hobby diary

「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2013年5月-




5月31日(金)

最後は「方角」である。これは、日頃日本の景色をよく見ているかどうかが、一番如実に現れるポイントである。日本は温帯の中緯度に位置するので、日が射す方向がかなりはっきりしている。その分植物の植生も、方角が大きく影響する。端的に行ってしまえば、森林の木の茂み方を見れば、南がどちらかわかるのだ。実際、木の成長も南側と北側で異なっている。薬師寺の再建等で知られる昭和の名工・宮大工の西岡氏の伝記などを読むと、木材にしても生えていたときの方角はわかり、その向きに合わせて材を使うことで、建物の寿命が大きく異なるという。枝ぶりも南方に大きく、そちら側から光線が当ると、実に自然な感じになる。これは、人間の関わる部分でも同じである。家を建てたコトのある人ならわかると思うが、家を作るときには採光を考えるため、できるだけ南面させ、そこに窓やベランダを多く並べるのが普通である。家を見ても方角はわかるのだ。敷地の利用でも同じである。東西に伸びる商店街などでは、ファザードが北面している家と南面している家とでは、裏庭の利用形態が大きく異なる。ファザードが北面していれば、南側に庭が取れるので、そちら側に庭を作り、余裕ある居住スペースとすることが多い。逆に南面している場合は、ギリギリまで建物を建ててしまいがちである。これもまた、方角がわかるのだ。ところが、方角が明確なジオラマやモジュールを作る人はこれまた少ない。固定式レイアウトになると、ほとんどいないのではないだろうか。ぼくが固定式レイアウトを作るなら、現実の方位ときっちり方位を合わせた上で、自然光の取り入れを可能とし、リアルな影の出方を楽しみたいところなのだが。今まで述べてきたようなポイントは、日本の風景を見ていれば、文字通り自然に気付くと思うのだが、不思議なものである。工作モノというのは、理系と美術系と二つの流れがあるのだが、鉄道模型というのは理系の工作好きが多いということなのだろうか。ぼくは、コト模型については美術系で、地面でも車輌でも、立体絵画や彫刻を作っている感覚なのだが。

5月30日(木)

次は「季節」である。こと日本の場合、季節が設定されていなくては、景色は作りようがない。四季の変化の美しさ、風光明媚さは、日本の観光資源の一つである。そのくらい、季節によって景色は変わるのだ。地域が決まっていれば、四季折々の森の様相は、かなり明確である。じっくり観察すればすぐわかると思う。少なくとも、そこの風景を季節ごとに写生している人は、キチンとそれをつかんでいる。同様に一般の人も、理屈では説明できないものの、季節感はナチュラルに感じるモノである。ジオラマやモジュールも立体絵画である以上、どの季節の景色を作るのか決めた上で、その季節の景色をじっくりと観察・研究してから作って欲しい。さらに、人間生活との関わりにおいても、季節設定は重要になる。1960年代から、田植直後の田んぼを作った事例は多い。稲は模型化しにくいのだが、たわわに実った収穫直前のものより、田植直後の方がまだ表現しやすい(手間はかかるが)ので、田んぼというとこの時期のイメージで作られることが多い。しかし、各地域毎に見て行くと、田植の時期というのは、ほんとに4月末から5月末にかけての特定の一週間ぐらいである。すると、たとえば広葉樹の新芽の出方とか、他の自然の様子も、かなり限定されてしまう。これも、先に季節を決めておかなくては妙なことになってしまう。さらに、植え込みの花なども、季節設定と密接な関係がある。実際自分の家の庭で園芸でもやっていれば、何と何は同時に咲くかはわかると思うのだが、鉄道模型ファンはそういうことに縁遠い人が多いのか、ほとんど花屋の店先状態で、季節感と関係なくなんでもありの花盛りにしてしまう人をけっこう見かける。最近は、輸入品でリアルな花のモデルを売っているだけに、路地栽培であれば、これも非常に違和感がある。逆に、一般の人は意識せずとも、このアタりの常識には長けている。普通の人が見て自然に見えるためには、こういうセンスも持ち合わせて欲しいものだ。

5月29日(水)

まず「地域」。日本は南北に広がっている上に、標高差も大きいため気候が様々である。地質も国土の広さのワリにはバラエティーに富んでいる。さらに人間の生活文化もエリアごとに多様なものがある。つまり、地域ごとに「景色」が全く違うのだ。風景の絵を描いたり写真を撮ったりする人なら気付いていると思うが、日本の風景は見る人が見れば、ほとんどどのあたりのエリアか、特定できてしまうのである。「日本の原風景」なんてものはない。たとえば関東の平野でも、北関東と南関東では景色が違う。さらに建っている家のカタチや庭木、畑に植えられている作物なども大きく違う。ディテールにコダわり特定番号機を作るならば、すくなくともそのジオラマがどの地域を想定しているのかぐらいは明確にしてほしいし、そうでないとロケハン・取材も難しくなってしまう。針葉樹の自然林をバックにするならば、門デフは合わないし、D51ならLP405の補助灯とテンダーの重油タンクが必要になる。少なくとも車輌と同程度には、「それらしく見える」ように気を使いたいものである。

5月28日(火)

さて、地面屋さんからみると、日本型のジオラマ(変な言い方だが)を作る際にポイントとなるのは、「どの地域」「どの季節」「どの方角」である。これがきっちり表現できていると、一般のヒトから見ても親しみの持てる風景となる。このバランスが崩れると、なんか妙に落ち着きの悪いイメージになってしまう。ぼくの場合は、基本的に「照葉樹林帯地域」「春」「南面」で作っている。まあ、なんちゃってで北海道風の景色をやることもあるが、それはそれで連作とは別の世界ということで割り切っている。ジオラマやモジュールだと、こういう設定はかなりきっちりできるが、固定式レイアウトだと、物理的に厳しい部分もあるせいか、かなり設定が甘くなっている作例も多々見受けられる。今月は第5週まであるので、残りの日々で、この問題について考えてみたい。

5月27日(月)

今回の展示ケースのような「道床の幅+α」ぐらいの地面だと、草系材料の消費量が少なくてすむので、比較的財布にも優しく済む。ミニネイチャーとか使って、本気で地面を埋めようとすると、同じ面積に車輌を並べるのより、手間もコストもかかってしまう。しかし、いくら草むした線路といっても、草原そのものほどには生えていないので、この点は楽だ。そういえば、昔、松・謙さんが提案していた、システム線路に草を生やして、お座敷運転でも雰囲気を盛り上げるというのを思い出した。ある意味、トッピングの妙ですな。

5月26日(日)

中古屋で安く売っていた、アクリルカバー付きの車輛展示用ケース。16.5oを12oに改軌するついでに、簡単に地面をつけてお立ち台風にしてみる。バラストを敷いて、犬走りにターフを撒き、あとパラパラと草を生やしただけで、乾燥時間を除けば、作業は30分程度のものだが、これはこれでけっこう雰囲気は盛り上がる。やり方によっては、これで写真も撮れるかもしれない。今度試してみよう。元の、フレキをそのまま打ち付けたのとは大違い。この辺のちょっとした気分が、16番屋さんとHOスケール屋さんのセンスの違いという気もするのだが(スケール論・ゲージ論ではありません)。

5月25日(土)

毎年恒例の、年一回の大学の時の鉄道研究会のOB会。サークル自体は、創設60年の伝統があり、今でも活動しているのだが、この手のイベントとなると、出てくるのは決まって1970年代に入部したメンバーばかり。これは、昔からそう。まあこの層というと、学生時代がそれぞれ、蒸気廃止のSLブーム、国鉄百年の鉄道ブーム、旧型電機ブーム、旧型国電ブーム、ブルトレブームと、前にも後にも空前絶後の鉄道趣味の隆盛があった時代にあたるメンバー。これに限らず、一般的に12oとか13oとか濃い模型をやっている面子も、この世代に集中しているし、鉄分の濃さが違うんでしょうね。

5月24日(金)

ふと思い立って作った「HOn3-1/2ギャラリー」の新企画、ジオラマ写真の特集コーナーだが、これだけまとめると、鉄分と関連のない一般の方にも、けっこうウケがいい。車輌と違って、ジオラマは特に女性にもウケるのは、夏の「国際鉄道模型コンベンション」とかでも実証されているところだが、かなり普遍性があるのは間違いない。こういうのやってるんですと、名刺代わりに見せても、引かれることはないし、逆に興味を持ってもらえるコトが多い。このへんの感覚は、地面屋さんの間ではワリと共通認識になってきたが、鉄道模型のこれからを考える上ではけっこう重要なポイントでもある。

5月23日(木)

東京-上野連絡線の並行部分は、東京-秋葉原間はけっこう乗るが、それに比すと秋葉原-上野間を乗る頻度はグッと少なくなる。珍しく同区間に乗車すると、かなりの勢いで線路の敷設が進んでいるのにびっくり。秋葉原の留置線への取りつけ線と並ぶ南行線のほうは、かなり出来上がっていて、今は北行線を敷設している状況。陸軌車になっているパワーショベルが、トロッコを引っ張ってPC枕木を運搬していたが、これスチルで撮ったら単にパワーショベルが停まっているのと変わらないので、写真はなし。

5月22日(水)

日テレの正面入口の前のところで、なにやら妙なものを作っている。近づいてみると、なんと1/1のBトレインショーティーのような三陸鉄道。まだ製作中というところをみると、週末アタりから特番で使うんだろうが、まあこんなデカくでは秘密作業はできないいわな。こういうはのわざわざ調べなくても、パブリシティーでやってくれるから、もうすぐネタはわかるでしょう。ところで、これその後どうするんだろうね。

5月21日(火)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今月からは、心機一転新企画をと意気込んでいたのだが、ちょっと時間と準備が足らなかった。ということで、ちょっとヒネった代打ち企画。とはいえ、中身はそれなりにありますので、ご笑覧下さい。

5月20日(月)

今週は、本日より新橋駅前の古本市。だんだん面白い出物がなくなってきているが、一応雨中に覗きに行く。鉄道関係の書物自体はかなり多くなっているのだが、全体に高い。おまけに名の知れた本については、趣味書専門古書店より高い値付けのところもある。こりゃマズいよね。それにしても、古時刻表がけっこう出ているのはどうしてなんだろう。まあ、時刻表マニアがいるのはわかるが、個人的には斜め線の「列車ダイヤ」は興味があるモノの、民生用の月刊の時刻表というのはどうにも興味の対象外。そもそも、列車で旅行のプラン作るのって苦手で嫌いだし。まあ時刻表マニアは、旅鉄・乗り鉄系の亜種なんだろうけど、興味の構造が違うんだろうね。

5月19日(日)

本日は、音楽関係の作業で一日忙殺。よって今日も鉄分なし。ということで、昨日の続きだが、この傾向はホビーに限らず、日本の社会においては広く見られることである。昔はファッションの流行をはじめ、何事もピラミッド構造をしていたので、ハイエンド層を捕まえて、そこから上から目線で情報を流せば、フォロワーやマスは容易についてきた。だがそれは、モノも情報も不足し、経済的も貧しかった、みんなが現状の生活に不満を持っている社会だから成り立ったことである。豊かな社会で育ち、現状に満足していることが前提の世の中になると、その構造は続かないのである。趣味誌で言えば、昔なら凄腕のクラフツマンが、その入魂の作品を自慢さえすれば、それでフォロワーがついてきた。あるものは、自分もそうなりたいとあこがれることでついていったし、あるものは、作者に成り代わってその作品のすばらしさを語ることで作者との自己同化を妄想することでついていった。しかし今では、そんな自己満足の自慢大会は、「それで何なの」といわれて終わってしまう。趣味はそもそも自己満足なのであり、腕の立つクラフツマンのスゴい作品も、けっきょくは自己満足という意味では、どういう自己満足とも対等のポジションでしかない。スゴい作品も、それを支える高度な技術も、所詮は自己満足を実現するための手段でしかないと捉えるのが、今の若者なのだ。ナルシズムという意味では、何でも自己満足実現の手段となる。そこには「どっちがスゴいか」という、共通の価値観軸はない。これはいい悪いではなく、30代以下の層にとっては「そういうもの」なのである。彼らをマーケットトするには、それを受け入れるしかない。まあ、もともと趣味なので、マーケットとする必要がないという言い方もできないではないが、少なくともそこでビジネスをしている方々にとっては、真剣に考えていただきたい問題である。

5月18日(土)

本日は、ガキの学校関係の用事があり、鉄分なし。移動の途中模型店に寄ったら、案の定趣味誌が出揃っていた。しかし、特に今年に入ってから、趣味誌についてはちょっと危機的なモノを感じている。雑誌一般の危機とは別に、趣味誌の制度疲労が極限にきているのではないかという問題意識である。何の趣味でもそうだが、21世紀に入ってからのホビー市場の構造は、ディープなファンとライトなファンとの二層分化が進んでいる点にある。いままでのマーケットを支えてきた、ディープなファンの周辺のフォロワーがいなくなってしまったのだ。多分、ものスゴいクラフツマンとか、ものスゴいコレクターとか、ものスゴいレイアウトビルダーとか、ディープなファンの数自体はそんなに変わらないと思う。だが、そういうそうにあこがれて、雑誌を買うことで自己同化を図る層がいなくなっている。これらの層は、それなりにブラスモデル等の商品も買ってくれたので、マーケットを安定的に支えるベースとなっていた。とはいえ、今でも皆無ではないし、全盛期に比べれば相当に減少したとはいえまだ居るので、そこにしがみついているのが模型メーカーであり、趣味誌の出版社ということになる。しかし、この層がいなくなるのは時間の問題である。であるなら、この層に対するアクセスは、Web等の比較的低コストなメディアに移行し、わざわざ制作するコンテンツは、ディープなファンとライトなファンにそれぞれ特化すべきではないか。とはいえ、ディープなファンに対しては、それなりに書籍やムックでフォローしている。問題はライトなファンへの対応であろう。とはいえ、中のヒトにとっては、この層のニーズに対応するノウハウもセンスも持ち合わせていない。実はライトなファンは、今までのフォロワー層より、どんなに少なく見積もっても一桁多い。下手すると二桁違う。自称クリエイターの「おたく」が、純粋消費者の「オタク」に変わったとき、それにウマく乗ったのが「アキバ商法」である。一方ひらがな「おたく」がいなくなったのかというとそうではなく、そういうディープな層をターゲットとしたのが、中野ブロードウェイセンターである。この二つは両立できるし、それを一番やり安いのは、メーカーや流通よりメディアなはずなのだが。

5月17日(金)

さて、今月は20日が月曜日なので、趣味誌の店頭売りはどうなるのかなと思っていたら、見事に出版社事に対応が分かれた感じ。今日店頭に並んでいたのは、ネコの各誌ととれいん、ファン誌のみ。まあ、機芸は土曜店頭売りというのもお家芸なので、そうなるのでしょう。しかし、いくら印刷のスピードが上ったとはいっても、今月はGWが絡むわけで、まあ一日でも早く出すというのはお疲れさまです。

5月16日(木)

駅に掲示されていた案内によると、来る6月4日(火)午前11時から、上中里駅付近で不発弾処理作業があり、新幹線、湘南新宿ライン、京浜東北線がその間運休になるという。まあ、作業が作業なので日中しかできないのは仕方ないが、平日の真昼間にこれだけ堂々と列車を止めて作業するというのも、なかなか珍しいかも。それにしても、この案内。新橋駅でしか見ていないのだが、これだけ影響が大きいのだったら、もっと大々的に告知したほうがいいのではないのかな。

5月15日(水)

なんかこのところ、ワールド工芸から12mm関連の製品が良く出てくるが、今度はEB10だと。日立15tスイッチャーもなかなか渋いところを突いてきたが、確かにこのあたりの小型機は、サブロクナローという感じで、専用線的なモジュールやレイアウトを作る分には、かなり省スペースで済むので、思わぬ需要を発掘するかもしれない。特に、小型機になればなるほど、16番だとデフォルメが気になってしまう(トイっぽい自由形という意味では、それも悪くはない場合もあるが)ので、ナローとかやっている人が組み合わせて作るニーズもあるだろうし。

5月14日(火)

このところ、中古店の店頭の動きが、店によって大きく違ってきている。アベノミクス株高の波及効果か、新品が売れはじめている某店では、アップグレートというか、前のを売って新しいのを買うという、クルマのような本来の中古市場が活性化し、タマがけっこう出てきている状態だという。一方、コレクションや遺産処分が多い某店では、一頃ほどタマが集まらない状態だという(これじゃ、わかっちゃうな)。まあ、まだ動き始めだが、模型業界と景気との関連は、Nのような量販品の予約販売の入りかたが目安のようで、そこまで影響が及べば御の字ということだろうが。

5月13日(月)

「わが国鉄時代」の最新号に、諸久さんの「デジタル一眼レフを使った、フィルムポジデュープ法」の記事を発見。多分、撮影時からポストプロの加工を考えて撮れば、スキャナより高度なデジタイズが可能だろうなというのは、ふと思ってポジの画面を接写で撮影してみたときから思っていたのだが、なかなか我が意を得たりというところ。どうもキヤノンとのタイアップ記事のような雰囲気もあるのだが、ぼくなんかにとってもヒントになる点がいくつかあった(記事を書いている側が、それが重要なヒントになっていると理解して書いているかは微妙なところもあるが、情報としてはけっこう意味があった)。

5月12日(日)

今日は、午後からは音楽を担当している芝居の本番が阿佐ヶ谷であるので、鉄分は取れない。ということで、朝のわずかな時間を利用して、ちょっとフォトセッション。ラッキーなキハ22を使って、サクッと撮ってみる。実は、ベースにこの前上総鶴舞で撮った、菜の花との絡みのショットがあるんだけど、そっちを公表してないからなあ。キハ22がナニではあるが、「ひたちなか」にはいるからいいじゃないの。

5月11日(土)

ふとキハ22が見たくなって、箱から取り出すと、なんとスポンジが崩壊して付着する寸前。うむ、虫の知らせというべきか。確かに崩れたスポンジの破片がかなりくっついていたが、塗装面はやられていなかったので、固めの筆で払ってやると、キレイに回復。危ないところであった。ちょうど通販で買ったものの詰めモノになってたので、エアキャップも大量にあるし。時々、こういうタイミングってあるんだよね。

5月10日(金)

今夏の「国際鉄道模型コンベンション」では、新しい試みとして、模型のMP出展のような自主参加スタイルでの「写真展」を実施します。広い意味で鉄道に関係のある写真なら、プロもアマも、個人もグループも、参加費を払った方は誰でも同じ条件で出展できます。参加者には一定面積の壁面を提供しますので、その範囲で自由に作品をインスタレーションしてください。また、作品の前で自ら解説を行える「プレゼンテーションタイム」も設定する予定です。ご期待ください。

5月9日(木)

6年前に思いつきで作った、「HOn3-1/2ギャラリー」。作ったきりで、ずっと放置してしまっていたのだが、ジオラマの写真をまとめてみたいというリクエストがあり、ここで一念発起。ひとまずその後のフォトセッションを、各年ごとにまとめて見れるようにしました。詳しくは、HOn3-1/2ギャラリーを実際にご覧になってください。

5月8日(水)

ちょっと用事があり、東京メトロの半蔵門線と東西線を、ラッシュ時にかなりの時間乗り続けることになる。もともと常習路線であるところに連休明けも加わり、両線とも半端でないダイヤの乱れ。短距離しか乗らないと、ダイヤが乱れていても来る運用が違うだけで、実質的な被害は受けないのだが、長い時間乗っていると、遅れがどんどん増大し、通常では考えられないような時間がかかっていることに始めて気付く。けっきょく乗り換えの連絡のマズさもあり、通常の5割増しぐらいの時間がかかってしまった。確かにこりゃ問題だ。

5月7日(火)

ひとまず連休は終わりだが、朝ラッシュはまだ余裕がある。時差帰国とか、まだあるんだろうな。久々に天4とか覗くが、話を聞いてもあまりタマは入ってこないし、動きもなかかった模様。けっきょく連休中の動きは、29日の中古市で思わず買ってしまった一輌のみ。まあ、平和な展開でした。

5月6日(休・月)

4日が祝日に格上げされたので、振り替え休日の本日のみが、単なる休日。千葉からの帰ってきて、夕方からは来週ある芝居のゲネプロなので、鉄分はなし。今回は、結果的に圏央道の新規開通区間を全て走破したが、高規格で建設されているものの、基本的に2車線対面通行で、インター毎に追越車線と称して4車線のフル規格区間が挟まるという構造。交通需要を考えればそれが合理的なのだろうが、なんか「ほくほく線」とか「智頭急行」とかみたいな、高規格3セク路線と一脈通じるところがあって、面白いといえば面白い。しかし、市原とか木更津の市内に、あんな一面手付かずの森になっているところがあったとは。ちょっとびっくり。

5月5日(祝・日)

ということで、いよいよレールクリーニング開始。結果から言えば、N用でもやはり効果は絶大。それなりの手間はかかるが、見違えるほどキレイになる。ただし、初期状態でレールクリーニングカーを走らせるのが大変。写真のように、比較的調子の安定している機関車を重連にして、多少の汚れがあっても力づくで走るようにして、クリーニングカーを引っ張るのが一番効果的で、10周もすれば汚れはバッチリ取れる。ポイントとかの接触は、ロコを併用すれば問題なし。しかし、その時の機関車の車輪の汚れ方が、また半端じゃない。毎回集電車輪を磨かなくては、機関車のほうが動かなくなってしまうくらい。まあ、数年分の汚れが蓄積している状態なので、これからは、毎回走行前にクリーニングカーを走らせれば、まあ問題はなくなるだろう。でも、線路の状態がよくなると、今度は車輛の動力の調子の良し悪しがよくわかるようになる。これはこれで新たな悩みの種でもあるが。

5月4日(祝・土)

用事は早めに済ませて、本日はちょっとしたレジャー気分で房総半島ドライブ。最近話題になっている、旬の竹の子を大多喜に食べに行く。その後、御宿・勝浦と回るが、帰りは渋滞を避けて地元定番の広域農道経由。となると、やはりぽっぽの丘で卵を買って帰りたい。寄ってみるとびっくり。なんと駐車場が満杯。お客さんも一杯。こんな状態みたことない。おまけに、かなりのお客さんが、生みたてタマゴ詰め放題を購入してる。これで黒字になるとは思えないが、それでもお客さんが集まるほど認知されたということは、今後を考えるとプラスだろう。ということで、満車の駐車場。銚子のデハ700も、キレイに塗替えが済んでました。

5月3日(祝・金)

連休後半は、例によって千葉へ。伸びる前に庭の草刈りと、庭木の新芽への農薬撒きを、このシーズンにやらなくてはならないのだ。さらに今回は、もう一つミッションが。それは、偶然中古店のジャンクコーナーで見つけた、N用のセンターラインプロダクツのレールクリーニングカーを試すこと。なんたって未開封品が、ワンコインでおつりがくる値段だったので(なんか、パーツと思ったようだ)、ダメ元でもいいやと購入。HOスケール用は絶大な効果があり、大いに愛用しているが、果たして同じ構造で、Nの質量でも効果があるんだろうか。Nのレールクリーニングには苦労しているので、期待は高いのだが。

5月2日(木)

東京-上野連絡線の工事は、ひとまず桁関係がほぼ出来上がったので、ウワモノの方に中心が移った模様。秋葉原駅の脇の部分では、スラブ道床を作るべく、先に線路を組み上げて敷設している状態。その下にセメントを流し込んでスラブにするらしい。宙に浮いた状態とはいえ、線路が見えてくると、いかにも工事が進んでいる感じがする。その他、側壁も一部組み上げられていた。当面はこういう感じで、工事が進むのだろう。

5月1日(水)

連休の合間に、3日間だけ平日が挟まるというのも、なんか中だるみな感じ。朝夕のラッシュは軽減している反面、盛り場の人出はちょっと休日っぽい。3月のこの日記は、開闢以来の写真テンコ盛り。それも新線開通が多かった分、実物の写真中心というかなり異色の展開だったが、4月は原点に戻って模型だけでこじんまりと。しかし模型撮るには、そろそろまた新しいお立ち台を作らないなあ。



(c)2013 FUJII Yoshihiko


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