よみ | 用語 | 解説 |
かくきょく | 格局 | 命式の分類方法。格局に関してはいろいろな説がある。一般的には、内格八格、従格、一行得気格、両神成象格、化格、その他雑格に分けるのが普通。しかし、諸説あり、しかも考え方を解説すると、本一冊になるので、ここでは省略。格局と用神は四柱推命を学ぶものにとって頭痛の種である。 |
かんこ | 官庫 | 甲乙日の丑、丙丁日の辰、戊己日の未、庚辛日の戌をいう。 |
かんごう | 干合 | 干関係のうちとくに結び付きが強い関係。化する干合と化しない干合があり、化しない干合の場合は、干合したどうし以外の干には全くといっていいほど影響を与えない。干合する干は、甲と己、乙と庚、丙と辛、丁と壬、戊と癸であり、陽干が陰干の正官となっている。 |
かんこん | 還魂 | 十二運養のこと。 |
かんさつこんごう | 官殺混合 | 「官殺混雑」ともいう。命式に正官と七殺(偏官)がある命式。これも原則として悪い命式である。 |
かんだん | 寒暖 | 調候のなかでも寒暖という場合は、とくに季節的な意味での火(夏)と水(冬)のバランスをいう。火と水のバランスについては燥湿という言葉もあるが、この場合は季節にはとくに着目しない。 |
き | 貴 | 地位が高かったり、性格が清廉であったりする場合をさす。あるいは科挙試験に合格するような命を指す。これはこの占いの功利的な面を示しているように思う。 |
き | 奇 | 奇怪とか奇妙という意味はほとんどなくて、たいていの場合は良い意味ですごい、すばらしい。 |
き | 喜 | ①その人の命にとって良いこと ②喜神 |
き | 忌 | ①その人の命にとって避けるべきこと ②忌神 |
きしゅく | 帰宿 | 生時干支のこと。とくに時支を指すことが多い。 |
きしん | 喜神 | 命式によい作用を与える干または支。喜神のことを用神と呼んでいる人もいる。 |
きしん | 忌神 | 命式に悪い作用を与える干または支。 |
きゅうしゅう | 九醜 | 壬子、壬午、戊子、戊午、己酉、己卯、乙酉、乙卯、辛酉、辛卯の十の干支をいう。六壬における九醜課を参照。 |
きょうしん | 梟神 | 偏印のこと。倒食ともいう。 |
きょさつりゅうかん | 去殺留官 | 七殺と正官が命式中にある場合、七殺を合したり剋制したりして弱め、正官のみの作用が残ることをいう。官殺混合を回避することである。去官留殺というのはその逆である。 |
くんしんけい かい | 君臣慶会 | 天干どうし地支どうしが合して、それらが同じ旬にある命式。例えば甲戌と己卯のような場合。 |
げつうん | 月運 | 1ヶ月の運は当該月の干支を使って運気をみるが、その干支をいう。 |
げつれい | 月令 | 命式が1年のうちのどの季節に生まれたかを月支およびその蔵干で示す。 |
げんめい | 元命 | 月支のこと。 |
こううん | 行運 | 大運、歳運、小運、月運、日運の総称。命のよしあし、強弱は命式でみるが、それがいつどうなるかは行運でみる。 |
ごうか | 合化 | 干合のうち、合した干が変化して別の干の性質をもつようになること。甲と己の場合は土、すなわち戊と己に変化し、乙と庚は金、すなわち辛と庚に、丙と辛は水、すなわち壬と癸に、丁と壬は木、すなわち甲と乙に、戊と癸は火、すなわち丙と丁にそれぞれ変化する。合化する条件は諸説あるが、一般に化する五行が地支に多いときに合化するといわれる。例えば、甲と己の干合があり、地支に木が多ければ、己は乙に変化する。この場合は、他の干に影響を与える。「化干論集」「行運干合論集」参照のこと。 |
ごうざいだつざい | 劫財奪財 | 財が弱く劫財が多かったり強かったりする場合、劫財が財の作用を奪うこと。劫財に財の作用を奪われることで本人には恵みがない。 |
ごぎょうぐそく | 五行倶足 | 四柱および胎元の納音の五行が木火土金水すべてそろうこと。 |
こんびょうかか | 根苗花果 | 順に年柱、月柱、日柱、時柱のこと。 |
よみ | 用語 | 解説 |
さいうん | 歳運 | 生まれた年の干支を1歳運として、毎年の干支をいう。流年とも年運ともいう。 |
ざいたしんじゃく | 財多身弱 | 「みじゃく」と言う人もいる。財が多くて日主が弱い命式をいう。一般に「財多身弱は富屋の貧人」という。 |
ざつかく | 雑格 | 上の他、命式の一部分の特徴をとらえて、格に分類する方法があり、それらを雑格と呼んでいる。 |
さんき | 三奇 | よいとされる3つの干の組み合わせ。甲戊庚を天上三奇、乙丙丁を地下三奇、壬癸辛を人中三奇という。 |
しけい | 支刑 | 十二支の相互関係で、ある一方の支が他方の支を痛める関係。四柱推命では、支冲や支合に比べて作用が薄いとされる。刑については、大六壬で細かく解説する。 |
しこ | 四庫 | 辰戌丑未のこと。また単に「庫」という場合もある。 |
しごう | 支合 | 十二支の相互関係で、互いにしばりあう。子と丑、寅と亥、卯と戌、辰と酉、巳と申、午と未、の六つで、六合ともいう。互いにしばりあうため、地支として通根して天干を強める作用は減じられる。支冲と支合があった場合には支合によって支冲の作用を解くことができる。これを解冲という。 |
ししんいちじ | 支辰一字 | 地支が四柱とも同じであること。 |
しちゅう | 四柱 | 年月日時の干支をそれぞれ年柱、月柱、日柱、時柱というが、それをまとめて四柱という |
しちゅう | 支冲 | 十二支の相互関係で、互いに傷つけあう。方位では互いに反対である。子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥、の六つで、六冲ともいう。互いに傷つけあうため、地支として通根して天干を強める作用は減じられる。 |
じぼ | 次母 | 亥卯未生まれの人は丑、寅午戌生まれの人は辰、巳酉丑生まれの人は未、申子辰生まれの人は戌。 |
じゅうあくたいはい | 十悪大敗 | 甲辰、乙巳、壬申、丙申、丁亥、庚辰、戊戌、癸亥、辛巳、己丑の十の干支をいう。日であれば凶日とされる。 |
じゅうかく | 従格 | 命式において、非常に強い六親があった場合、命式の五行の均衡を図るのではなく、最も強い六親の強さをより鮮明にした方がよい場合、その命式は従格といわれる。一般には従官殺格、従財格、従児格、従旺格、従強格に分けられるが、従旺格、従強格は従格に入れない人もいる。 |
じゅうにうん | 十二運 | 支が干に及ぼす影響を示すもの。十二因縁とか十二輪廻とかいう人もいる。たとえば、寅は甲の建禄であるが、寅が甲を強めることをあらわしている。この名称から推して、十二運自体にいろいろな意味を付与されている。十二運の付け方については「十二運論」参照。 |
しゅうふく はつふく | 集福発福 | 四柱ともに吉神、禄馬、吉会など吉の条件がそろうこと。 |
じゅせい | 寿星 | 食神のこと。 |
しょう | 象 | ①意味、シンボル。 ②表面に出ている状態。事象。 |
しょううん | 小運 | 数え年で、男は丙寅を1歳で順に、女は壬申を1歳として逆に干支を年齢に割り振っていくときのその年齢のときの干支。四柱推命ではあまり使わない。 |
しょうかんけんがん | 傷官見官 | 命式中に傷官と正官が混在していること。濁の代表的な命式で、原則として悪い命式である。 |
しょうかんたいさつ | 傷官帯殺 | 地支三合の傷官が天干の七殺を抑える命式。例えば甲日で庚があり地支に寅午戌がそろう命式。 |
しんか(しんけ、しんかり) | 真仮 | 真というのは作用があること、仮というのは閑神で作用のないことをいうのが一般的。喜神で干関係のよいもの、忌神で干関係の悪いものを真、そうでないものを仮という人もいる。例えば、甲と甲は相互作用があるため真であり、甲と乙は甲にとっては乙は助けにならず仮ということになる。 |
しんざいりょうてい | 身財両停 | 日主と財が同じぐらい強い命式。身殺両停といえば日主と官殺が同じくらい強い命式をさす。 |
せいしん | 精神 | 普通に精神という意味もあるが、四柱推命では精は金水、神は木火とする。異説あり。 |
せいだく | 清濁 | 命式中に喜神が忌神によって影響をうけない命式を清といい、喜神と忌神が乱れたり、陰陽が混合している命式を濁という。例えば、傷官見官や官殺混雑などは濁である。 |
せつぼく | 接木 | 転角とほぼ同じ意味。 |
ぞうかん | 蔵干 | 十二支がもっている十干的性質。とくに季節上の性質。『淵海子平』の蔵干が一般的である。蔵干表は別掲。 |
そうごう | 争合 | 干合のうち、一対一ではなく、一対二の干合となったときをいう。妬合ともいう。例えば、月日時干が甲己甲となった場合をいう。この場合一つの己を二つの甲が合しようと争うということから、争合というのである。年月日の場合は、月日の干合が優先するのであるが、月日時のときはどちらともいえない。三角関係や争いごとなどを意味することが多い。 |
そうしつ | 燥湿 | 命式中に(とくに地支に)水がなく火が強いのを燥、水が多すぎるのを湿という。 |
よみ | 用語 | 解説 |
だいうん | 大運 | 10年運のこと。大運の出し方は別に述べる。 |
たいよう | 体用 | 諸説あり。もとは、四柱推命の用語ではなく、中国哲学全体に流れる考え方で、体は主体、用はその作用と考えるのが一般的である。四柱推命では、日干を体、用神を用としたり、命式を体、行運を用としたりする。人により、あるいは場合により、意味が異なる。 |
たいげん | 胎元 | 受胎月のこと。生月の9ヶ月前の月干支を取る。例えば生月が己巳月ならば庚申を胎元とする。四柱推命ではほとんど使わないが、重視する術者もいる。 |
たいそく | 胎息 | 日干支との合である干支を胎息とする。例えば戊申日ならば、癸巳が胎息となる。 |
ちし | 地支 | 命式中の十二支のこと。生年月日時間の干支を縦書きにして並べると支が下にくるため地支という。 |
ちゅうてんほんち | 沖天奔地 | 命式や行運で壬癸がそろい、地支に水が多く、極端に水が強い状況になること。壬は川や湖の水であり癸は雨であるから、大雨が降って川が氾濫するイメージである。 |
つうこん | 通根 | 天干の五行と同じ五行の根をもつ十二支が地支にあること。天干に甲、地支に寅がある場合、「甲は寅に通根している」という。 |
ていこう | 提綱 | 月支のことだが、月支だけではなくその季節を重視する。 |
てんかい | 天魁 | 辰(天罡)と戌(河魁)のこと。ただし戌のことを単独で指すこともある。 |
てんかく | 転角 | 大運においての方角の変わり目。丑寅、辰巳、未申、戌亥の間。 |
てんかん | 天干 | 命式中の十干のこと。生年月日時間の干支を縦書きにして並べると干が上にくるため天干という。 |
てんかんいちじ | 天干一字 | 天干が四柱とも同じであること。 |
てんじつ | 填実 | 挟む支が命式や行運に顕れること。例えば丁巳日丁未時の拱禄格の場合に行運で午がめぐってくる場合など。 |
てんせんちちゅう | 天戦地冲 | 大運または流年の干支が、命式の日柱の干支と、干どうしが剋の関係、地支どうしが支冲の関係にあること。とくに日干が流年干を剋するときは、災禍に遭うとされる。必ずそうなるかどうかは研究が必要。 |
てんちとくごう | 天地徳合 | 天干どうし地支どうしが合する命式。 |
とうかん | 透干 | 地支の根の五行と同じ五行をもつ十干が天干中にあること。地支に寅があって天干に甲がある場合、「甲は透干している」という。 |
とうしゅつ | 透出 | ある干が命式天干にあること。 |
とごう | 妒合、妬合 | 争合のこと。 |
どんごうぼうさつ | 貪合忘殺 | 七殺が合されて無力になる命式。正官の場合は貪合忘官。 |
よみ | 用語 | 意味 |
いちぎょうとくき | 一行得気 | 命式中の五行のうち一つが極端に強い場合や、その五行しかない場合をいう。専旺格、独象格ともいわれる。従旺格に近い。通常、地支に方合や三合のある場合をいう。木行の場合は曲直、火行は炎上、土行は稼穡、金行は縦革(従革)、水行は潤下、という。 |
かいごう | 魁罡 | 壬辰、庚辰、庚戌、戊戌の4日。 |
かかく | 化格 | 命式中に化する干合がある場合を化格という。甲己の土化干合がある場合を化土格といい、あとも同様の呼び方をする。化したあと、従格的な扱いをした方がいい場合と、内格的な見方をしたほうがいい場合に分かれる。 |
かんろくらんば | 趕禄攔馬 | 建禄の1つ前の支を趕禄、駅馬の1つ後の支を攔馬というのではないかと思う。例えばは甲戌日の場合、建禄寅の前の丑が趕禄であり、駅馬申の後の酉が攔馬である。 |
きょうき | 拱貴 | 甲寅日甲子時、壬辰日壬寅時、甲申日甲戌時、戊申日戊午時、乙未日乙酉時、辛丑日辛卯時の6日時。填実を忌む。 |
きょうきゅうきょうざい | 夾丘夾財 | 日支と時支の間に財をはさむ命式。例えば甲寅日甲子時ならば丑財を挟むことになる。填実を忌む。 |
きょうろく | 拱禄 | 丁巳日丁未時、己未日己巳時、癸亥日癸丑時、癸丑日癸亥時、戊辰日戊午時の5日時。填実を忌む。 |
きろく | 帰禄 | 時支が建禄である命式。 |
けいごう | 刑合 | 癸日甲寅時生まれで、亥子月生まれでない命式。 |
げんぶとうけん | 玄武当権 | 壬癸日で寅午戌がそろうかまたは辰戌丑未が多い命式 |
こうちんとくい | 勾陳得位 | 戊己日で申子辰または亥卯未がそろう命式。 |
ごうろく | 合禄 | 戊日庚申時生まれ。 |
こんじん | 金神 | 癸酉、己巳、乙丑時。破財の神であり火が必要。 |
ざいかんそうび | 財官双美 | 禄馬同郷に同じ。 |
さついんかく | 殺印格 | 日干が弱く殺が多くて制がなく、印または羊刃が日主を助ける命式。 |
ざつきいんじゅ | 雑気印綬 | 月支が辰戌丑未で、蔵干に印綬を含む命式。 |
ざっきざいかん | 雑気財官 | 月支が辰戌丑未で、蔵干に財官を含む命式。 |
さんごうかん せい | 三合官星 | 財官干支を刑冲破害や合する干支をもつ命式。この場合の三合は、寅午戌というような三合ではない。漠然としすぎて格局にすべきかは疑問。 |
さんごうしゅうしゅう | 三合聚集 | 四柱のうち三柱が同じ天干であるか、同じ地支であるか、同じ納音である命式。 |
しいじゅんごう | 四位純合 | 寅申巳亥の四孟か子午卯酉の四仲か辰戌丑未の四墓がそろう命式。 |
じば | 時馬 | 時支に財がある命式。例えば丙丁日申酉時。甲乙日の場合は甲日午時、乙日巳時とする。馬とは駅馬ではなく財のこと。 |
じぼ | 時墓 | 時支が墓である命式。財官を含めば冲を要するとされる。 |
しょうかんせいざい | 傷官生財 | 地支三合の傷官が天干の財を生じる命式。例えば甲日で戊己があり地支に寅午戌がそろう命式。 |
しようし (ねようみ) | 子遥巳 | 甲子日甲子時で金の干支および丑午のない命式。 |
じんきりゅうはい | 壬騎龍背 | 壬辰日で辰が多い命式。寅があるとなおよい。 |
せいらんさ(しゃ) | 井欄叉 | 3つの庚と申子辰が四柱にそろっている命式。 |
せんざい | 専財 | 甲日己巳時。 |
せんいんごうかん | 専印合官 | 癸日庚申時で戊己がない命式。 |
ちゅうようし (うしようみ) | 丑遥巳 | 辛丑日、癸丑日の2日。 |
てんげんいっき | 天元一気 | 四柱とも同じ干支であること。 |
とうちゅう とうしょう | 倒冲 倒衝 | 四柱に官殺がなく、地支に正官を冲する支が多いこと。例えば丙日で地支に午が多い命式。 |
にちき | 日貴 | 丁酉、丁亥、癸卯、癸巳の4日。 |
にちじん | 日刃 | 日支が陽刃である命式。戊午、丙午、壬子日の3日。 |
にちとく | 日徳 | 壬戌、庚辰、丙辰、甲寅、戊辰の5日。 |
にちとくしゅうき | 日徳秀気 | 天干に乙が3つあって地支に巳酉丑がそろう命式。または(原文は更に)丙子、壬午、辛卯、丁酉日である命式。 |
にちろくきじ | 日禄帰時 | 帰禄格のこと。 |
ひてんろくば | 飛天禄馬 | 庚日、壬日生まれで子が多い命式。異説あり。 |
ふくとくしゅうき | 福徳秀気 | 巳酉丑日(陰干日となる)で命式に巳酉丑がそろう命式。 |
ほうおうかん | 鳳凰干 | 干合の争合があること。 |
ほうおうし | 鳳凰支 | 支合の争合があること。 |
ほうおうち | 鳳凰池 | 天元一気のこと。 |
りょうかんふ ざつ | 両干不雑 | 天干が同一五行で、年干と日干が陽干、月干と時干が陰干の場合。例えば、甲年乙月甲日乙時。 |
りょうしんせいしょう | 両神成象 | 命式中、二行が同じぐらい強い場合をいう。普通剋の関係にある二行をとる。例えば、木と土とか。この場合は通関を喜神とする。 |
ろくいそうじょう | 六位相乗 | 四柱および胎元、命宮の6支とその支と六合となる支のあわせて12の支で、十二支すべてそろうこと。 |
ろくいんちょうよう | 六陰朝陽 | 辛日で戊子があり、丙丁巳午のない命式。 |
ろくおつそき | 六乙鼠貴 | 乙日丙子時。 |
ろくじんすうごん | 六壬趨艮 | 壬日壬寅時。 |
ろくこうすうけん | 六甲趨乾 | 甲日乙亥時。 |
ろくばこうち | 禄馬交馳 | 寅午戌(年月日)の場合庚時申時、申子辰の場合甲時寅時、巳酉丑の場合癸時亥時(または壬時)、亥卯未の場合丁時巳時(または丙時)である命式。 |
ろくばどうきょう | 禄馬同郷 | 壬午日、癸巳日の2日。 |
用語 | よみ | 意味 |
双木為林 | そうぼくいりん | 「双木林をなす」甲と甲の関係でもっぱら喜神である場合をいう。 |
藤蘿繋甲 | とうらけいこう | 「藤蘿甲を繋ぐ」蘿はつるのある植物の意。甲が乙を生じること。 |
青龍返首 | せいりゅうへんしゅ | 「青龍首を返す」青龍とは木神で甲のこと、丙と甲の関係を指す。 |
有薪有火 | ゆうしんゆうか | 「薪有りて火有り」甲と丁のよい関係を指す。この場合水がないこと。 |
劈甲引丁 | へきこういんてい | 「甲を劈き丁を引く」庚と甲が丁を生じる関係。ただし甲は湿木では丁を生じる作用が薄い。 |
欣木為財(材) | きんぼくいざい | 「木をよろこび財(材)をなす」もっぱら庚が甲を剋す作用の関係。 |
艶陽麗花 | えんようれいか | 丙と乙の関係で、太陽が草花を照らすイメージである。 |
鮮花名瓶 | せんかめいびん | 乙と戊の関係で喜神の場合をいう。すばらしい花瓶に生けてある花のイメージ。 |
壌土培花 | じょうどばいか | 乙と己の吉の関係で、大地が草花を育むイメージである。 |
白虎猖狂 | びゃっこしょうきょう | 白虎は金の神で庚をさす。乙と庚の凶関係。猖狂とは狂いあばれるさま。 |
飛鳥跌穴 | ひちょうてつけつ | 「飛ぶ鳥穴につまづく」甲と丙の関係。イメージは悪いが、吉の関係を指す。 |
大地普照 | だいちふしょう | 丙と己の関係で、太陽が大地を照らすというよいイメージである。 |
江暉相映 | こうきそうえい | 「江暉あい映える」丙と壬のよい関係。丙と壬は忌神であっても干関係自体は悪くない。 |
黒雲遮日 | こくうんしゃにち | 「黒雲日を遮る」丙と癸の悪い関係。癸は雨、雲であり、太陽の光を遮るというイメージ。 |
乾柴烈火 | かんしれっか | 乙と丁の悪い関係。水がない場合の乙木は丁を強め、その作用は基本的にあまりよくない。 |
有火有炉 | ゆうかゆうろ | 「火有りて炉有り」丁と戊のよい関係。戊が丁の強さを調節する。「有薪有火有炉」となると、甲丁戊の三干がそろうことで、条件次第で貴命となる。 |
火煉真金 | かれんしんきん | 丁と庚のいい関係。火が金属の精錬を行い、初めて有用な金属となるというイメージ。 |
焼毀珠玉 | しょうきしゅぎょく | 「珠玉を焼毀す」丁と辛の悪い関係。宝石を火で焼いてこわしてしまうイメージ。 |
日出東山 | にちしゅつとうざん | 「日東山に出ず」戊と丙のよい関係。戊は山で日の出のいいイメージ。 |
湿泥汚玉 | しつでいおぎょく | 「湿泥玉を汚す」己と辛の悪い関係。「己土濁辛」という言い方をする人もいる。(次項参照) |
己土濁壬 | きどだくじん | 「己土壬を濁す」己と壬の悪い関係。根本的に己と壬は悪い関係であり、喜神であっても仮の喜神といえる。 |
土多埋金 | どたまいきん | 「土多きは金を埋める」庚と戊の悪い関係で、戊が多い場合に使う。 |
鉄槌砕玉 | てっついさいぎょく | 「鉄槌玉を砕く」庚と辛の悪い関係。文章そのもののイメージで、往々にして怪我を伴う災厄がある。 |
得水而清 | とくすいじせい | 「水を得て清し」庚と壬のよい関係。 |
宝刀已老 | ほうとういろう | 「宝刀すでに老いる」庚と癸の悪い関係。刀がさびてしまうイメージである。 |
淘洗珠玉 | とうせんしゅぎょく | 「珠玉を淘洗す」辛と壬のいい関係。基本的に辛に対して壬はよい作用を与え、あまり悪いことはない。 |
水中柳影 | すいちゅうりゅうえい | 甲と壬のよい関係。川や池に樹木(柳)の影がうつるイメージで、よいイメージである。 |
汪洋大海 | おうようたいかい | 壬と壬の悪い関係。広い海原でイメージは悪くないようだが、茫漠としていてつかみどころがないという悪いイメージである。 |
冲天奔地 | ちゅうてんほんち | 壬と癸の悪い関係。水が忌神で強い場合をいう。大雨が降って洪水になるというイメージ。 |
十干 | 象 意 |
甲 | 威厳、正直、剛毅、独断、頑固、浪費、胆嚢、毛髪、頭部、脳 |
乙 | 円満、敏感、想像、保守、忍耐、薄弱、肝臓、手指、頭髪 |
丙 | 正義、寛大、活発、虚栄、権力、短慮、小腸、目、肩、発熱 |
丁 | 友好、進歩、敏捷、進取、従順、暴走、心臓、血圧、吹出物 |
戊 | 機知、豪雄、順応、狡猾、交際、短慮、胃、筋肉、皮膚 |
己 | 温和、忠実、融通、細心、耽溺、芸術、冷静、脾臓、腹部、結石 |
庚 | 多情、理想、拝金、粗忽、欺瞞、不安、硬直、大腸、胸、耳、 |
辛 | 実際、中庸、聡明、憂鬱、過酷、冷淡、柔剛、肺、歯、胸 |
壬 | 積極、粗野、性急、競争、淫乱、膀胱、脛、生殖器、血液、リンパ |
癸 | 啓発、活動、強制、開拓、死亡、不幸、排他、腎臓、耳、足、ホルモン |
変通星 | 象 意 |
比肩 | 兄弟、同僚、友人、意志、自主、独立、主張、挑戦、努力、競争、権威、孤立、自尊 |
劫財 | 姉妹、同僚、友人、意志、自立、剛毅、敏捷、嫉妬、破財、盗難、出家、浪費 |
食神 | 女性の場合子供、福徳、食禄、円満、芸術、趣味、怠惰、色情、奉仕、保守、楽天 |
傷官 | 女性の場合子供、器用、知恵、技術、孤高、芸術、秀麗、職人、浪費、理想、焦燥 |
偏財 | 男性の父親、恋人、妾、客、財産、風流、円滑、商売、投機、多情、社交 |
正財 | 妻、買主、不動産、信用、公正、勤労、節約、家庭、寛容、蓄財、保守 |
七殺 | 男性の場合子供、情夫、警察、盗人、権力、反逆、剛毅、果断、闘争、改革 |
正官 | 男性の場合子供、夫、官吏、名誉、権威、品位、管理、消極、慈悲、信用、保守 |
偏印 | 父母、先祖、発明、感受性、観察、創造、思索、放浪、愚痴、隠遁、別離 |
印綬 | 父母、先輩、契約、印鑑、修養、慈愛、温厚、律儀、宗教、古典、依頼心 |