大六壬苗公鬼撮脚上巻


■ はじめに

 「大六壬苗公鬼撮脚」は古典中の古典で、主として射覆の見方を述べている書であります。作者は不明。
 テキストは「大六壬全集」の中の「大六壬苗公射覆鬼撮脚」を使います。補足として「大六壬秘本」も使います。  まずは、上巻、十二月将および十二天将の類神を列挙します。
 はじめに言っておきますが、この類神を機械的にあてはめてはいけません。射覆は状況を把握した上での活断が求められるのです。



十二時照顕変化論


神后属子、其数九、其味咸、在女虚危三宿之位。
子加日、乘天后乃小女。子加小吉、見土為老婦。子乘六合為小婦一云匪婦。丑加子加日辰為公婆。子作太陽為婢妾。子作太常為[チョウ][リ]。酉加子上為孀婦、一云子加酉為孀婦。子加辰作虎為軍婦。子加太常為娼婦。子加亥為孩童。子加天空為幼女。子加巳為[ネイ]婦。子加辰為患女亦為水厄。子作勾陳為駝子亦為蛇。子加日辰上居房、加季哭人。子辰臨日辰為瓮瓶盆。子加辰戌上為瓮。子加日辰上為瓶盖。子作玄武亥上為糖糟、子作生气。子作白虎、克日、血病。子加巳悲声、空亡中用遺失。寅未加子鬼婦。子作六合、加日辰為布帛。丙子日支上河渠。子加巳午冬至後為雪。子加酉為陰天。太陰加子日作玄龍大雨。
 神后子は、数は9、味は塩辛さ、女虚危の三宿に位置する。
 子が日干上で天后がつくのは小女(むすめ)。子が未上で土を見るのは老婦。子に六合がつくのは小婦(若い婦人)。丑と子が日干支上にあるのは公婆(しゅうと、しゅうとめ)。子に太陽がつくのは下女。子に太常がつくのは兄嫁と弟嫁。酉が子上にあるのは女やもめ、一説には子が酉に加わるのが女やもめ。子が辰上にあって白虎がつくのは軍婦(軍人の妻?)。子に太常がつくのは娼婦。子が亥上にあるのは子供。子に天空がつくのは幼女。子が巳上にあるのは乳母。子が辰上にあるのは病気の女性または水難。子に勾陳がつくのはらくだ(せむし)または蛇。子が日干支上にあるのは住まい、季に加わるのはなげく人。子、辰が日干支上にあるのは甕や瓶やお盆。子が辰戌上にあるのは甕。子が日辰上にあるのは瓶や蓋。子に玄武がつき亥上にあるのは砂糖やぬか、子は生気である。子に白虎がつき日干を剋すのは血液関係の病気。子が巳上にあるのは悲しい声、空亡で中伝発用なら遺失。寅未が子上にあるのは悪い女。子に六合がつき日干支上にあるのは布袋。丙子日で支上にあるのは河梁(橋)。子が巳午上にあって冬至後は雪。子が酉上にあれば曇り。太陰が子について玄武青龍があれば大雨。



大吉為丑、其数八、其味甘、在斗牛二宿之位。
丑作天空為罐子。丑加卯酉上為缸子。日辰加丑為長者。丑日為農夫。丑加歳為宰執。丑加亥為橋、寅加亥亦為橋。庚辛日為墓。卯日丑加卯為車。丑加戌巳日為土地。丑加日為未至不完物。六丑日為牛。丑加子為鼈、空亡日辰上為田野。丑作六合為家。丑作太常為甜物。丑加巳、巳加丑為土坑。丑加卯酉日為店。丑加亥、亥加丑倶為腸洩。丑加申為伝舍、一云僧舍。六合加丑為僧道院堂。丑加朱雀為挙薦。丑作貴人為相府。丑加卯春夏雷雨、一云先雨後雷。卯加丑為先雨後雷。
 大吉丑は、数は8、味は甘さ、斗丑の二宿に位置する。
 丑に天空がつくのは缶や鉢。丑が卯酉上にあるのは甕。日干支が丑上にあるのは年長者。丑日は農夫。丑が歳上にあるのは宰相執事。丑が亥上にあるのは橋、寅が亥上にあるのも橋。庚辛日は墓。卯日で丑が卯上にあるのは車。丑が戌巳日上にあるのは土地。丑が日上にあるのは未完成のもの。丑日は牛。丑が子上にあるのはすっぽん、空亡で日干支上にあるのは田野。丑に六合がつくのは家。丑に太常がつくのは甘いもの。丑が巳上、巳が丑上にあるのは土穴。丑が卯酉日上にあるのは店。丑が亥上、亥が丑上にあるのはともに腸洩(病気の名前?)。丑が申上にあるのは伝舎(昔の駅みたいなところか)、一説には僧舎。六合が丑上にあるのは寺院やお堂。丑が朱雀上にあるのは推挙。丑に貴人がつくのは役所。丑が卯上にはるのは春夏は雷雨、一説には雨のち雷。卯が丑上にあるのは雨のち雷。



功曹属寅、其数七、其味酸、在尾箕二宿之位。
寅作六合、青龍為秀才。巳加申為道士。太常作日辰、戊己土日為公吏、勾陳加寅同。寅加巳丑為患人。寅作虎為風子。寅作朱雀為文書。寅加空為棒杖、寅天空棒杖。寅作六合為従人。寅年加寅為屋柱、寅加午午加寅同。寅加辰戌為林[ラン]。寅巳亥上為迷路、寅加巳亥二辰上是。寅加丑戌為旧籍。寅加仲上主宛転。申子辰日干主遠出。丙丁二日主心。
 功曹寅は、数は7、味は酸っぱさ、尾箕の二宿に位置する。
 寅に六合青龍がつくのは秀才。巳が申上にあるのは道士。太常が日支につき戊己土日のときは公吏、勾陳が寅上にあるのも同じ。寅が巳丑上にあるのは病人。寅に白虎がつけば狂人。寅に朱雀がつけば文書。寅が空亡上にあれば棒杖。寅に天空がつけば棒杖。寅に六合がつくのは従者。寅年で寅上にあるのは柱、寅が午上、午が寅上にあるのも同じ。寅が辰戌上にあれば林のある連山。寅が巳亥上にあれば迷路、寅が巳亥支の上にあるということである。寅が丑戌上にあれば古い書類。寅が仲上にあれば婉曲、円滑。申子辰日干は主に遠出。丙丁日は主に心。

最後の申子辰日干というのはよくわかりません。「大六壬秘本」には干の字はありませんので、単に申子辰日ということでいいかと思います。


太冲属卯、其数六、其味酸、在氐房心三宿之位。
卯加乙為弟兄、未加亦同。未加卯亦為兄弟。卯加火為匠人。卯加申、申加卯為芸術。卯作六合日辰為羅網。卯加亥子為船、一云梢子、亥亦主之。卯加丑為竹器、一云竹羅。卯作天空、空亡為門、日辰上主門戸。卯加天后、 在子為水車。卯加午、午加卯為目疾。卯作天后加子、春為疫病。卯作青龍為竹棒、日辰上主私約。卯乘壬癸為船筏。
 太冲卯は、数は6、味は酸っぱさ、氐房心の三宿に位置する。
 卯が乙上にあるのは兄弟、未が乙上にあるのもまた同じ。未が卯上にあるのは兄弟。卯が火上にあるのは職人。卯が申上、申が卯上にあるのは芸ごとや技術。卯に六合につき日支であるのは網。卯が亥子上にあるのは船、一説には梢で亥の場合はまたこれが主である。卯が丑上にあるのは竹製品、一説には竹網。卯に天空、空亡がつくのは門、日支上にあれば主に門戸。卯に天后がついて子にあれば水車。卯が午上、午が卯上にあるのは眼病。卯に天后がつき子上にあるのは春は疫病。卯に青龍がつくのは竹の棒、日支上にあれば主に約束事。卯に壬癸がつくのは船やいかだ。



天罡属辰、其数五、其味甘、在角亢二宿之位。
辰加月建為宰公監司。辰加巳午為老人。辰加巳午、克日辰為殺人。辰加子、作玄武為強盗。辰加虎為屠宰人。辰加天[ゴウ]、丑上為山阪。辰加日上、并子午為阻截。辰加亥、亥加辰主哭泣。日辰上主火驚。辰作初伝主多慮。辰加壬癸日主官司。辰加月建上為城門。辰為文繍、加卯為手有龍、加戌為足有繍。辰加蛇虎克日主自縊。辰加亥主魚食。

 天[ゴウ]辰は、数は5、味は甘さ、角亢の二宿に位置する。
 辰が月建の上にあるのは役人のトップ。辰が巳午上にあるのは老人。辰が巳午上にあって日干支を剋するのは殺人。辰が子上にあって玄武がつくのは強盗。辰が白虎上にあるのは屠殺人。辰が辰丑上にあるのは山坂。辰が日上にあって子午があるのは阻害。辰が亥上にあったり亥が辰上にあるのは主に泣き喚くこと。日干支上にあれば、火に驚く。辰が初伝にあるのは多くは心配ごと。辰が壬癸日主の上にあれば役人。辰が月建の上にあれば城門。辰はきれいな衣服であり、卯上にあれば手には龍があり、戌上にあれば足には刺繍がある。辰が螣蛇白虎の上にあり日主を剋すれば自殺する。辰が亥上にあるのは主に魚食である。



太乙属巳、其数四、其味苦、在翼軫二宿之位。
巳加太陰為娼婦。巳加戊戌為囚禁人。巳旺克日為蛇。巳加辰戌為窰。巳克日辰主為詈。巳加虎克日辰為外孝。巳加申為釜爨。巳加酉為罌。巳在冬至后為雨雪。巳加酉、酉加巳倶為徒配。巳作蛇加日辰為双胎。月厭在巳主夢蛇。巳加未竈旁有井。未加巳井畔有竈。巳加午、生旺主蛇上屋。巳加太陰主有口瘡。巳亥日、戌加巳、竈厮有縊鬼。

 太乙巳は、数は4、味は苦さ、翼軫の二宿に位置する。
 巳が太陰の上にあるのは娼婦。巳が戊戌上にあるのは囚人。巳が強く日干を剋するのは蛇。巳が辰戌上にあるのは窯。巳が日干支を剋するのは罵ること。巳が白虎上にあり日干支を剋するのは外孝(服喪のことか?)。巳が申上にあるのは釜やかまど。巳が酉上にあるのはとっくり。巳が冬至後にあるのは雨雪。巳が酉上、酉が巳上にあるのはともに刑罰。巳に螣蛇がついて日干支上にあるのは双子。月厭が巳につくのは主に蛇夢。巳が未上にあるのは竈のそばに井戸がある。未が巳上にあるのは井戸からはなれて竈がある。巳が午上にあって強いのは、蛇が家の上にいる。巳が太陰上にあるのは、主に口のできもの。巳亥日で戌が巳上にあるのは、竈に自殺した幽霊がいる。



勝光属午、其数九、其味苦、在柳星張三宿之位。
午加太陰為妾。午加酉、酉加午為姐、一云婢。午加辰為老婦。午加日辰年上為冠。午加太常、六合為衣服。午加寅卯、甲乙日為宅。午加亥卯未為禾黍。午加辰戌主半路。午加卯酉、夏或主眼患。午加蛇日辰上主児発驚。庚辛日加午主癆瘵病。午申日午作太常為被帳、為衣服。午加申酉、并庚辛日為妻。午加魁罡、或魁罡加午、主有信至。
 勝光午は、数は9、味は苦さ、柳星張の三宿に位置する。
 午が太陰の上にあるときは妾。午が酉の上か酉が午の上にあるのは年上の女性、一説には女中。午が辰の上にあるのは老婦。午が日辰年上にあるのは冠。午が太常、六合に加わるのは衣服。午が寅卯の上にあって、甲乙日であるのは家。午が亥卯未の上にあるのはきびの類。午が辰戌の上にあるのは主に中途半端。午が卯酉の上にあるのは夏であれば主に眼病。午に螣蛇が加わり日干支上にあるのは主に子供が驚く。庚辛日に午があるのは主に肺病。午申日で午が太常となるのはとばり、衣服とする。午が申酉の上にあり、庚辛日は妻とする。午が辰戌の上に、あるいは辰戌が午の上にある場合は、主に手紙が届く。



小吉属未、其数八、共味甘、在井鬼二宿之位。
未加亥為継父。未加酉為継母。未与日辰相比、陽比為兄、陰比為弟。丙丁日亥加未為醉人。未加寅為婿、一云庚加未為婿亦為菓。未加常、合在日辰上為楽人。未加子、或丑子日加未為醤。未加巳、巳加未為桑麻。未加巳主大風。未加辰為田園。未加卯為林木。未加貴加日辰上為廟神。未加生気日、主信至。未加亥為井、一云日為井祟。未作天后在日辰為公婆。未作青龍為佛。未作六合為僧。未作天空加辰為古台屋。未加空亡、日辰為廟基、一云未作天空加日辰為廟基。未加酉、丑為老人。

 小吉未は、数は8、味は甘さ、井鬼の二宿に位置する。
 未が亥の上にあるのは継父。未が酉の上にあるのは継母。未と日干支の五行が同じなら、陽日なら兄、陰日は弟。丙丁日で亥が未の上にあるのは酔人。未が寅の上にあるのは婿、一説に庚が未に加わるのが婿またはお菓子。未が太常の上にあって日干支と合するのは楽人。未が子の上にあり、あるいは丑子日で未の上にあるのは醤。未が巳の上にあるか巳が未の上にあるのは桑や麻。未が巳の上にあるのは主に大風。未が辰の上にあるのは田園。未が卯の上にあるのは林木。未が貴人に加わり日干支上にあるのは廟神。未が日干を生じるものの上にあれば手紙。未が亥の上にあれば井戸、一説には井戸のたたり。未が天后で日干支にあればしゅうとしゅうとめ。未が青龍であれば仏。未が六合であれば僧。未が天空で辰の上にあれば古い建物。未が空亡で日干支に加われば廟基、一説に未が天空で日干支に加われば廟基。未が酉丑の上にあれば老人。



伝送属申、其数七、共味辛、在觜参二宿之位。
申作虎為漁猟人。申加壬癸日主遷移亦為刀斧。申加四仲為客人。申加戌亥上為仇人。申加卯上為僧人。申作太僕、加日辰、魁罡為軍人。申加巳午日、加子為孤児、一云加午(干の間違い?)用主孤児。申加太陰加日辰上為銀器。申加虎為刀斧、鉄刃、利器。申加青龍、六合、加日辰上為薬料。申加卯、卯加申主改移門戸。申加亥克日主水厄。申作玄武加亥子主失脱。申加日辰主憂悶。申加午、戌日上為禾黍麦。申加午、戌日大麦。申加壬癸日主淫乱、一云申加午。申加辰戌主磨石。

 伝送申は、数は7、味は辛さ、觜参の二宿に位置する。
 申が白虎であるのは猟師や漁師。申が壬癸日の上にあるのは主に移転、または刀や斧。申が四仲の上にあるのは客人。申が戌亥の上にあるのは仇人。申が卯の上にあるのは僧人。申が太僕(馬を管理する役職)で日干支が魁罡上にあるのは軍人とする。申が巳午日で子の上にあるのは孤児、一説に午(?)の上にあり発用であるのは主に孤児。申に太陰が加わり日干支上にあるのは銀器。申が白虎に加わるのは刀斧、鉄刃、武器。申に青龍、六合が加わり、日干支上にあるのは薬。申が卯の上にある、または卯が申の上にあるのは門戸を改築したり移したりする。申が亥の上にあり日干を剋するのは主に水難。申に玄武がついて亥子の上にあるのは主に手違い。申が日干支の上にあるのは主に心配事。申が午戌日の日干上にあるのはきびや麦の類。申が午戌日の上にあれば大麦。申が壬癸日の上にあれば主には淫乱、一説に申が午の上をいう。申が辰戌の上にあれば磨石。



従魁属酉、其数六、其味辛、在胃昴畢三宿之位。
酉作六合為奴婢。酉作青龍為侍妾。酉作天空為小婢。酉作天后為姑舅。酉作子丑上為老婢。酉乘太陰、加日辰為妻亦為財。酉加太常加卯、未上為楽妓。酉加巳為海。酉加子為江。酉加寅卯、乘勾陳為小麦。酉加卯、酉、作蛇為鴉、一云酉作蛇、加卯、酉、主鴉鳴。酉加虎、甲乙日主服至。酉加空亡上无后一云空后。酉加年、刑命、主刀傷。酉加雀、主喧聒。酉作青龍、六合、主斜目。酉作雀、蛇主眼疾。酉加卯、子、并癸日上、為霜雪。酉加戌、主霜雪。巳午加酉主妻。酉加子、水辺。酉加丙丁日上、主赤眼。酉加寅卯、克甲乙日、主争斗。

 従魁酉は、数は6、味は辛さ、胃昴畢の三宿に位置する。
 酉に六合がつくのは奴婢。酉に青龍がつくのは侍る妾。酉に天空がつくのは若い女中。酉に天后がつくのはしゅうとめしゅうと。酉が子丑上にあるのは年取った女中。酉が太陰に乗じて日干支の上にあるのは妻や財。酉が太常に加わり卯未の上にあるのは楽妓。酉が巳の上にあるのは海。酉が子の上にあるのは江。酉が寅卯の上にあり、勾陳が乗ずるのは小麦。酉が卯酉の上にあり螣蛇につくのはからす、一説に酉が螣蛇であり、卯酉の上にあるのは主にからすの鳴き声。酉が白虎に加わり、甲乙日であるのは主に服。酉が空亡の上にあるのは后がいない、空后という。酉が年上にあり、命が刑されるのは主に刃傷。酉が朱雀に加わるのは騒々しさ。酉が青龍、六合となるのはやぶにらみ。酉が朱雀、螣蛇となるのは眼疾。酉が卯、子の上にあり、癸日であるのは、雪や霜。酉が戌の上にあるのも雪や霜。巳午が酉に加わるのは主に妻。酉が子の上にあるのは水辺。酉が丙丁日の上にあるのは主に赤目。酉が寅卯の上にあり、甲乙日を剋するのは主には争いごと。



河魁属戌、其数五、其味甘、在奎婁二宿之位。
戌作天空主奴婢、一云戌作天空、玄武、主奴婢。戌作朱雀為印綬。戌作六合、加日辰上為人聚楽相会。戌作朱雀、加日辰、主官長。戌作天空、子午為舅公。戌加申、申加戌為兵卒。戌加月建、主監司。戌加太常、勾陳、在日辰為官長。戌作虎克日辰、主悪積。戌加太歳、主都轄。戌加日辰主旧物。戌加四季日辰、主牆壁。戌加寅、在申日主墳墓損壊。戌作玄武為坑。戌加寅為厠。戌加午主足疾。戌加虎克日為盗賊。戌加癸日、主牆倒。戌作玄武、加天空為貧丐。
 河魁戌は、数は5、味は甘さ、奎婁の二宿に位置する。
 戌が天空となるのは主に奴婢、一説に戌が天空、玄武となるのは主に奴婢。戌が朱雀となるのは印綬。戌が六合となり、日干支上にあれば人が集って相会うを楽しむ。戌が朱雀となり、日干支上にあるのは主に役人の長。戌が天空となり、子午はしゅうと。戌が申の上にあるか、申が戌の上にあれば兵卒。申が月建の上にあれば主には監督人。戌が太常、勾陳に加わり、日干支にあれば役人の長。戌が白虎となり日干支を剋せば悪いことが重なる。戌が太歳の上にあれば主に地方を管轄する役人。戌が日干支上にあれば古いもの。戌が季日(土支)干支の上にあれば主に壁囲い。戌が寅の上にあり、申日であれば墳墓は損壊。戌が玄武となるのは穴。戌が寅上にあるのは厠。戌が午の上にあるのは足の病。戌に白虎が加わり日干を剋すのは盗賊。戌が癸日の上にあるのは主に壁囲いが倒れる。戌が玄武となり、天空に加わるのは貧乏。



登明属亥、其数四、其味咸、在室壁二宿之位。
亥加四仲為幼子。亥乘天空、卯酉為孩童。亥加子為醉人。亥加六合及壬癸日辰上、主婦人。亥加魁罡日辰為屠人。亥克日辰、主病人。亥加雀、遺棄小児。亥加辰及壬癸日主獄人。丙丁日上主監。亥加丙丁日主豚羊。亥加勾陳、為魚蝦。亥加寅午戌日主損傷、一云亥主殺傷人。寅午戌日用、主之。亥作龍為楼。亥作合為閣。亥加巳、巳加亥、壊頭面人。亥加戌為厠。亥加日神上為柱。亥乘空、加太歳主高人、一云主天。亥加巳日占、行人来。亥加子為痰火。亥加歳、行年、主病。亥作太常主泄瀉、一云、亥加歳、行年上多病。占忌泄瀉。巳酉丑三日亥為用、主失物。亥加子為麦。亥加常為穀。亥加日上為米。亥加壬、癸、子上、主重畳、亥加子癸不明、連三伝、主重畳。朱雀加亥是塩引。占用上主醉散、亦主刀尺。
 登明亥は、数は4、味はしょっぱさ、室壁の二宿に位置する。
 亥が仲支(子午卯酉)上にあるのは幼児。亥が天空に乗じ、卯酉は子供。亥が子の上にあるのは酔人。亥が六合に加わり壬癸日干支上にあるのは婦人。亥が辰戌日干支の上にあるのは屠殺人。亥が日干支を剋すのは主に病人。亥が朱雀に加わるのは小児を遺棄する。亥が辰の上にあり壬癸日は主に獄中の人。丙丁日の上にあれば主に監督。亥が丙丁日の上にあるのは豚未。亥に勾陳が加わるのは魚蝦。亥が寅午戌日にあれば主に損傷、一説には人を殺傷する。寅午戌が発用であればこれを主とする。亥が青龍であるのは楼。亥が六合であるのは閣。亥が巳の上にあるか、巳が亥の上にあれば、顔に怪我をする。亥が戌の上にあれば厠。亥が日干上にあれば柱。亥に天空が乗じて、太歳の上にあれば、高い位の人、一説には天。亥が巳日の上にあれば、出かけた人が戻ってくる。亥が子の上にあれば痰火。亥が年、行年の上にあれば主に疾病。亥が太常となるのは主に下痢。一説に亥が年、行年の上にあれば病気が多い。占って下痢を忌む。巳酉丑の三日で亥が用となるのは失物。三伝が連なるのは、主に重畳。朱雀が亥に加わるのは塩の販売人。発用にあるのは主に酔いがさめる、また修飾。


十二貴人照顕変化論


貴人者、黄帝之象、家在己丑、旺于四季、其将主近貴、求名、官禄、詔命、升遷、珍宝等事。群子恩栄、小人官訟。
加寅為貴人汲引、一云貴人怒。加卯為官位升遷、一云官求退。加辰為見官得力。加巳為当缺得美。加午為遷転官職。加未為廟神顕霊。加申為猶予不決、一云為仏縁。加酉為間隔不全。加戌為争斗刑獄、一云貴訟。加亥為官階升遷、一云官供。加子為婦人災病。加丑為貴人吉慶。
  貴人は黄帝の象であり、己丑に属する。四季(辰戌丑未)に旺ずる。その意味は、主に近い貴人、名誉を求める、官禄、詔命、昇進転職、珍宝等のこと。多くの人には恩賜栄誉、小人には刑罰訴訟。
 寅に加われば貴人を引き上げる、一説には貴人怒る。卯に加われば官位昇進、一説には官を辞する。辰に加われば官を見て力を得る。巳に加われば思うようにならない。午に加われば転職。未に加われば廟神が顕れる。申に加われば決まらない、一説に仏縁。酉に加われば仕切りがしっかりしていない。戌に加われば争いで刑罰をうける、一説には貴人の訴訟。亥に加われば昇進、一説に官供。子に加われば婦人の災い病気。丑に加われば貴人に喜びあり。



螣蛇者、熒惑之象。家在丁巳、旺于孟夏、其将主驚恐、怪異、夢寝等事。不安之象、君子憂名、小人愁利。
加寅為猫豚怪、加寅学字。加卯為犬馬怪、一云車馬怪。加辰為火盗怪。加巳為産難怪。加午為血光怪。加未為酒食怪。加申為道路怪。加酉為金絵怪。加戌為墳墓怪。加亥為争斗怪。加子為陰私怪。加丑為宅舍怪。
 螣蛇は火星の象であり、丁巳に属する。巳に旺ずる。その意味は、主に驚き恐れ、怪異、夢や睡眠等のこと。不安の象。君子は名誉を、小人は利益を心配する。
 寅に加われば猫豚の怪。寅に加われば字を学ぶ。卯に加われば犬馬の怪、一説に車馬の怪。辰に加われば火付け盗賊の怪。巳に加われば難産の怪。午に加われば血光の怪。未に加われば酒食の怪。申に加われば道路の怪。酉に加われば金絵の怪。戌に加われば墳墓の怪。亥に加われば闘争の怪。子に加われば陰私の怪。丑に加われば家建物の怪。



朱雀者、南方火德之象。家在丙午、旺于仲夏。其将主文書、遠信、刑戮、口舌等事。君子求利名、小人争財物、一云南驃騎尉。
加寅為音信文章。加卯為是非口舌。加辰為獄訟冤仇。加巳為妻子唇吻。加午為争斗官非。加未為婚姻争競、一云婚不和。加申為行人遠信。加酉為奴婢闘訟。加戌為武官争斗。加亥為小口致争。加子為奸私官事。加丑為世人間非。
 朱雀は南方火徳の象であり、丙午に属する。午に旺ずる。その意味は、主に文書、遠くの便り、刑罰殺戮、口舌等のこと。君子は名利を求め、小人は財物を争う、一説に南の騎馬将軍。
 寅に加われば音信文章。卯に加われば論争口舌。辰に加われば訴訟刑罰。巳に加われば妻子や弁舌。午に加われば闘争役人の不正。未に加われば婚姻競争、一説に婚姻不和。申に加われば旅行者遠くからの手紙。酉に加われば奴婢訴訟争い。戌に加われば武官闘争。亥に加わればつまらないことから争いに至る。子に加わればよこしまな公私のこと。丑にに加われば世の中の不正。



六合者、天乙和合之象。家在乙卯、旺于仲春。其将主婚姻、喜慶、交易、成就等事。君子遷官、小人獲利、又云天乙光禄卿、主和合、及大夫、隠逸。
加寅為文字見取、一云父子喜。加卯為法術有霊。加辰為喜事難成。加巳為陰人和合。加午為婚姻喜事。加未為娶聘可成、一云婚姻和合。加申為争斗婚親。加酉為児子婚娶、一云男子喜。加戌為婦人逃竄。加亥為陰人奸私、一云男子喜。加子為陰私争訟、一云陽入陰争。加丑為田宅不安、一云田宅有動。
 六合は天乙和合の象であり、乙卯に属する。卯に旺ずる。その意味は、主に婚姻、喜びごと、交易、成就等のこと。君子は官を移り、小人は利を得る。また天乙光禄卿という。主に和合、大臣、隠逸。
 寅に加われば文字を読み取る、一説に父子の喜び。卯に加われば法術に霊あり。辰に加われば喜びごとは成りがたい。巳に加われば女性小人の和合。午に加われば婚姻の喜びごと。未に加われば娶ることが成就すること、一説に婚姻和合。申に加われば婚家の親との闘争、酉に加われば子供の婚姻、一説に男子の喜び。戌に加われば婦人が逃げること。亥に加われば小人の横しまな考え、一説に男子の喜び。子に加われば秘密争いごと、一説に陽入陰争。丑に加われば田宅の不安、一説に田宅に動きあり。

陽入陰争とは、漢方用語で身体の状態を示すものと思いますが、私も漢方の専門家ではありませんからよくわかりません。



勾陳者、天乙将軍之象。家在戊辰、旺于四季、其将主兵器、戦陣、刑殺、争斗、訟獄等事。君子招盗、小人争田。
加寅為争論是非。加卯為咬唆打斗。加辰為戦斗対敵。加巳為出兵行軍。加午為婚姻争訟。加未為説事寅縁。加申為鬼神降災、一云神怒。加酉為遠行不通。加戌為牆垣争競。加亥為小口疾病。加子為生非造悪、一云悪人縦意。加丑為争訟田宅。
 勾陳は天乙将軍の象であり、戊辰に属する。四季土用に旺ずる。その意味は、主に兵器、戦陣、刑殺、闘争、訴訟刑罰等のこと。君子は盗を招き、小人は田を争う。
 寅に加われば是非の論争。卯に加われば告げ口やそそのかし争いごと。辰に加われば敵対戦闘。巳に加われば出兵行軍。午に加われば婚姻訴訟。未に加われば作り話や賄賂。申に加われば鬼神災いのこと、一説に神の怒り。酉に加われば遠出ができない。戌に加われば塀や競争。亥に加わればつまらぬ言説や疾病。子に加われば間違いや悪事をなすこと、一説に悪人の思うまま。丑に加われば田宅の訴訟。



青龍者、天乙大丞相之象。家在甲寅、旺于孟春。其将主官禄、財禄、婚姻、慶賀等事。君子遷官、小人進宝、一云銭財、飲食、喜慶之事。
加寅為文書喜信。加卯為術法霊験、一云術士。加辰為公文書契。加巳為酒食宴会。加午為遷転職官。加未為婚姻宴飲。加申為失物走逸。加酉為雲雨雷霆、一云連雨。加戌為文書印信。加亥為往来音信。加子為官禄爵位。加丑為田宅家産。
 青龍は天乙大臣の象であり、甲寅に属する。寅に旺ずる。その意味は、主に官禄、財禄、婚姻、慶賀等のこと。君子は官を移り、小人は宝に進む。一説に銭財、飲食、喜びごと。
 寅に加われば文書やうれしい手紙。卯に加われば術法霊験、一説に術士。辰に加われば公文書契約。巳に加われば酒食宴会。午に加われば転職。未に加われば婚姻宴席。申に加われば失せ物や失踪者。酉に加われば雲雨雷鳴、一説に雨続き。戌に加われば文書印信。亥に加われば往来音信。子に加われば官禄爵位。丑に加われば田宅家財産。



天后者、天乙彩女、母后之象。家在壬子、旺于仲冬、其将主婦人、陰私、暗昧、陷溺等事。君子遷官宴会、小人婚姻財礼。
加寅為美貌婦人。加卯為女冠首飾。加辰為婦人災病。加巳為懐孕産婦。加午為少女縦逸。加未為婚姻有凶。加申為婦女体長、一云細長。加酉為婚姻貧賤。加戌為婦嗔怒悪。加亥為婦女歪邪。加子為荒淫女子。加丑為老年婦人。
 天后は天乙彩女、母后の象であり、壬子に属する。子に旺ずる。その意味は、主に婦人、隠し事、暗昧、陥溺等のこと。君子は官を移り宴を催し、小人は婚姻財礼。
 寅に加われば美貌婦人。卯に加われば女性のアクセサリ。辰に加われば婦人病災。巳に加われば懐妊産婦。午に加われば少女が思いのままにすること。未に加われば婚姻に凶あり。申に加われば婦女体長、一説に細長い。酉に加われば婚姻貧賤。戌に加われば婦人の怒り。亥に加われば婦女のよこしま。子に加われば荒淫女子。丑に加われば老年婦人。



太陰者、婦人之象。家在辛酉、旺于仲秋、其将主欺蔽、隠匿、私情、奸淫、与陰暗不明并婦人私事。君子喜慶、小人憂疑。
加寅為陰怪女子。加卯為縦欲出入。加辰為伏藏私意。加巳為私事発怒。加午為斗争惹禍。加未為婚姻宴喜、一云求婦事。加申為信息遠来。加酉為奴婢逃走。加戌為婦人名節、一曰印。加亥為孝女賢妻。加子為奸淫私事。加丑為女子疫疾。
 太陰は婦人の象であり、辛酉に属する。酉に旺ずる。その意味は、主に欺き隠蔽、隠し事、私情、姦淫、はっきりしないこと婦人の秘密等のこと。君子は喜びごとがあり、小人は心配事や疑念がある。
 寅に加われば怪しい出来事や女子。卯にくわわれば欲望のままに行動する。辰に加われば自分の考えを隠す。巳に加われば私事で怒る。午に加われば闘争や災いを引き起こす。未に加われば婚姻宴会の喜び、一説に婦人を求めること。申に加われば遠くからの音信。酉い加われば奴婢の逃走。戌に加われば婦人の名誉や貞節、一説に印。亥に加われば孝女賢妻。子に加われば姦淫私事。丑に加われば女子の疾病。



玄武者、水神、凶将、家在癸亥、旺于孟冬、其将主盗賊、遺亡、奸私、離別、失脱、走囚等事。君子失財、小人淫乱。
加寅為功曹判官。加卯為太冲盗賊。加辰為凶悪神殺、一云殺神怒事。加巳為東厨竈君。加午為香火神祇。加未為親家神鬼。加申為羅漢天王。加酉為奴婢逃走。加戌為四足怪異。加亥為水厄災難、一云水怪。加子為婦人逃亡。加丑為六畜損失。
 玄武は水神で凶将であり、癸亥に属する。亥に旺ずる。その意味は、主に盗賊、遺亡、奸私、離別、失脱、脱走等のこと。君子は財を失い、小人は淫乱。
 寅に加われば役人。卯に加われば太冲盗賊。辰に加われば凶悪神殺、一説に殺神が怒ること。巳に加われば竈の神。午に加われば香火神祇。未に加われば家に親しい神鬼。申に加われば羅漢天王。酉に加われば奴婢の逃走。戌に加われば四足の怪異。亥に加われば水厄災難、一説に水の妖怪。子に加われば婦人の逃亡。丑に加われば六畜の損失。

太冲とは足にあるツボのことですが、ここでは非常に凶悪というような意味でしょう。


太常者、為光禄卿相、家在己未、旺于四季。其将主光禄、印綬、飲食、宴会、衣服、賞賜、田宅、財帛、喜事。君子得名、小人得財。
加寅為道士玄門。加卯為女冠束帯。加辰為打猟観軍。加巳為江湖術士。加午為婦女孝服。加未為師巫女道。加申為天德財喜。加酉為尼姑。加戌為印綬官職。加亥為黄衣道人。加子為節婦女。加丑為田野老人。
 太常は禄の高い高官であり、己未に属する。四季土用に旺ずる。その意味は、主に高禄、印綬、宴会、衣服、賞賜、田宅、財帛、喜びごと。君子は名を得て、小人は財を得る。
 寅に加われば道士玄門。卯に加われば女冠束帯。辰に加われば狩猟をしながら戦争を見る。巳に加われば江湖の術士。午に加われば婦女の服喪。未に加われば師巫女の道。申に加われば天の徳財の喜び。酉に加われば尼姑。戌に加われば印綬官職。亥に加われば黄衣の道士。子に加われば貞節な婦女。丑に加われば田野の老人。



白虎者、金神、凶将、家在庚申、旺于孟秋。其将主凶悪、道路、病患、死亡、出入之災。君子失位、小人傷身。
加寅為猫犬往来、加卯為六畜損傷。加辰為哭声満堂。加巳為骨肉死亡。加午為六親死亡。加未為軍卒有損。加申為争訟人命、一云争斗病。加酉為出行不吉。加戌為疾病難医。加亥為小児病重。加子為婦病争詈。加丑為牛羊傷害。
 白虎は金神、凶将であり、庚申に属する。申に旺ずる。その意味は、主に凶悪、道路、疾患、死亡、出入の災い。君子は位を失い、小人は身を傷つける。
 寅に加われば犬猫の往来。卯に加われば六畜の損傷。辰に加われば悲しい出来事。身に加われば肉親の死亡。午に加われば親族の死亡。未に加われば軍卒を損なう。申に加われば訴訟人命、一説に闘争病気。酉に加われば外出不吉。戌に加われば疾病は治り難い。亥に加われば小児病重い。子に加われば婦人病や罵りあい。丑に加われば牛羊の傷害。



天空者、土神、凶将。家在戊戌、旺于四季。其将主虚驚、欺詐、多偽少実、奴婢逃亡等事。君子讒誑、小人欺凌。
加寅為家中誑乱。加卯為荒語妄言。加辰為老人孝服。加巳為火光炉冶、一云観人熱火炉。加午為驢馬死亡。加未為媒人虚詐。加申為僧道妖言。加酉為奴婢不実。加戌為盗賊虚驚、一云妄言。加亥為虚言奸事。加子為婦人説事、一云讒婦人事。加丑為妄説利害、一云妄説田宅事。
 天空は土神、凶将であり、戊戌に属する。四季土用に旺ずる。その意味は、主に実体のない驚き、詐欺、ほとんど偽りで真実は少ない、奴婢の逃亡等のこと。君子は讒訴にあい、小人は欺かれる。
 寅に加われば家中うそばかり。卯に加わればひどい言葉やうそ。辰に加われば老人の服喪。巳に加われば鍛冶、一説に人熱火炉をみる。午に加われば驢馬の死亡。未に加われば人を介して騙す。申に加われば僧道の怪しい言葉。酉に加われば奴婢の不実。戌に加われば盗賊に驚く、一説に妄言。亥に加われば虚言よこしまなこと。子に加われば婦人の説くこと、一説に婦人をそしること。丑に加われば利害の妄説、一説に田宅の妄説のこと。



 >>次ページ(中巻)へ

■ あとがき

 わからない言葉が多く、辞書ばかり引いていたので、上巻だけで3ヶ月もかかりました。もっともわからないものはそのままにしてあるところもあります。
 さらに中巻、下巻もあるので、これでは全部訳すのに1年はかかりそうです。やれやれ。




   作成 :  2008年5月19日  
   改訂 :  2021年1月21日  内容修正およびHTML5への対応

このページのトップに戻る