●一応ここで目論んでいることは、初心者がTcl/Tkを使って何ができるかを身をもって実験してみるということです。
いわば、『Tcl/Tk入門』といったものですが、大体そういった名前のものが入門させる側の立場で書かれているのに対し、ここでは入門する側の立場から書かれています。
なので当然誤った理解なんかも出てくると思いますが、それはそれとして初心者が入門するという記録として作ろうと思います。
ほんとは自分で作ったものの成果を発表するとかいったかっこいいことをやってみたかったんですが、そんなスキルは持ち合わせていません。
で、人に見せるべき技術がないところで何をしようかと考えたときに、学習しながら作っていく過程を残しておけば取り敢えずなんか意味が有りそうな感じがしたので、試行錯誤を記録していきたいと思います。
といわけで、ふと思い付いたテーマは 「Tcl/Tkでエディタを作ってみる。」 です。
ケッと嘲笑う声が聞こえましたが、エディタ自体のコードはサンプルもたくさん有ってGUIをいじるぐらいじゃあ自分でも面白くないので、ここではそれプラスアルファを目指したいと思います。
で、どんな物を目指すかというと 「カットアップエディタ」 なんであります。
"カットアップ"というのは今は亡きWilliam
Seward Burroughsの十八番、文章を加速したり、その文章の根源的な姿を顕現させるテクニックであります。
しかし、Macintosh
や DOS上では EV氏による"Dr.Burroughs"というすばらしいプログラム(しかも
Macintosh 版は HyperCard スタック!)が既にあるわけで初心者が太刀打ちできるわけもない。
なので、さらにプラスアルファで語尾変換機能を付加する。で、これも既に Macintosh では 仲川
勝彦氏の Bun->Bun があるわけで初心者がそれ以上のものが作れようとも思わない。
が、「カットアップ」と「語尾変換機能」を併せ持ったエディタはまだ存在しないのだ(と思う、たぶん)。決まりだね。
ハードウエア | |
CPU | Pentium 166MHz |
RAM | 32MB |
開発環境 | |
OS | Linux (TurboLinux : kernel2.0.33) |
Tcl | 8.0p2jp |
Tk | 8.0p2jp |
Tcl/Tk そのものの機能を使う。コードはいくつかの既存のスクリプトから毟ってきてでっちあげる。ライセンスとかに注意すればなんとかなる(ような気がする)。2. カットアップエンジン:
3. 語尾変換エンジン:文章に含まれる単語単位での抽出をするために分かち書きパッチ kakasi-2.5.5 を使う。 kakasi を利用した全文検索システム namazu は便利に使ってるのでなんとかなる(ような気がする)。普段 namazu のクライアントには CGI を使ってるけど、tknamazu という Tcl/Tk を使ったクライアントもあることだし合わせてなんとかなる(ような気がする)。または単語を壊してしまうのもありかもしれない、そのうちに決める。
kakasi でなんとかなる(ような気がする)。
何と!なんとかなりそう(な気がする)ではないか。
と前途が明るいまま今日は終わる。