DIV CORPORATION


             来年はこれだ

 去年は書いた
一眼レフ水中ハウジングは消滅する

これほど見事に反対になった予測も珍しい                            
が、それでも言ってやろう。
 来年こそ、一眼レフデジタルカメラは消滅する

もうご存知の方はご存知で、O社のEカメラつまりオリンパスのE300ハウジング。
その発表されたスペックからして、いまさら一眼ハウジングを作っても太刀打ちできないと思われた。
もしもそうなって他の一眼デジカメの水中ハウジングが世の中から消えてしまっても、誰が困るかといえば誰も困らないのだからオソロシイ
一般ダイバーの水中写真はコンパクトデジカメで間にあっている。マニア層はフィルム一眼レフで間に合っている。結局E300は不発におわった。値段も量産品としてはバカ高かったし。   
そのオリンパスだが、パナソニックと協力してフォーサーズサイズ一眼レフデジカメを開発することになったと発表されてはや1年。まだ、その姿が見えてこない。なんか気になるな。両社とも35ミリフィルム一眼レフカメラの負の遺産を持っていないから(オリンパスOMはプラスの遺産だ)よい組み合わせだ。
「一眼レフのデジタル化」ではなく、「デジタルカメラの一眼レフ」ができるはずである。それを突き詰めてゆくとやがて一眼レフでない一眼デジカメができてくるのだろうと思うけれど。分かる?この意味。
すでに全てのデジカメが一眼デジカメである。ただしレフではない。その液晶ファインダーやモニター画像は撮影レンズを通って形成されたものだから一眼なのだ。この種のファインダーでカメラに目をくっつけてみるようになっているのが電子ビューファインダーで、英語の略称でEVF。ビデオで経験豊富なパナソニックの得意技。
いずれにせよ、松下・オリンパス連合軍は強いはずなのに。なぜか動きがない。そしてE300はなくなり、中古価格は4万円になり、E500は出たがイマイチの人気で、水中ハウジングはE300に懲りて出てこない。パナソニックの方は一眼レフの外形だけそっくりさんでFZ30を出してきて2005年は終わった。考えてみるとツマンない年だったな。

今年、一番の関心事はNIKONのD200がどうなるか。対抗馬とみなされるのが キヤノンEOS7D、35ミリフルサイズで、この争いはAPSサイズとフルサイズのどちらが35ミリ一眼レフカメラの正当な後継者になるかという、北朝鮮の金さん一家の問題にも似て興味しんしん。
今週の発見のページにも書いたとおり、オレ的にはAPSだと思う。APSなら35ミリカメラの機能を向上してなおかつ実用上十分なデジタル画質がえられる。フルサイズの画質は35ミリフィルムを超えてむしろ中判カメラの域に達する。だがその撮像素子の大きさは、当然鈍重さをともなう。価格も重たくなる。

以下 続く
                                             

*** NEXT ***          *** HOME ***