ひょんなことで見つけた、九段下の昭和館で行われている「写真にみる50年前の日本 よみがえる昭和の情景」を覗く。アマチュアカメラマンが捉えた昭和36〜37年のスナップだが、乗り物が好きな方と見えて、鉄道と自動車がからんだ写真ばかり。写真そのものは、当時のアマチュアのスナップっぽいほのぼのとしたものだが、それだけに、記憶の中にはあっても記録には残らないような情景ばかり。ジオラマ派には、資料としてもけっこう魅力的。つたない写真でも、時間が経てば記録としての価値が生まれるという、すばらしい例です。「記憶の中の鉄道風景」の、我田引水じゃないけど(笑)。詳しい感想は、「Gallery of the Week」で。