Kannazuki Column
神無月雑記

『立』 2002.7.15

 「立」って何?と思われるかと思います。最初私も何のことだか分かりませんでしたが、孔子の以下の句からの引用です。

『子曰 吾十有五而志于學 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順 七十而從心所欲 不踰矩』

 あまりに有名な句ですので、どこかで必ず見聞きしたことがあるかと思います。孔子の人生観をまとめたものですが、これによると私はまさに今「立」の状態にある……そうです。
つまり、15にして志したもので自立できるようになる、ということですが、私の場合ですと現在の本業であるSEとして自立できるようになった、ということになります……一応……。 現在の自分の立場とか実力を考えると「本当に自立できてるのか、一人前と言えるのか?」と頭を抱えるばかりです。
(もう一つ、私にとっての絵について考えてみると……立ってる、というよりは地べたをのたくってる、と言った方がいいくらいですよね……。つくづく怠け癖が恨めしく思えます)
 しかしよく考えてみると、孔子の論では志したものに15年の歳月をかけている訳ですよね。対して私のSE歴は7年目。となると、実際に「立」の状態になるのはあと9年弱先の話となりますね。 こう考えるとちょっと安心です。……まぁ、問題を先送りにしただけ、と言われると反論しづらいですけど。
 この考え方でいくと、よく言われる「不惑」は後19年先ということになります。……確かにあと10年もすれば定年となる状態であたふたしているようでは困りものですね。 とはいえ、私がそうならない可能性はゼロではないわけで……。気をつけないと。
そんなこんなで人生の中での節目にあたる(と思われる)地点まで到達したわけですし、もう少し頑張らなくちゃなぁ、とか思う次第です、はい。

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