寿都鉄道8108(modellwagen・ムサシノモデル)




アメリカ製の古典機はけっこう好きなのだが、その中でもいかにも19世紀的なワゴントップボイラーのヤツではなく、世紀の変わり目ぐらいの比較的新しいほうが好みである。従って8100とか8550とか、8900、9200など、それも空制化したヤツは直接見たことがないワリには好きな機関車である。ある意味、アメリカンナローの中ではサブロクという軌間は結構余裕があり、3フィートにギリギリデカいボイラをぶち込んだアメリカ本土のカマより、バランスが取れていて品が感じられるからであろう。特に12oだと16番と違って、その繊細な感じが良く出てくる。ということで、見つけた出物は即GET。といいつつ、これはメーカー完成ではなく、ムサシノモデルの「まごころ工房」の特製品で、テンダーモータではなく、通常のエンジンモータに改造されているなど、けっこう手の込んだ作品である。

(c)2006 FUJII Yoshihiko


「HOn3-1/2(1/87 12mm)の車輌一覧」にもどる

はじめにもどる