「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2016年11月-




11月30日(水)

いつの間にか、11月も末日。今年もあと12月を残すのみ。ところで、東京メトロの日比谷線用13000系が東急線内で試運転を開始した模様。走行中の写真が、SNSとかに上がっている。乗り入れやめたのに「えっ!」と思うけど、日比谷線の車輌の検修は鷺沼でやってるんだよね。ということは13000系には東急の保安装置が付いているわけで、やろうと思えば東横線直通できるんじゃないの。東横線の停車位置に◇7が付くかどうか、興味津々。

11月29日(火)

注文したプロユースプリンタの下位機が届いたが、デカい!重い!まあ、置く予定のところには入るからいいのだが、改めてプリンタはアナログ機器だよねってことを実感。まだ於て繋いだだけだが、写真用機器って雰囲気がして、なんかいい感じ。それでも昔のプリンタからするとずっと安いっていうんだら。

11月28日(月)


山手線に乗ろうと思ったら、やってきたのはまたまたE235系。1月2回はかなりの頻度。今回は、前の方に乗ろうと思って待っていたので、乗務員室の様子を見にカブりつき体制に入る。運転台そのものは、E233とかとそれほどは変わらないのね。もっとハイテクなメカになっているのかと思ったけど。そう思ってみると、側面も正面ほどは違いがないんだよね。段々見慣れてきちゃったってこともあるし。でも帰りにもE235、出会っちゃったんだよね。これって、すごく運がいいかも。

11月27日(日)

写真プリント用に使っている、A3対応のプリンタが昇天。モノクロは刷れるんだが、カラーがマトモに刷れなくなってしまった。これじゃ意味ないじゃないの。最近のプリンタは販売価格が下がっているので、修理より買い替えの方が楽といえば楽。と思って調べてみたら、民生用複合機なんかと違って、このクラスのプリンタって、あんまり大きなモデルチェンジがないのね。同じのでは能がないので、レベルアップしてプロユースの下位機種を注文。それでも昔のプリンタの値段を考えると、エラく安い。隔世の感。

11月26日(土)

井の頭線に乗ると、なんと本日は急行が駒場東大前に臨時停車だと。確かに東大駒場キャンパスでは駒場祭が行われているが、昔は止めていなかったね。臨時停車の京王の面目躍如。目視の京急に、臨時停車の京王。そのワリには駅とかでもアナウンス以外あまり告知されていないような気も。ところで、京王線ではまた「緑の高尾山号」に出会っちゃったよ。こいつも良く会うなあ。備忘録的に。

11月25日(金)

所要があり、昨年亡くなった父親の墓がある霊園に行く。台風一過ではないが、昨日の雪からうってかわった秋晴れの晴天。南房総の小高い丘の上にあるのだが、そこから周囲の景色を見ていてふと閃くアイディアが。ジオラマ関係の見せ方なのだが、これはひょっとしてかなり面白い展開になるのではないかという感じ。やって見なくてはわからない部分もあるが、乞うご期待。今年中にはテストできるかな。

11月24日(木)


1962年以来54年ぶりとなる11月の初雪。都心では降ったものの、さすがに積もるところまではいかなかった。用事で出るときに祐天寺を通ったんで、今月二度目の定点観測シリーズ。中線は分岐が締結され、転換装置も取り付けられている。すでにバラストも撒かれており、模型でいえば、次は均してボンド溶液を垂らす段階。かなり線路らしくなってきた。工事用のモーターカーなら、もう走れそう。しかし、東武線内は雪の影響が激しいと見えて、東横線内もダイヤ乱れまくり。この写真でも、すでに隣の閉塞区間に次の列車の頭が見えている。これじゃまるで、「目視の京浜急行」のような。

11月23日(祝・水)

気がつくと、仕掛りの在庫がまた増えている。オークションでジャンクを落札しすぎたのが原因なのだが、やはり自分の会社を始めた影響が大きい。店に行く機会が減った分オークションで妙なモノを落としてしまうことが多くなる一方、暇な時間が減ってしまったため工作する時間も減少してしまったのだ。さすがに尻に火が着くタイミング。12月になるとちょっと余裕ができそうだし、冬は工作向きだし、ちょっとは気合入れないと。

11月22日(月)

今頃になって東日本大震災の余震。朝6時頃発生し、震源は福島沖。M7.4とかなり強力な地震で、震度こそそれほどではなかったものの、かなり長時間に渡ってゆっくりとした揺れが続いた。案の定、午前中は首都圏の鉄道ダイヤは乱れまくり。北関東方面でJRや東武のダイヤが乱れると、結局首都圏中に影響が及ぶ。長距離相互乗り入れは便利だが、高密度ダイヤと組み合わさると、一度ことが起こると影響は大きいんだよね。

11月21日(月)

この数年は秋と春がなくなって、夏から冬へ、冬から夏へ直接移行するような気候の変化になってしまった。首都圏も、一週間前まではけっこう暖かい日が多く、たまに寒い日が目立つ感じだったのが、一気に寒さ基調になった。紅葉前線も一気に平地に。案の定、ネット上でも急激に紅葉を絡めたカットが「撮り」の人によってアップロードされている。でもこれ、桜前線と同じぐらいのスピード感で変化しているんで、撮れて一週間というところだろうな。

11月20日(日)


今日はまたまたいい天気で、小春日和。それはそれでいいのだが、こう日毎に気温が違うと、体がついていかない。けっこう風邪をひいている人も多い。とはいえ陽射しがあるので、なんか写してみようという気分に。まあ、いつもの調子でお立ち台ジオラマなのだが、これけっこう構図が難しい。地面の奥行きがないので、下回りが透けて空が抜けちゃいがちになるんだよね。そういうときは、スノープラウが付いている車輌だと、少なくとも正面からの構図は撮りやすい。ちょっとしたことだけと、リアリティーという面ではかなり気になるところでもある。

11月19日(土)

かねてから予告されていた、JR北海道の今後の各線区の方向性が公式に発表された。内容的にはリークされていた通りで、公的資金に頼らずに経営を続けるのは、札幌都市圏と輸送密度4000人以上の線区に、北海道高速鉄道開発(株)関連線区と北海道新幹線を加えた路線のみ、あとは分離方式か、廃止ということに。それらのローカルな路線はもともとニーズや採算性を考えて作られた路線ではないので、残すのならいっそのこと完全に国営にして、運賃を取らずにインフラサービスとしてやる方がいいのでは。

11月18日(金)

今月の趣味誌の店頭発売日。今日は珍しく都心に用事があったので、店頭販売日に店頭で立ち読みをしてきた。やっぱり会社勤めだと周りとの関係で時間自体の最適化ができないので、手待ち時間というか空き時間があるから、けっこう行けたんだよね。渋谷や新宿には良く行くんだが、そこには模型店がないし、渋谷から原宿まで足を伸ばすにしても小一時間余計にかかってしまうわけだし。

11月17日(木)

東京メトロ銀座線用の新1000系の1039F・1040Fが、旧1000型を意識したレトロ仕様で登場と発表。地下鉄90周年を記念したイベント連動ということだが、内外装をそれ風にするだけではなく、ギャップ通過時の消灯と予備灯の点灯まで再現とのこと。東京メトロとしての思い入れはわかるのだが、なんかやりすぎのような気も。

11月16日(水)

しかし、「記憶の中の鉄道風景」で変なモノを出してきて改めて思ったのだが、改めて本当にフラットな気持ちと時間と金銭の余裕が高校生の頃のぼくにあったなら、もっと誰も撮ろうとしなかったような、でも人々の心に残っているシーンを撮れたんだろうな。まあ、欲を出したらきりがないのが、鉄道写真の世界。あの西尾克三郎さんも、あと三年早く生まれていれば、空制化前に廃車になってしまった古典機が撮れたのにとおっしゃっていたという話を聞いたが、タラレバはこの世界ではありえないもの。まあ、そんな中でもできる限りやったんじゃないのかな、と思えるってことは、ガキのワリには精一杯がんばってたんだろうな。

11月15日(火)

昨日の夕方、用事があって移動しようと中央緩行線に乗ると、なんとまたE231系500番台がやってきた。今回も540F。それにしても500番台には、計算上の確率より有意に良く出合う。その中でも520Fより540Fの方が圧倒的に相性がいい。そしたら、そのあと山手線ではE235系と出会う。なかなかラッキーな日だなあ。備忘録として書いておこう。

11月14日(月)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。羽3年夏の北海道、家族旅行のついでに撮った札幌近郊の蒸気バッタ撮りの続き。今回は、比較的場所の比定ができる撮影地だった。しかしなぜかD5154号機が出まくり。54号機は「恐いモノ見たさ」で結構気になるし、実は高校生の時にすでに16番で模型化している。その模型化は、実機がまだ現役で活躍していた時代なので、おそらく特定番号で54号機を作った最初の模型ではないかと思われるのだが。叩き出しで手作りしたそのドーム部分は、今でもジャンク箱の中を探せば残っているものと思われる。

11月13日(日)

府中のスタジオで録音の仕事があったので、京王線に乗車。東京競馬場の競馬開催日なので、準特急が東府中に臨時停車。サッカーがあれば飛田給に臨時停車するし、なかなか営業熱心ではある。というか、実質各停は緩急接続が前提のダイヤなので、調布から向こうは実質10分ヘッドと同じ。ある意味都心からの客をサバくには、優等列車を止めなくてはならないという事情もわかるのだが。で、今回も緑の高尾山号はちゃんと目撃。これも良く出合うなあ。

11月12日(土)

北海道や東北では、すでに積雪が続き、このまま根雪になってしまいそうな勢いだが、JR西日本の管内でも除雪車の試運転のニュースが伝わり、走行写真がSNSとかにアップロードされている。もう「キヤ」になっちゃうのかと思ったら、どっこいDE15やはたまたDD15までも試運転で登場。しかし、DD15ってもはや50年選手だもんなあ。蒸気機関車最末期の9600みたいなもんだなあ。まあ、ある時期から走行距離は極端に減っているんだろうから、それなりにモチがいいとは思うのだが。

11月11日(金)

7日と8日に、団体専用列車として、大宮経由で仙台-金沢直通の新幹線臨時列車が運転された。E7系がそのまま使用されたが、良く考えたら保安方式が違うわけではないので、走行そのものは可能なわけだ。レギュラー的な需要は限られるであろうが、ツアーの非日常性という意味ではインパクトがあるし、観光列車という意味では、こういう企画もけっこう面白いのでは。

11月10日(木)

本日はかなり仕事が入っている上に、夜はライブハウスの出演。ライブハウスに向かうべく渋谷から山手線に乗ろうとすると、やってきたのはE235系。このところ、およそ月一のペースで乗っている。山手線の編成数と乗車機会から計算される確率と比べると、統計的に有意に差があるのは確か。つまり、ワリと良く出合う計算。ヒカリエ号の極端さはさておき、E235系も、中央緩行線のE231-500番台と同じぐらいの割合で良く出合っている勘定。

11月9日(水)

このところ、毎週末・祝日ごとに車輌基地公開系の鉄道イベントが行われているような感じ。昔と違って簡単に個人で鉄道施設を見学できなくなっているので、こういうイベントが行われること自体は好ましいと思うのだが、誰をターゲットに何を見せるかというのがなかなか難しいだろな、と他人事ながら気になってしまう。まあ、結局は「何を基準に成否を判断するか」ということになるのだが、数を取ろうとすれば子供連れや一般シニアを呼びやすくする必要があり、内容を濃くするとマニアは来るが数は集まらないという二律背反が。何のためにイベントをやるのかという目的を明確にできればいいのだろうが、それが曖昧なままやるためにやる、ってことになってしまうのが日本の組織の常なんだよね。

11月8日(火)

埼京線最後の205系ハエ28編成が、ついに廃車のために回送された模様。いつかは終りが来ることはわかっていたわけだが、意外と騒ぎにならずに去って行ったような。それにして、8月にE235との邂逅を偶然撮影できたのはラッキー。その時点ならまだ「葬式鉄」ではなく、日常の記録だからなあ。境目はなんだろうか。やはり「カウントダウン」が始まる前か後かということかなあ。

11月7日(月)

とある縁から、個人売買で12o客車をまとめて入手。昔のエリエイ製(クマタ製造)のヤツだが、今まで現物を見たことがなかったけっこう珍しいバージョンもあったりする。出戻り前の時期の発売だし、個々のバージョンはけっこう小ロットだったので、誌上の広告でしか見たことのないヤツもけっこうある。エリエイの客車は、出物でパラパラ拾い集めている感じなので、既存の車輌の中でも、これで組み合わせて編成にできるのが結構あるのがラッキーかも。

11月6日(日)


ということで、時間の合間を縫って銀座線の区間運転を体験しに表参道まで。3番線には、青山一丁目行の車輌が停車中。けっこうお客も乗っている。さすがに外苑前で降りる人が多いが、乗り通す人も結構いる。しかし、外苑前では、渋谷方面行きのホームにも人がいる。A線B線両方使っての運行だが、この区間渡り線はない。青山一丁目に着くと、回送表示となり、なんと逆行して表参道に戻ってゆく。浅草方面行きに1037F、渋谷方面行きに1035Fを入れ、複単線形式で実車と回送を繰り返して運用しているのだ。これは恐れ入った。全線一閉塞にして、一編成だけ投入して単線運用してるのかと想像していたのだが、もっと念が入った運用。けっこう面白い体験であった。

11月5日(土)

5日、6日は東京メトロ銀座線渋谷駅の移設準備工事のため、銀座線は全日一部運休という思い切った措置。浅草-溜池山王と、青山一丁目-表参道のみ運転し、溜池山王-青山一丁目と表参道-渋谷が運休。基本的には表参道-渋谷のみ運休すればいいのだろうが、渡り線の関係で溜池山王折り返し。代替路線がない外苑前を救うため、区間運転を行うということなのだろうが、この区間運転、いったいどうやっているのだろうか。大いに興味があるところだ。

11月4日(金)

高崎線北上尾駅で、通信ケーブルの断線が発生。列車情報が運転指令に届かなくなり、半日に渡って運休という大障害が発生。どうやらネズミがケーブルを齧ったのが原因らしい。しかし、いまごろになってホスト集中管理の弊害が発生するというのも、何か時代錯誤のような。今は自動車でも自動運転を実現しようという時代なのだから、列車自体をもっとインテリジェントにして、インフラ系で制御する発想から脱皮して当たり前だと思うのだが。旧国鉄では、線路屋の方が車輌屋より偉いという変なヒエラルヒーがあって、それが貧すれば鈍する「スモールエンジンポリシー」をもたらしたという悪い経験があったのだが、JRになって、ソフト系の時代になっても、まだその悪弊が残っていたのだろうか。

11月3日(木)

今日は各地、各路線の車輌基地でいろいろなフェスティバルが行われた模様。それだけでなく、10月14日の鉄道の日以来、鉄道会社の施設で行われるイベントは多い。それぞれ日程は重なっても地元を中心にお客さんが来てくれているのだから、それはそれで問題ないのかもしれないが、何か疑問は残る。果たして、それで鉄道に対して愛着を持ってもらえるのか、地元から見て何かを還元しているのか。会社全体で盛り上げているものはさておき、現場主体でやっているイベントに関しては、もう少し考えるべきことがあるのではないか。日本の企業においては、現場は自分のことは考えるものの、会社全体のことはほとんど考えないのが基本なだけに。

11月2日(水)


定点観測シリーズ。ほとんど記録として月一回、祐天寺駅の工事の伸長を。中線は、ひとまずバラストを全部取り出した上で、枕木を並べ、レールが所定の位置に仮置きされた状態。両側の分岐も線路は繋がっているものの、転換器はまだなく固定状態。とはいえ、ほぼ、中線のカタチは見えてきた。それにしても、架線はずっとそのままで位置も合っているんだよね。さあ、これからは一気呵成に行くのかな。

11月1日(火)


晴れてナンバーができてきた4122を使って撮影。小さい機関車は、小さいお立ち台に載り切ってしまうし、小さいお立ち台はいつもと違う場所においても撮影可能。というわけで、トップライトに近い昼の光線を使っての撮影。窓から入ってくる朝の光ではなく、窓際にジオラマを置けるんで、こういう光の具合が使える寸法。このジオラマも何度も撮っているので、こういうライティングの違いとかでないと新鮮な感じは出せないからなぁ。ナンバープレートは、あえてメーカー完成品と変えるべく、70年ごろまでの赤地の標準ナンバーにしてみました。



(c)2016 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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