hobby diary

「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2011年10月-




10月31日(月)

銀座の老舗の連合会が出している、伝統あるPR誌「銀座百点」。その11月号で、なぜか「模型を旅する」と称して、銀座で模型を楽しめるスポットをグラビアで紹介。取り上げられたのは、Barよしゆき、天賞堂、銀座パノラマ、スチームロコモティブ(これは銀座かな?)、博品館RACING PARK(スロットレーシングのサーキットができたんだ)。まあ、それだけ認知されてきたということなんでしょうね。銀座にふさわしいと、老舗が認めているワケだし。

10月30日(日)

この週末は、ガキの学校の学園祭なので見に行く。ちゃんと鉄道研究会はあり、教室一つ使って、Nのレイアウトと、写真展をやっている。「国際鉄道模型コンベンション」にも、「全国高等学校鉄道模型コンテスト」にも参加していないが、やっている子はやっている。せっかくのチャンスなので、部長と副部長に、いろいろ話を聞いてみる。高校生の実情については、けっこう取材ができたので、ヒントもいろいろいただいた。今後のアイディアに活かしてゆきたい。

10月29日(土)

ちょうど城南方面に用事があったので、ついでに鉄模連ショーを覗いてみる。最近は来ていなかったので、何年ぶりだろうか。午後からだったので、物欲で殺気立った状況も一段落、ワリとまったりした雰囲気で、出展者・来訪者の中の知り合いと雑談を楽しむ。まあ、主目的はそこにあるんだけど。で、Oスケール用のナンバープレートを売っていたので、買ってくる。ぼくの持っているOJのC57にもともとついていたナンバープレートは、昔の宮沢製の16番蒸気みたいな変な字体だったので、早速交換。なんか、これスケールより大きいよ。昔の0番では、蒸気を1/43で作るコトがあったらしいが、その伝統だろうか。それでもまあ、字体がマトモになっただけでも効果はあるのでは。

10月28日(金)

本日の日経本紙朝刊の報道によると、JR東日本が、来年4月をメドに、東急車輛の車輛製造部門を65億円で買収とのこと。まあ、民鉄会社が、車輛製造部門を自らグループに持つことは、効率的ではなく経営的に難しい時代になっていたのは確かだが、東急車輛は、関東の各民鉄ではシェアが高かっただけに、ひとつの時代が終わったという感じか。そういえば、東急車輛のシェアが高い京急、京成、京王といったところの新車は、みんな231・233ベースのヤツになっちゃってるし。ちなみに、特装車と立体駐車場の部門は新明和工業が26億円で買収すると報道されている。

10月27日(木)

東京ビッグサイトの会議室にて、2012年の「第13回 国際鉄道模型コンベンション」の、協賛企業・出展企業・メディア向け説明会を開催。会場を、より大きく多目的に利用可能な「東4」へ移行し、スペースも4割近く拡大。今まで増大するMP出展・企業出展ブースの収容が精一杯だったものが、これで、出展者の多様なニーズに応えられるだけでなく、将来を見据えた新たな企画の実施も可能になる。この2年間暖めていたプランを、満を持して公表。新企画については、出展者の要望にあわせて、共同で開発してゆきたいと思っており、実現には最大限の努力とご協力をいたしますので、ご要望をお聞かせ願えればと思います。詳細はJAMのWebにて、逐次お伝えいたします。

10月26日(水)

RM名取氏のBlog「編集長敬白」によると、「山田コレクション」と呼ばれる、北海道の専用線で使われた蒸気機関車をはじめとする保存車輛が、日本鉄道保存協会が所有・管理することになったとのこと。現役蒸気末期に間に合った人なら、これらの機関車は「江別市の個人蔵」として、その存在はおなじみだっただけに、今後の展開が気になるところ。各地の鉄道博物館や保存鉄道の団体である「日本鉄道保存協会」が主体となるだけに、おおいに期待できるところではある。

10月25日(火)

消えたといえば、いつの間にか「黒染め液」が、店頭から姿を消してしまった。そう頻繁に買うものではないので、いつからなのかはわからないが、とにかくどの店に行ってもない。話によると、劇物指定の成分が入っているので、配送ができず仕入れられないということらしい。環境対応とかだと、かなり前から予告があるのだが、今回はなにか寝耳に水という感じ。そのうち代替のモノが出てくるのだろうが、それまで皆さんどうするのかな。

10月24日(月)

「鉄道模型趣味」というと、かつての栄光の時代があるためか、実売部数の割には、ある程度以上大きな書店には配本されているのが普通だった。が、ふと気がついてみると、いつの間にか配本されなくなっている。特にチェーンの巨大書店では、鉄道関係雑誌のコーナーがかなり大きいにもかかわらず(ネコのムックなどもよく揃えてある)、ほとんど店頭で見かけなくなってしまった。想定される販売数から言えば、書店に配本して返品される方が、余程負担になってくる勘定なので、むべなるかなといえばそうなのだが、何かやっと時代が動いたような感じも。

10月23日(日)

曇りだが雨は上がったので、午前中に塗装剥しを行う。まあ、一番の難点は塗装だったのだが、仕上げが雑な分、シンナープールであっさり落ちてくれるので、作業はサクサクと進む。一部接着剤を使っていたようで、取れるパーツはポロポロ取れてくるが、このアタりはどうせやり直すので好都合。取れたり外れたりした部品を拾い集めてチェックすると、ディティール関係でも、欠品パーツはほとんどない模様。さて、ジャンクとか仕掛りの出物を買ってきたのが溜まってしまったが、こいつから手をつけるか。モノが何かは、どういう仕様でまとめるか決まってからのお楽しみということで。

10月22日(土)

天気が悪いので、この前買ってきたジャンクの整備を始める。ひとまずは、バラしから。はっきり言って状態は悪いが、サクサクと普通にバラせるということは、落下破損とかによるユガみ等はなく、「筋」は悪くない証。不動とはなっていたが、多分結線外れだろうと踏んでいたが、案の定、端子のところでの半田付け外れ。最悪パーツ取りでも釣り合う値段だったので、多くは期待していなかったが、これなら悪くなさそう。ひとまず、多少加工してそのまま再生という方向で修復することにする。

10月21日(金)

昨日のJR東海社長の記者会見で、東海道・山陽新幹線から、300系が来年春で引退するとの発表。それを受けて、各紙とも第二または第三社会面で、写真入り二段程度の扱いで報道。同時に、JR東海は「N700A」系を来年度から増備、と発表しているが、これって一体何なんだろう。そういえば、あさぎりの371系も引退というし、バブル期も遠い昔ということですな。ところで、10・21といえば「国際反戦デー」というのは、蒸気機関車現役時代を知っている人にしか通じないだろうなあ。

10月20日(木)

中央線上りに乗っていると、神田を発車したところで、非常信号を受信して急停車。両国駅での線路内人立入で、報された模様。ちょうど東京駅の復元工事の進み具合を見ようとかぶりつきのところにいたので、信号受信→非常停車→抑止の一部始終をじっくり見られた。ということで、中央線、京浜東北線、山手線揃って抑止の図。とはいっても、スチルじゃ走ってるんだか止まってるんだかわからないよね。まあ、記念写真ということで。

10月19日(水)

月曜に続いて、朝通勤時に田園都市線で振替輸送実施。今度はもらい事故というか、東武伊勢崎線内での信号トラブルが原因のよう。田園都市線の混乱は、ある程度の頻度では発生するものだが、朝に週二回というのは、20年来沿線に住んでいるが、ちょっと記憶にない。まあ、そういうめぐり合わせの年なんでしょうねえ。

10月18日(火)

バスネタではあるが、東急バスが20周年記念キャンペーンをやっている。その一環として、懐かしの復活塗装車を4台走らせている。地元に路線のあるの下馬営業所にも、1台いる。1950年代の観光バスの塗装の再現車だ。動き出してすぐぐらいに、一度見かけているのだが、その時は夜だったし、そういうキャンペーンがあることも知らなかったので、なにかの広告ラッピングだと思っていたのだが、理由を知ってしまうと、また見たくなるもの。なかなか見られなかったが、やっと実見。突然だったので、写真を撮れなかったのがちょっと残念だが、まあ、見たことには違いない。よく利用する路線にも運用があるので、次は乗ってみたいものだ。そうすれば、写真も撮れるし。

10月17日(月)

朝から、人身事故で田園都市線が運転見合わせ。まあ、今年はやれ地震だ、やれ台風だと、抑止慣れしているせいもあって、ズル混みに巻き込まれずにバスに乗る方法も会得したので、あわてずバスで出勤。まあ、こういうのに慣れちゃうのもナニだが、いちいち腹を立てたところでどうしようもないワケで、精神衛生上はいいのかも知れない。

10月16日(日)

2年ぶりぐらいで、ディズニーリゾートへ行く。今回は、シーの方。ディズニーリゾートは、1/1のジオラマのようなモノなので、アトラクションを待っている時間とか、いろいろ発見が多く参考になる。今回は、植生をじっくり見たが、自然のままにしているように見えるところでも、下草とか、けっこう植え替えをマメにしていて、これもまた「それ風」に見せていることがよくわかった。ところで、今回はR7というちょっと離れた立体駐車場に停めたのだが、ここの上層階からだと、テーマパーク全体が俯瞰できてしまう。ある意味、レイアウト全体を眺めるような感じだが、「マジック」を生かすためには、視線の限定がカギになるということを、改めて実感。「どちらの方向から見てもそれっぽい」のを目指すよりは、「こっちの方向からしか見られない」構造を目指すほうが正解ということですね。

10月15日(土)

先週までで、一応カタがついたので、今週は庭作業なしで千葉へ。とはいえ、雨だったので、どちらにしろ作業はできないが。毎度読んでいたバックナンバーも、ついに出戻り後リアルタイムで買いだしたところまできてしまった。さすがに、リアルタイムで買った号は、古本で入手したのと違い、一号一号買ったので、かなり細かいところまで読んで覚えているので、発見が少ない。書棚に並ぶ背表紙を見ると、改めて、出戻り後が相当に長くなったことを実感。まあ15年たてば、中学生のガキも、オヤジに手が届く年齢になるわけだし。

10月14日(金)

10月14日といえば、今でいう「鉄道の日」、昔の「鉄道記念日」。世に鉄道ブームが起きるたびに着目される記念日ではあるが、今年は139周年。来年は、鉄道140年じゃないの。来年あたりまでは、まだレトロブーム、鉄道ブームが残っているだろうから、キリ年でけっこう盛り上がるのでは。しかし、そう考えると「鉄道150年」も、あと11年。もう見えてきちゃった感じだけど、コレは大きいよね。

10月13日(木)

バンダイが発売予定の、「大人の超合金 新幹線0系」がいろいろな意味で話題になっている。趣味人のみならず、一般人にもかなり反響があるようだが、趣味人の反応が二極化しているのがおもしろい。全てのヒトが二つに分かれているワケではないが、「よくできているが、鉄道模型とは違う」と感じるヒトと、「今までの鉄道模型に足りかなったモノを、製品の中に持ち込んだ革命的な模型」と感じるヒトとがいる。傾向としては、いわゆる「車輛模型」ファンにはコレクター・クラフツマンともに前者のタイプが多く、レイアウトやジオラマを好む「鉄道模型」ファンには後者のタイプが多いようだ。この製品が、レイアウトやジオラマ同様、一般の方々にもインパクトがあるということも含めて、日本の模型界に一石を投じる模型であることは間違いないだろう。まあ、趣味人からすると、確かに量産効果があって「お値打ち」な価格だが、一般人からすると高いイメージなのはさておいても。

10月12日(水)

十和田観光鉄道が、想定されていたように、今年度末での鉄道路線廃止を発表。ノスタルジアという意味では、地方鉄道への想いはわからないでもないが、ライフラインとしての使命を失ってしまった鉄道は、もはや存在意義はないという立場なので、まあ仕方ないところかなという感想。ところで、新聞記事を読んでいて気付いたのだが、十和田観光電鉄の社長の名前がスゴい。なんと、白石「鉄右ェ門」氏。「てつえもん」だよ。まさに「鉄」ちゃんって呼ばれてたんだろうな。子供のときとか。

10月11日(火)

昨日のその後。夕方近くなってからふらりと出かけたついでに、ジャンク市を覗いてみると、珍しく12mmの車輛がカゴの中に2輌入っている。状態はかなりのジャンクだが、筋は悪くないし、欠品もない。おまけに終わり近くなって、さらに値引きもかかっている。車種的にはそれほど惹かれるわけではないが、状態と比べても、値段の安さは魅力的。ということで買ってきたのだが、どうも筋のいい仕掛りやジャンクには手を出しやすい。今年の1月に在庫一掃をやったのだが、実はこれでまた5輌も溜まってしまった。また、冬の夜のお楽しみとしますか。

10月10日(祝・月)

体育の日が10月10日というのは、東京オリンピックの開会式を知っている者にとっては、なんか収まりがいい。それはそれとして、朝は雨が降っていたものの、体育の日らしい晴天に。今日もいろいろ予定があるのだが、ちょっとした時間を使って、またまたなんちゃって撮影。今回は、千歳線(笑)。この場所で、千歳線に半流がやってきたのは撮ったことがないが、「合の子」の54号機は撮ったことがある。ということは、築港のカマが入ってくる運用があったワケで、70号機もぼくとしては築港のカマというイメージが強いので、まんざらでもない感じかな。

10月9日(日)

千葉では、てきぱきと作業を済ませて、ちょうど24時間で帰還。午後からは都内各所を廻って、用事を済ます。そんな中で、西日暮里を通ったので、ちょっと途中下車(笑)。そこから駅に戻る途中、なにやら「撮り鉄」っぽい方々がたむろしている。三脚を立てているヒトもいるので、何か来るのかなと思ってみると、カシオペアの回送。ちょうどコンデジを持っていたので、ぼくも柵の隙間から手を入れて撮影。光線が推進運転の見返りショットにちょうどいい感じだったので、こっちを狙う。とはいえ、画面は見えないし、シャッターのタイムラグもあるし、という状態なので、勘だけでシャッターを切る。まあ、それでもそれなりというのは、経験値ということでしょうか。しかし、カシオペアもEF510も、写真に撮ったのは、これが最初だったりして。

10月8日(土)

またぞろ、てんこ盛りの3連休。まずは、前回の積み残しで、千葉の庭整備に行く。このところ、行くたびに趣味誌のバックナンバーを読み返すことを楽しみにしているのだが、繰り返すたびに段々時代が下がってきて、ついに出戻ってからのところまで来てしまった。そう思うと、Nで出戻ってから14〜5年、HOスケールが復活してからでも10年経っているわけで、完全な空白期は12〜3年なので、そっちの方が短くなっちゃってるのね。まあ、それだけ歳を喰ったということですね。

10月7日(金)

渋谷駅でホームの監視・整理業務をしている、東急セキュリティーのとあるガードマン。根が鉄オタなのか、めったやたらと「列車案内」を叫びながら、乗客の整理をしている。ほとんど「セルフ車掌」状態。はじめは混雑した乗客の中に、「そっち系」のヒトが混じってるのかと思っちゃったぐらい。つい噴出しそうになってしまったが、あれはちょっとヤバいんじゃないの。

10月6日(木)

東京メトロの銀座線用新1000系の、記者発表の続き。日経本紙は、朝刊社会面のコラム「窓」欄での取り上げ。記事内容がメトロだけに、事実上首都圏に限られる夕刊で取り上げた意味もわからないではないが、全国レベルの記事という意味では、日経のほうが上か。しかし読売は、朝刊の東京版で、再度「レトロ&モダン」との見出しで5段の記事。。内容的には、昨日の夕刊とほぼ同じだが、中央紙においては複数回同じニュースを取り上げる場合、「続報」として切り口や視点を変えるのが通例なだけに、これは極めて異例。デスクの「整理」力が弱ってるのかな。

10月5日(水)

東京メトロの銀座線用新1000系のプレス発表が中野検車区であり、朝日、読売が仲良く夕刊社会面で囲み記事。朝日は「レトロなメトロ、実は最新(アエラ流のおやじギャグかよ)」、読売は「「東洋初」のレモン色復活」との見出しで、カラー写真付きと、扱いはほぼ同じ。鉄ネタとは言い切れないが、最近あまりなかったので久々という感じもする。

10月4日(火)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今回も、夏前にまとめてスキャンした「先史遺跡発掘シリーズ」。しかし、今度は原点中の原点というか、昭和39年。まだ8歳の頃に撮った写真。ちょうど東京オリンピックがあるので、それに便乗して買ってもらった「オリンパスペン」を使って、初めて撮った写真の中に入っていた鉄道関連のカット。どんなガキが撮ったのか、今回は特別サービスで「顔出し」つきで(笑)。

10月3日(月)

昨日は、いろいろJAM理事会関係の用事があったのだが、そのあとちょっと時間があったので、例によって軽便祭をちょっとだけ覗く。基本的には、知り合いに挨拶めぐりをして、雑談をするだけなのだが、毎年その「知り合い」が増える一方なので、行くとそこそこ時間を取られてしまう。ちょうどけむりプロの皆さんによる講演会の最中でもあり、お客さんも例年よりは会場に多く残っている。まあ、とにかく盛況なのはいいことです。

10月2日(日)

さて、例のなんちゃってお立ち台で、早速のなんちゃって撮影。いろいろアイディアはあるのだが、まずは自己パロディーから。「記憶の中の鉄道風景」2009年9月分のキハ22の追憶 -72年夏-で載っけた、キハ22の写真へのオマージュ(笑)。元の画角から言えば、ニコンのボディーにマイクロニッコールあたりがいいのだろうが、ここは少しでも広がりを感じさせるために、μ3/4に例のズイコー17mmを付けての手持ち撮影で。1/60・f11ぐらい切れるので、気楽に撮れる。液晶ファインダだが、手持ちでファインダ越しに車輛が見れるというのも、なんともワクワクする。はっきり言って、よく見りゃ全然違うのだが、まあ、政治風刺漫画の似顔絵とか、お笑い系のものマネ芸人のネタとか、そっちの線ですな。こりゃ。

 

10月1日(土)

遅くなったが、HOMPの今年の夏の国際鉄道模型コンベンションの打ち上げと、来年度への構想を兼ねた集まり。ひとまず、来年も参加という方向性は確認。とはいうもの、やるネタについては、いろいろアイディアや意見もあるので、ひとまず当面は発散フェーズでアイディアを広げておき、年末の忘年会までに具体的なプランにするということに。まあ、今までより面白いことをやろうという意気込みは確かなので、乞うご期待ということで。



(c)2011 FUJII Yoshihiko


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