Van Halenの久々の新譜が、David Lee Rothのこれまた30年ぶりぐらいの復帰と合わせて話題になっているが、このジャケット、なぜかNYCのJ-3a一色。表も裏も盤面も、これでもかというぐらいのアップのビジュアルで固めている。まあJ-3a自体、流線型時代の象徴といえないこともないが、Van HalenといえばLAベースなので、AT&SFの3460とか、SPのGS-4とかのほうがしっくり来るかもしれない。で、ライナーノーツを見ると、なんとチャレンジャーの挿絵まで。うむ、ヤツらけっこう「鉄」なのかも。
ドールハウスや建築模型、ジオラマなどで知られる立体絵画作家芳賀一洋氏と、氏の主宰する「渋谷クラフト倶楽部」メンバーの作品を集めたグループ展が有楽町で開かれており、メンバーの中には知人もいるので、昼休みを利用して訪ねてみる。詳しい内容については「Gallery of the Week」を参照していただきたい。芳賀氏の活躍は、アート系のメディアでも取り上げられるほど知られており、それだけに、単なる模型と、表現としての作品を分かつものは何かなど、いろいろ気付かされることも多く、刺激になって面白かった。ある種、視野の広いヒトはさらに広く、狭いヒトはさらに狭くなってしまう、踏み絵のような世界である。これに共感される方は、ぜひ見に行って欲しいと思う。