かスクラッチかだと思うのだが、まあこういうのは、作者のもともと意図を想像して、それを尊重しつつ再生するというのも、けっこう面白かったりする。

12月6日(月)

今月の「記憶の中の鉄道風景」コンテンツ作成。先月から「南の庫から」最終章の「吉松機関区」がスタートしたので、ネタには困らない。というより、実は先月の分と今月の分は、1971年の12月19日と20日と連続しているので、まとめてスキャンしていた。はずなのだが、スキャナーの調子が悪かったらしく、先月の分も含め、画質に難がある。ということで、2回分再スキャン。今度は問題なし。とはいえ、これって39年前の写真なんだよね。改めて、考えてみれば。

12月5日(日)

ウォルト・ディズニーの業績を書いた本を読んでいたら、有名な「ディズニーランドは、永遠に完成しない」というコトバが、1955年7月18日、ディズニーランドのオープニングに際して語られたモノであることがわかった。そこで、ある種のヒラメキが。で、さっそく原語にあたると、元は"Disneyland will never be compleated."であることが判明。やっぱり。山崎喜陽氏の名言とされる「レイアウトに完成なし」は、このディズニーのコトバを、氏の旧制高校的な格調高い教養で、文語的に訳したオマージュであろう。昭和30年代のTMSでは、ウォルト・ディズニーに言及するコトも多く、時期的に見ても整合する。それにそもそも山崎氏は、日本で最初にミッキーマウスブームがあった頃に少年期を過ごしていることもあり、その影響は間違いないものと思う。

12月4日(土)

この週末も、鉄分なし。で、鳴り物入りの東北新幹線新青森開通。函館までならイザ知らず、青森市そのものは、交通の要衝として発達した都市で、社会的・経済的な存在感は、青森県の中でも決して高くはないので、花火で盛り上げなくてはならないというのはわかるが。それにしても、初日から荒天・強風でダイヤが乱れまくりの上に、車掌を載せず、客扱いを忘れて始発駅を発車という、前代未聞の椿事まで引き起こす。なんか、多難そうな船出ですな。

12月3日(金)

エバーグリーンショップが、定休日にちょっとだけ改装。今までカウンターの端にあった委託商談コーナーを、表から見えないように、外国型のショーケースを手前に引き寄せ、その裏に移動した。質屋でも、商談そのものは他のお客から見えないようにするのが一般的だが、今頃になってやる意図ってなんでしょうね。お客さんによっては、オープンなのよりも、価格交渉では威圧感を感じるかもしれないが。

12月2日(木)

東京上野間の連絡線も、通るたびに工事が進んでいる。神田駅の脇の二段高架部分も、いつの間にか橋脚が立ち並んで、あとは、神田駅より秋葉原方の6本という感じになっている。もともと「増築」を前提とした構造だっただけに、効率がいいのも納得できる。まあ、スカイツリーもそうだが、鉄骨構造物は、一般の建物と違ってたちどころに形になっていくから、インパクトがある。ラーメン構造の部分も、段々とできてきているし、東京駅のはずれでは、どうやら道床の工事にはいいているようだ。

12月1日(水)

今年も、いよいよ師走。ラッキーなことも、ついてないことも、いろいろあったが、どっちかというと悪いことのほうが多かったかな。なんとか、12月で挽回したいものだ。で、今日はいろいろ鉄分の濃いところをハシゴしたのだが、行くところ行くところ、知り合いの同じ方とであってしまう。まあ、趣味人の行動半径なんて限られているし、同じ方面に出撃すれば、出会わない方がおかしいのだが、なんだかちょっと気恥ずかしいモノ。なんでだろう(笑)。



(c)2010 FUJII Yoshihiko


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