四柱推命について 〜 この章の目的と注意点
私が占術を始めたのは中学生のころの手相占いからですが、このときは市販本を買ってきて読んでいた程度でした。
本格的に占術を勉強し始めたのは、1980年ごろからで、四柱推命が最初です。私個人のキャリアからいえば、大六壬よりも四柱推命の方がはるかに長いわけです。
このホームページでは、大六壬に力を入れていますが、せっかく学んできた四柱推命についても紹介しようと思います。
ただ、四柱推命について紹介したサイトは多いので、他のサイトにはないような構成としています。
その特徴は、
1.四柱推命辞典を作りました(随時追加していきます)
2.日本ではあまり紹介されていない古典を紹介しています
3.実例もなるべく紹介していきます。
1.については、
私自身四柱推命を勉強してきて、覚えることの多さと専門用語の問題にはいつも悩まされてきました。
そこで、四柱推命辞典というものを作ることにしました。
四柱推命辞典みたいなものは、台湾にはありますが、日本にはあまりないものと思います。(少なくとも私は知りません)
よって、結構皆さんのお役に立つのではないかと思います。
3.については、
日本にも多くの実例を載せた書籍はたくさんあります。
しかし、ときどきポイントがはっきりしなかったり、なぜそういう結論になるのか、私自身にはどうも理解できなかったり
することがあります。
また、占いは理論と実践がうまくかみ合わなくては役に立ちません。理論に関するサイトは結構あるのですが、
実例をもとにした解説をのせたサイトは少ないように思います。実例重視でいこうと思い立ったわけです。
四柱推命編を読むにあたって、いくつかの重要な注意点があります。以下に説明します。
1.四柱推命の見方について
四柱推命の見方は付けてますが、あまり細かい解説はしていません。他のサイトや参考書を参照してください。世に出ている占いの本の販売や教室をじゃまする気はありませんので・・・。入門者の方々はしかるべき本を買うなり、師につくなりしてください。
2.言葉遣い
初心者向けの本にはない多少難しい言葉を使って説明います。わからない言葉は四柱推命辞典を活用していただければと思います。難しい言葉を使っている理由は単純で、その方が私が文章を書きやすいからです。申し訳ありませんが、がまんしておつきあいください。
3.月律蔵干のとり方
月律蔵干のとり方は一般に行われている方法と異なります。そのとり方は単純で、春は甲乙、夏は丙丁、秋は庚辛、冬は壬癸、土用は戊己、としています。このとり方は透派のとり方であり、「四柱推命 暦と運命への科学的アプローチ」(松倉、甘木共著)で採られている方法です。私はこのとり方が単純でしかも合理的と考えています。詳細は同書をご覧ください。
4.十二運のとり方
十二運のとり方は一般に行われている十干十二運ではなく、五行十二運のアレンジ版をとっています。詳細は、「十二運論集」を参照してください。もっとも私は十二運をあまり使いません。
5.大運の年限
大運については、ごく一般的な考え方を採用していますが、歳の区切りは古書や海外(中国、台湾、韓国など)で見られるような数え年ではなく、満年齢を使っています。ただし、節切りの日数を3で割って四捨五入しているので、1歳ぐらい違うことはあるでしょう。
その他は標準的な方法をとっているつもりですが、四柱推命にもいろいろと流派がありますので、まだまだ違う点はあるかと思います。
四柱推命は覚えることの多い占術です。また、四柱八字しか使いませんから、少ない情報から確かな判断を得るための
洞察力を必要とします。実例研究の項では、その洞察力が磨けるような解説をしたいと思っています。
ちょっと大げさですが、私の意気込みと思ってください。