「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2017年3月-




3月31日(金)

東武百貨店が池袋店55周年記念の催事として「東武フェス(案)」を企画しており、その中で鉄道模型ジオラマの展示・運転に協力して頂けるクラブ・サークルを募集している。期間は2017年6月15日(木)〜20日(火)。会場は東武百貨店池袋店8F催事場。情報提供に関して東武百貨店側から日本鉄道模型の会に協力の依頼があったので、会員には連絡を行いました。会員以外の方でもご興味・関心のある方がいらっしゃいましたら、adm@tetsudomokei.jpまでご連絡を。なお日本鉄道模型の会は、この催事の運営に関してはコミットしておりません。

3月30日(木)

JR東日本の豪華列車「四季島」が、JR北海道管内で試運転とのニュース。まあ、25kV対応だし青函用保安装置も付いているので走って当然なのだが、北海道まで回るとなると日数もあり、相当な料金建てになりそう。そう考えると、カシオペアが先月で道内ラストランだったのは、営業上の理由なのね。E26も使うけど、四季島が登場すると観光列車としては二線級になるので、高いツアーには使いにくいので北海道へは持って行かない、と。

3月29日(水)

例によって千葉の外房に行く用事があったのだが、出がけが遅れて昼飯の時間を逸してしまったので、シーズンでもあり、途中寄り道して大多喜でタケノコ定食を食べることにした。昼飯時を大きく外れた時刻だったが、里山膳でおなじみの食堂はほぼ満員で、かろうじて入れたが、後に待ち行列ができるくらい。それだけでなく、平日の昼というのに、街中には中高年カップルや若い女性といった観光客がそこここに目に付く。もちろん、菜の花が売り物でオンシーズンということもあるし、平日急に時間が空いたので、ちょっと日帰りでどこかに行きたいという方々に絶好ということもあるが、やはり鳥塚社長をはじめいすみ鉄道が地域活性化に果たした役割の大きさに、改めて感心。東京から1時間ちょっとの立地いうのは、それ自体がものスゴいストック価値でもある。

3月28日(火)

模型店に顔を出していると、そこに偶然友人のモデラーが現れ、数年ぶりの再会。彼もこのところ、模型店のポイントカードも切れそうなほど模型はごぶさたで、久々に再始動しようとパーツを求めにやってきたとのこと。その時の約束があるので、彼が誰で、何をしようとしているのかは、ここでは語ることはできない。しかし、誰もが知っている有名人とだけ言っておこう。この感じだと、夏ごろには何か起きるかも。

3月27日(月)

3月25日の東横線系統のダイヤ改正から、祐天寺駅の通過線が使用開始になったと思われるので、遅ればせながら乗ってくる。中線は予想通り、上りの通過線として使用されている。追越がなくても、上りの通過列車は全て通過線経由。線路のサビ具合から、下りでの使用は現状ではない模様。学芸大学駅発車後、ATCの指定する最高速度110km/hをキープしたまま通過線に進入。横浜方は若干カーブがあるが渋谷方は完全に本線と直線状態で、線形としてはかなり良く気持ちいい爆走が見れる。これ、ホームから見ても格好いいだろうな。時刻表から判断すると、朝ラッシュ時のみ祐天寺での追い抜きがあるようなので、今度見に来たいな。

3月26日(日)


第二回池袋鉄道模型芸術祭の二日目は、冷たい雨の日。それも、最高気温が10℃いかない真冬並みの寒さ。さすがにお客様の動員も厳しいものがあったが、午後からは徐々にいらっしゃる方も増え始め、動員もほどほどに。結果的に、2日間で昨年の2/3程度の入りになりました。主催側としても、出展者の一人としても、いらっしゃった方々には改めて感謝します。楽しい思い出を作ることができましたでしょうか。この二回の経験をベースに、次回はさらに充実した鉄道模型芸術祭をお届けしたいと思います。ぜひご期待ください。

3月25日(土)


東海道新幹線一番列車の運転士として知られる大石和太郎さんがマフポッター号のキャブに搭乗し、D51型式に取り付けられていた五声の汽笛を吹鳴させて「第二回 池袋鉄道模型芸術祭」は開会。今回は同時開催のイベントがあるので、土曜日の午前から結構な賑わい。天気にも恵まれて、なかなかいい感じのオープニング。特に羅須地人鉄道協会さんが立山の人車を持ち込み体験乗車を行っているだけに、西口公園の人出がスゴい。前回は出展はなかったが、今回は「我等が愛しき日本の蒸機」で1輌出展もしているので、またちょっと違う体験。動ける理事が限られていたので、けっこう忙しい一日。

3月24日(金)

いよいよ今週末は「第二回 池袋鉄道模型芸術祭」。本日は設営日ということで、朝から作業開始。今回は運営側だけではなく、出展側としてもちょっとだけ参加するので、二足のわらじ。前回は前例がない第一回ということで、かなりの緊張を強いられたが、今回は我々も参加者も要領がわかっているので、ワリと調子よく準備が進む。早いところは18時ごろにはもう試運転を楽しむ状態。いくつか心配な点もあったものの、結果オーライで問題はなさそう。明日から2日間、池袋でお待ちしています。

3月23日(木)

北総鉄道の9000系がラストランだと。妙な車輌が多い(笑)北総鉄道では、80年代の初期らしいステンレス車で比較的地味な車輌。決して財政事情がいいと思われない路線だが、33年目で引退なのね。そういえば、先週偶然見かけたよ。すれ違いの対向列車だったけど。あれが最後の出会いだったわけか。

3月22日(水)

そういえば、今回のダイヤ改正では485系と583系がラストランだったのね。それにしても、どちらも43・10での登場。設計そのものは、481系の昭和39年、581系の昭和42年にさかのぼるものなので、まさに半世紀以上前の車輌。ぼくか蒸気機関車を撮影したいた1970年代から半世紀前って、大正時代だからなあ。もちろん9600型式とか大正時代に製造された車輌も現役で残っていたけど、優等列車用車輌がそのままの用途で使い続けられたんだからなあ。木造の展望車が、そのまま現役の優等列車に使われているようなもんだぜ。それだけ、社会の変化が少なくなったってことなんだろうけど。

3月21日(火)

いろいろ話題を呼んでいるJR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」が、日光線で試運転中にエンジントラブルが発生。立ち往生状態になり、日光線は4時間近く運休という事態に。ディーゼル発電でも、架線集電でもどちらでも走れる新システムだけに、初期不良は充分に想定内。本番の運行が始まる前に、トラブルの種を潰しておくことの方が重要。とはいえ、一般の乗客に迷惑をかけてしまうというのはちょっと。まあ、「炎上商法」よろしく、パブリシティーの一環と言えないこともないが。

3月20日(月・祝)


雑誌の新製品欄を見ていたら、なんとNだけど、ワールド工芸から貝島のコッペルが発売されるとのこと。物理的にデカいわけではないが、これが出ちゃうとある種ラスボス的な存在だからなあ。ワールド工芸は、16番で昔は「これが製品で出たら、この世の終わりだ」というネタにされていた、極北の存在「ランケンハイマー」を製品化した前例があるし。確かに、あれ以降16番は行きつくところに行きついた感じもあるし。次は、これまた最終兵器的な「貝島のアルコ」か。これは12oで出してほしいけど。で、D51272号機はひとまずフィニッシュということで、記念撮影。

3月19日(日)

3連休の中日だが、けっこう仕事が忙しい。自分で会社をやっていると休日とか関係なく動けるので、平日に休みも取れるし、その一方で忙しければ曜日に関係なく作業ができる。慣れてくると、これは非常に効率がいい。大企業の効率の悪さの原因の一つだな。で、その合間を縫って鉄道模型芸術祭の準備作業。それも、運営側と出展側と、両方用事が入ってくるからこっちも中々忙しい。とはいえもう1週間を切ったので、ある意味本番体制。次の週末にご期待ください。

3月18日(土)

東急電鉄から、田園都市線に新車「2020系」を導入し、2018年から運行開始とのニュースリリースが発表。もちろん2020年にかけた型式名だが、2000番台は田園都市線用だが黒歴史の2000系が3編成あるのみなので、番台を無駄にしないという意味でも意味があるかも。イラストを見る限りでは、231系列で側面がストレートのヤツの顔だけ変えた感じ。まあ、そうなっちゃうよね。また総合車輌製造だろうし。

3月17日(金)

本日が趣味誌の店頭発売日だった模様。昨日・今日と忙しく、模型店に立ち寄る時間もなかったので、Web上での確認。まあ、20日の月曜が休日ということで、想定通りというところだろうか。機芸のみ土曜日にずれ込みというのも、これまた通常通りの想定内。まあ、今月は季刊ムックの発行月なので、連休中にチェックには行くと思うが。

3月16日(木)

仕事で、東京・千葉・神奈川と飛び回る一日。浦安の仕事先から、次の横浜の仕事先にどう行こうか、想定される経路がありすぎて逆に選びにくい。時間帯による急行などとの接続やタイミングの違いによる所要時間の差は大きいが、逆に経路事の乗車時間自体はそんなに大きな差がないだけに、何とも選びにくい。面倒なのでナビアプリの答え通りに乗車。途中東京車輌センターでE235を目撃。今日も見たことは見た。

3月15日(水)

第2回池袋鉄道模型芸術祭も、もう来週末。準備体制から本番体制に入る。ということで、打ち合わせとかいろいろ作業が増えてくる。それ以外にも年度末なので作業は多いので、けっこう忙しい。まあ、ここから来週末までは臨戦態勢だな。始まってしまえばこっちのものなのだが。皆様、ご期待ください。

3月14日(火)

今日は用事があって、秩父方面に。クルマで行ったので、西武鉄道にも秩父鉄道にも乗らずじまいだが、さすがにあのエリアは谷筋で、川と道路と線路が接近しているので、国道140号線を走っていれば列車は良く出会う。秩父自体1年ぶりぐらいだが、やはり貨物列車が現役というのは見ていて楽しい。併走するのもこれまた楽しい。とはいえ運転中では、見れても撮影はできないんだよね。

3月13日(月)

昨日は午後から、今度はお立ち台の方の整備に材料を買い出しに。池袋では、西武のピンクの9000系をはじめて目撃。きゃりーぱみゅぱみゅタイアップの時には、乗ることはもちろん見ることもできなかったので、出会いはこれが初めて。今日は朝から仕事で飛び回っていたが、山手線ではE235系に出会う。会う車輌は、コンスタントな確率で出会うんだよね。会わないのは会わないけど。

3月12日(日)

午前中に時間があったので、ストックにあったIMON製の「架線注意」の小を272号機に貼りつける。4枚中2枚を飛ばしてしまう。ぼくは工作は座卓に向かって行い、下には毛足の短い絨毯を敷いているので、パーツを飛ばしてもかなりの確率で発見・回収している。とはいえ1o×2oぐらいで厚みもほとんどないパーツなので、ビスとかとは違い、かなり発見は厳しいかなと思ったが、あっさり2つとも発見。無事付けることができた。なんかラッキーで気分いいな。

3月11日(土)


3.11の日。あん時は金曜だったな。今日も午後から仕事なので、気合で午前中に組み立ててしまう。今度はこれまた昭和40年代の16番の「塗装済みキット」の趣き。16番と違うのは、ウェザリングや色射しをしながら組んでいくところか。塗装の出来はやっぱり不満だが、元が仕掛ジャンクの再生なので、歪みも取り切れていないのも気になるところ。まあ、今回はこれで行くしかない。ということで、一件落着。ワンショット撮ってから仕事に出発。

3月10日(金)

午前中は天気もいいし風もない。ということで、一気に塗装。と行きたいところだがなんかウマくいかない。一度シンナープール行きにしたが、もう一度塗ってもダマができてしまう。塗料が古くなっているのだろうか。とはいえ、取れる時間にも限りがあるし、今回はあきらめてこれで行くことに。色味自体はいいのだが、まあしょうがないか。

3月9日(木)

今週はこの後好天が続きそうだが来週は天気が崩れる予報なので、ここを逃すと鉄道模型芸術祭に出す車輌の塗装ができないと思われる。ということで、仕事の合間を縫ってその準備。今日はまずバラすところまで。と思ったら、作ってから時間が経っている分、けっこう壊れてたり気になったりするところがある。仕方がないので、バラしながらチョコチョコ修理。蒸気を塗るのも久しぶりだが、未塗装状態で分解したパーツを並べると、昔の16番でよくあった「未塗装イージーキット(というより、昭和40年代にキットというとほとんどその状態)」を思い出してしまう。なんか懐かしいな。

3月8日(水)

まだここで詳しくは書けないのだが、6月に計画されている鉄道関係イベントの打ち合わせ。日本鉄道模型の会としての協力ということでの参加。鉄道関連のイベントが林立する中での新たなイベントということで、いろいろ難しいところもあるが、しっかりとしたバックがついているのでけっこう面白い展開になるのではないだろうか。詳細は間もなく発表できるのではないかと思うので、乞うご期待。

3月7日(火)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今回も先月からの続きで、九州への最初の撮影旅行から8月1日に筑豊本線を撮影した時、筑前垣生駅周辺で撮影したカット。多分この場所で撮影していたのは2時間弱だと思うのだが、それで2カ月引っ張れるんだから、いかに当時の筑豊本線は列車密度が高かったかということで。今は福北ゆたか線になって電車はフリークエントサービスになっているけど、それより貨物の本数が多かったんじゃないかな。あの頃は。

3月6日(月)

昨日、下松市の日立製作所笠戸事業所で行われた英国向け高速鉄道車輌「Class800シリーズ」の昼間陸送イベント。市主催で「ものづくりのまち」をアピールするイベントということもあり、新聞やテレビで大々的に報道された。確かに、昼間に道路を通行止めにして陸送するということはほとんどないので、一般へのアピール力はある。しかし、ダイヤ改正より全然扱いが大きいなあ。当ててきたのか。全然話は違うけど、光・下松って、父方の祖父の出身地なので、いわば「ルーツ」なんだよね。実は。

3月5日(日)


練馬で開催されている「スワップミート同窓会」に顔を出す。毎年日曜1日のみ開催なので、予定が入ってしまうと行けないイベント。今までことごとく都合がつかず、今回が初めての訪問。まあ、出す人も来る人も、かなりの比率で知り合いばかりなので、まあ雑談の場ですわなぁ。それにしても「同窓会」とはよくしたネーミングで、会場は中高年男性ばかりで、圧倒的な平均年齢の高さ。中高年男性というと、リタイア後熱意をかけるものがなく腑抜けになってしまう人も多いだけに、趣味があってそれにアクティブになるということは、結果的にはよいことではないだろうか。しかし、往きは副都心線でヒカリエ号、帰りは山手線でE235系、きっちり出会ってしまった。スゴい引き。備忘録として。それにしてもヒカリエ号、なんでこんなに相性がいいの。見る、乗る含めて、副都心線・東横線方面では、2回に1回ぐらいのペースで来てるぞ。

3月4日(土)

話題が少ないダイヤ改正の中では、可部線の再延長区間の開業というのがちょっと取り上げられてはいる。廃止区間が人口増で再び営業路線化というのは、確かに極めて珍しい例だが、わずか1.6キロ。どちらかというと、電化区間と非電化区間の境目を越えてまだ可部の市街地はあったということのほうが理由としては大きい。いずれにしろ、経営状態の決して良くないJR西としては英断であることは間違いないだろう。

3月3日(金)

明日のダイヤ改正は列車や路線の廃止がない分、一般ニュースでは取り上げられにくい。ファンの関心もどちらかというと、国鉄型の車輌の引退や無人駅の廃止といった方に向いている感じが高い。そんな中では、JR北海道の経営危機と合わせて北海道の駅廃止がちょっと話題になったぐらいか。試作特急車キハ265系の解体なんてのもニュースになっているぐらいだし。

3月2日(木)

昨日仕事で埼京線に乗車中、十条駅進入時にタクシーが無理に警報の鳴っている踏切内に進入し、支障検知に引っかかりATCで非常ブレーキが作動するという場面に遭遇。十条は全列車停車なので踏切の作動タイミングが遅いので、列車が接近しているのに進入してしまったということだろう。列車も停車準備で減速していたので、ホーム中盤で停車するぐらいの感じ。タクシーも降りかかった遮断機をかいくぐって立ち去ってしまったので、撮影も何もない。しかし、一般ATS区間での特殊信号発光機の作動は見たことがあるが、ATC連動での作動ははじめて見た。って、自動的に非常ブレーキがかかっちゃうんで、見るも何もないのだが。

3月1日(水)

東京メトロ銀座線に乗ったら、またまた最後の01系130Fと出会う。走行中のすれ違いだったので撮影はできず。しかし、渋谷の地上区間なのでバッチリ目撃することはできた。すると、「くまモン」ラッピングが外され、オリジナルの姿になっているではないの。うむ、ラストラン体制に入ったのか。最後まで「くまモン」じゃ、ちょっとかわいそうな気がしていただけに、ちょっとホッとしたような。あと10日か。



(c)2017 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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