今週の新製品

     DIVはすべてのカメラの手作り受注生産が出来ます。さあ来い、何でも来い!
なんだけれど
水中ハウジングを作っても水中ではロクな結果にならないものはおやめなさいと申し上げる。

   HV10  トータルバランス    値段も含めて

外観はシンプルだけれどサイズ、機能、使いよさにおいてトータルバランスが絶妙な一台、ベータ版が出来た。ちょっと操作部分が多いけれど多すぎるわけでもない。

大バッテリー仕様。テープ・カード切り替えでフォトショット、内蔵ライトの点灯も出来る。フォーカスボタンでクイックAFロック。露出はプリセットで3種類選べるが、操作はレバー一つ。使い方を考えてプリセットしておけば、ほとんどの撮影条件に対応できる。その点ではプロ並み?
 液晶モニターを反転させておけば、ツインミラー反射板(次項目)で液晶を見ながらの撮影も出来る。初心者向き。
そしてお値段。8万6000円(ツインミラー 別 消費税別

ここまで到達するのにハウジング5タイプ、操作箇所十数か所について試作検討した。出来上がったものは平凡で「ただの箱」。だからトータルバランスが絶妙なのだ。オレが自分で使うにはこれだな。
ただし水中バランスは、ちょっとプラスなので、文句が出るかもしれない。プラス浮力の方が良いことについては別の機会に論じたい


液晶反反転折りたたみ式 ツインミラー
    
なんだこりゃ?                                              
 
普通のミラーでハウジングの外から液晶を見ようとすると左右が逆になる。それを斜め上から正像で見る事が出来るのがツインミラー方式。
折角透明なDIVハウジングだから
ミラーを使えば良いわけだ。

           懸案の折りたたみ式ができた。
               組み立て一瞬で右のとおり



世界最小ハイビジョン  HV10   シンプルハウジング
     ただの四角い箱じゃないか!
 と言われそうだけれど。そう思うのは考えが浅い!!!

ハイビジョンだからシンプルに撮ってもキレイ
なのだから。凝る必要はない。
ほとんどの人がハイビジョンでビデオを撮るのは初めてだろう。そしてこのハイビジョンカメラを買った人はほとんどがスタンダードのビデオからの乗りかえ組。でもってハイビジョンでどのくらい撮れるものかと興味津々だが、水中でそのサンプルは少ない。ためしに撮って見たいが本格的ハウジングをいきなり買ってもいいものか。なんて考えるのが健全な常識人で、その思いはオレもおなじ。幸いハウジング゙は自分で作れるから、まずはお試し用に、ただ撮れるだけのシンプル優先で作ったのがこれ。電源、ズーム、REC機能だけ。なくてもいいものは省いたし、有ってもいいものも省いたし、有った方がいいものも省いて。ゼッタイ必要な機能だけのハウジングである。でも、シンプルで、かつ、透明アクリルだから、使って必要になった機能はほぼ全て追加加工できる。これだと当然価格も安い。多分、カッコウを考える人には売れないだろう。でも水中ハイビジョン人生の第一歩を始めるにはこの4万円ハウジングは、幸せを運んでくれるだろう。他人の幸せにまで責任は持てないから、皆さんご自身で判断してください。

追加加工と オプションは、
基本形     4万3500円   電源、録画、ズーム        
大バッテリー型   4万8500円    (操作部は同じ)
操作部追加  (このモデルに限る 特価)        
  押しボタン     3500円
  ダイアル      8500円 
片手グリップ      6000円   左右リバーシブル
ハンドストラップ    3500円
液晶反転ミラー     6000円
外付けワイコンマウント  6000

ピックアップファインダー
仕様    1万5000円

    液晶オープン型フルスペック ハウジング                                                                  こちらは本命か? 液晶を開いて世に阿ねる戦略機

圧倒的多数の人に受けるように作ると液晶モニターを開いて、しかもフルスペックになる。もちろんほとんどの機能は実際には使われない。
操作箇所はご期待どおり
電源、録画、ズーム、フォト、カード切り替え、メニュー、SETボタン撮影モード切り替え、ファンクション、フォーカス、露出、ライト、右手ハンドストラップ
     
 でもって 値段 は 16万0000円これがもし 操作部が電源、録画、ズームだけなら  9万6000円
当然
操作部が多いほどあつかいにくなり、水漏れの危険も増える。
それでもフルスペックがよい人は是非お買い上げの程を。

結局、このHD10 ハウジングはスペックによって4万3500円から16万円まで、4倍近い価格の幅がある。その中のどれをあなたが選ぶのか選択肢がいくらでもある。こういうことが出来るのは、DIVだけだ。
        (この項 価格は 税別、参考です)


ペンタックス   K100D フィッシュアイズームをつけてミニドームのデジタリアンハウジング゙に入れたら、ほとんどもう夢が実現した、ドリームカムトゥルー状態。

高級機ではないけれど名機を作るペンタックス。K100D はまさしくその一つだろう。しかも、実際に手にとって検討すると水中ハウジングにいれて使うのに適した特性がぞろぞろ出てきたのには驚いた。それらについてはこのサイトのあちこちの書いてゆこう。でも細かく書くと本が一冊できるくらい。


 機動性第一主義    ソニー A1J ハウジング

小さくシンプルが続いたので、今度はちょっと凝りました。かのハイビジョンHC1の業務用A1Jを業務用ハウジングに入れたもの。業務用ワイコン内蔵だがこれが結構直径が大きいので苦心した。作るほうは大して難しくないけれど、使う方のセッティングにはちょっとばかり手間と注意が必要なものになってしまった。しかし、セッティングしたままでほとんど取り出すことはないから、プロとしてはあまり問題にならない。陸上用にプロがA1Jを使うことはまずないだろう。水中の機動性のほうが画質よりも重要だという場合にこれが有効になる。






  COOLPIX S6


上品でクール、スリムという、オレの女性の好みと同じCOOLPIX S6ハウジング。しかし狙いは無線LANで画像を取り出して、ハウジングを開けないですむハウジングを作りたいという。そうすればパチン錠もなくなってもっとすっきりクール美女になるわけ。でもその前に性能を試して見なければ、という試作品である。まだ、これをこのまま売る気はないが、注文があれば低価格で作って差し上げてもよい。ただし下記 WILLCOMの無線LANとどう接続するか試してレポートしてくれる人に限る。


WILLCOM ZERO−3 

ケータイで水中写真を撮れないかという、思いはみんなが持っているけれど、さっぱり実現しない。一つには水没したときに中のデータが失われるのが怖いこと。今最もパソコンに近いPHSでWILLCOM ZEROー3は 大人気商品だが 自分でパソコンにデータを移せる。また撮った写真を送信するのがすごくラク。なんだかまだよく分からないのだが、何かここには水中写真の新しい世界があるような気がしてならないのだ。
だれか それを発見して 教えてチョーダイ


コンデジちっちゃいものクラブ
 売れ行きトップの EXILIM 1000万画素。メーカー純正ハウジングもあるけれど、DIVが作ったほうが中のカメラのデザインコンセプトを生かしている。しかし、メーカーのデザイナーから感謝状をもらったことはない。



サイエンスツール 
カメラを二台並べて同時にシャッターをきるハウジング。普通はステレオ写真になるが、科学のツールとしてはそれにとどまらないところが面白い。水中生物の、光の波長に対する吸収特性を調べるために各種フィルターを付け替えて比較する目的で作った。

デジカメには赤外線に感度があるものがあるから、それも利用する。
シャッターのシンクロはリモコンで同時に光や電気信号を送ってやれば容易。
科学的データとりのためにはやたら深く潜ることもあればそんなに潜る必要もないこともある。
深く潜ると潜水時間が短くなるからかえって多くのデータは得られない。などなど
いろんな要素を取り込んでそれにあった一台を作る。機能があれば、見てくれ的高品質追求の必要もないから、値段としてはずいぶん安く出来る。DIVはこういう仕事が大好きだ。
社長はかって、サイエンスライターだった。


高級デジカメハウジング リコーGRD

マニアのココロをくすぐってやまないリコーGRDそのハウジングを作ったがフルスペックとあってまともにコンパクトデジカメ標準型になってしまった。どこかにマニア心に訴えるものが欲しかったのだが、そういう遊びがないマジメ商品だ。それにしてもコンパクトスタイリッシュデジカメの形はどうやら決まってきたもので、ここら辺で、数機種汎用ハウジングが出来てきてもよさそうに思うのだ。


それにしても、GRのシリーズはフィルムコンパクトカメラ リコーR1から始まったもので寸法外観はずっと踏襲されてきた。
それはいいことなんだが、デジタルになるといかに操作が複雑になるか、この写真を見るとよく分かる。


再びHC1



史上最もスマートだといわれるHC1用水中ハウジングが出来た。余計な機能を欲張らないが、これでワイコン内蔵である。このワイコンはテストの結果、純正に劣らないけれど、設計と生産が古くて価格が安い。それでメーカーは生産中止してしまった。アリガチなこと。
液晶モニターは斜め上に向けて上方から覗き込む。ローアングル撮影を意識している。
ユニークな側面開閉式だがOリングを使わないDIV方式のため浸水心配はない。

この構造により液晶モニターは 薄い張り出しポケットの中に入ってしまう。確かに数字上の横幅はふえるけれど、嵩としてはほとんど無視できる程度で、余分な浮力もつかない





PENTAX ist D フィッシュアイズーム  追補   この項の最後に読んでタメになる特報あり 必読
カメラはデジタルのistなら何でもOK。これは機種の問題ではなくフィッシュアイズームという傑出したレンズを使うためのハウジング。しかし、もともとカメラはレンズを使うための装置にすぎないんだから。
何しろ対角線180度の魚眼から約24ミリの使いやすい水中画角まで、たった1.7倍だけれどこのズーム効果は絶大。そして、レンズ前2.5cm(ポートにくっつく)まで近寄れる接写能力。いまだかってこれほど水中撮影に適したレンズはないし、今後もこれ以上のものは出てこないだろう。究極だ!アトあるとすればフィッシュアイから中望遠マクロまで一本で撮れてしまうレンズだが、そんなのはほとんど不可能・・・・だと思う。
したがって、これをただのデジタリアンデザインハウジングに入れたのでは、申し訳がない。ハウジングの方にも画期的なココロミを満載している。
 
 *挿入するだけでカメラがしっかりとまる固定機構
 
 *カメラ自体の力で戻ってくれる超軽半押し感覚シャッターレバー

 *ねじ込みでもバヨネットでもないのでOリングによじれがこないポート交換構造

 *ズームやフォーカスツマミの取り付け向きを自由に設定できるレンズポート

 *内蔵ストロボでワイド画角をカバーする拡散光学系。

       欠点は (小さく書く) *TTLが使える既製の水中ストロボがない。 *レンズがf3.5〜4.5といささか暗い。 *内蔵ストロボを使はない時にはフルオートになってしまう
                       (これらの件については言い分があるけれど)
そして、 
ココロミは試みで、実績がないから、今すぐ安心して商品にするつもりはない。当分自分だけで楽しもう。ココロミ部分から水が入るのではないかというスリルがこたえられない。全没してもカメラは中古で、レンズを含めても10万円に達しないのだ。
    
目下は実績がある通常型で受注中撮れる写真に違いがあるじゃなし。
特報
3月24日 潜水中、案の定、まさしくそのココロミ部分から水が入った。長年の経験とカンで、危ないハウジングははじめから分かるのだ。だから、これは今すぐ商品にしないといったばかりだ!それを持って海に入るのは、新しいものを開発するメーカーの務めだからである。メーカーがリスクを負わなくてロクなものが出来るわけがない。かなりの量の海水が入ってカメラの一部が海水につかる。なんといってもデジタルカメラは電気の塊。こりゃもうダメだと思って、せめてレンズだけでも助けたいと、ハウジングを真上向きにして浮上。水面遊泳でビーチにに戻った。結構な距離があってこっちは体力はないからスピードがでない。10分近くかかった。もうカメラボディの方はあきらめて・・・・でも4万円で買ったんだから、また中古で探せばいいやと思いつつ、それでも悔しい。
波打ち際に立ってハウジングをちょっと開けて水を抜く。これでハウジングの向きを変えてもこれ以上カメラが水に濡れることはなくなった。陸に上がって落ち着いてカメラを出して、表示パネルを見るとガラスは曇っているけれど液晶の文字はついている。1/2000, f8 だってさ。2000という数値は気に食わないけれど、これでカメラはもしかすると助かるかも知れないと思う。さあ、そうなると欲が出て、まず電池をぬく! あれ、電池室に水は入っていない。ウッソー!こりゃ助かるぞ。生存確率50%とみた。
そこでカメラをハウジングに戻して蓋をする。これで空気を遮断。電蝕と酸化が進行しないから、アトはゆっくりウチに帰ってからの対処で良い。

数時間後、ハウジングに浸入した量と同じだけの真水を入れ、さっきと同じ向きの状態で、カメラを入れる。 水中でどのような姿勢であったかを思い出しながらハウジングを慎重に動かす。要するにカメラ内の海水を最小限の真水で洗い出すのだ。海水がつかった部分にだけ真水が行き渡るようにして、それ以外のところには水がつかないように・・・・・そんなうまいことできるか・・・・でもやるしかない。数回水を替えて、カメラの塩出しである。塩出しはみんなダイビング機材でやっていることだ。自信を持って慎重にやれば良い。でもどうしてもカメラ内に水は残る。ハウジング内の水を抜き取って乾かしてから 同量の無水アルコールを入れる。またカメラを入れてアルコールに浸す。水をアルコールに吸収させてしまうのだ。この場合やはり純度が高い無水アルコールがよいわけで、焼酎なんかではアテにならない。そして乾かす。ホットエアを適温で吹き付けるのがよろしい。クルマの運転中にカーヒーターの吹き出し口に置くようなことを考えるとよい。

一応乾いたと思って電池を入れて恐る恐る電源をonにした。表示パネルに水滴は残っているけれど、動いた!数値も表示文字もそして作動も正常。やった!と思って ファインダーを覗くとその下のLED表示はなんと、8888888888888・・・・液晶文字のセグメントが全開で光っている。あわてて電源を切って電池を抜いて、完全乾燥まで、アトは寝て待て、果報を待て。 翌朝、期待と不安にさいなまれながら電源を入れる。なんと、というか案の定というか。万歳!直っている。瀕死のカメラが生還したのだ。これはもう神の手のワザだ。嬉しい。これこそ水中写真の醍醐味でわないか!
アトはこのカメラがいつまで生き続けるか。水分と酸素は寿命に影響する。それをさけるには乾燥剤と酸素吸着剤(つまり使い捨てカイロ)を使う。この両方をカメラと一緒に密閉容器に入れておき、必要なときだけ取り出して使えばそこそこもつだろう。市販のカメラ保存ケースもあればよいが、われわれには水中ハウジング゙がある、その中に乾燥剤と使い捨てカイロと一緒にカメラを入れておけばよいのだ。DIVハウジングはデッドスペースが少ないから たくさんは入らないが、密閉状態であればそれらの薬品は極少量でよい、どうしてもスペースがなかったら乾燥剤なんかはカメラの電池室に入れてやればよい。

デ、結局このカメラはいつまで使えるだろうか。3年もったらおんの字だ。 だって日進月歩のデジタルカメラなんですぜ。3年たったら新製品に買い換えるか、お金がなければ、その頃、同型カメラが中古で、二束三文で買えるだろう。


NIKONが作った デジタル一眼のスタンダード?D200 ハウジング
 
写真は、DIV標準マクロポート仕様。
このカメラは手にとる程にさすがNIKONという感じになるのが妙味。
ハウジングの方は特に変わったことがないデジタリアンデザイン


キヤノン 430EXハウジング

なんと言っても複雑怪奇!?何がどうなって調光するのか、いくら聞いても分からない、しかも肝心のところは企業秘密であるところの、一眼デジカメストロボシステム。その複雑さが理解できないのはこっちの頭が悪いのではなくてメーカーの頭が悪いんだ。大体、オートになればなるほど操作部分が増えるというのは絶対矛盾の自己撞着ではないか!
ということで、DIVはこのストロボハウジングに電源スイッチしかつけない。それで完璧にワイアレスでE−TTL制御ができる。さすがキヤノン、EOS 5D用ストロボだ。
肝心のカメラ EOS 5Dハウジングのほうを見せろという方は、DIVのHPの方をご覧いただきたい。(ここでクリック一つでリンクするようになっていないのはオレのページだから)
近頃、何が嫌いかといって便利すぎる便利ほど気に食わないものはないのだ。今にキミたちも分かるはず、世の中はちょっと不便がちょうど良い。


          新時代の扉は軽く開かれる・・・・べきである
ソニーのハイビジョン HC1にまずはシンプルハウジングで対応するDIV。シンプルで値段も軽い。
      
ハイビジョンビデオカメラ用水中ハウジングとしては世界最安値だ。中身のカメラも最安値だからそう驚くことはないけれど。
本当にこのハイビジョンで水中を撮ってどうなのか。まず心配はないけれど気になること。とにかく試してみたい。そういう希望に対して今までみたいな立派で高価で、開発に手間がかかったハウジングを買うしかないのでは、どこか間違っている。新しい時代は軽いフットワークで開きたい。
ハイビジョンだから大げさでいいという発想はこのカメラがキッパリ捨ててくれた。だったらその水中ハウジングも単純明快低価格であるべきなのだ。
ということで円筒形。格好が悪いと言う人もいるけれどシンプルで良いと言う人も多い。操作は電源、ズーム、録画だけのフルオート。いまどきのカメラは総合性能を評価するにはオートで撮るしかないのだ。特にデジタル機器には、無数のファンクションがあり、それらをいじくりだすと本来の性能が、何がなんだかわからなくなる。使ってみてこれはイケそうだとなってからいろんな機能を継ぎ足してゆく。それがDIVアクリルハウジングの長所なのだ。
           

上の写真左は標準装備の強化ネジ座(トップの写真はそれがまだつく前の試作機)。右はオプションのグリップ。元来グリップは下から上に出るのではなく、上から下のほうが合理的なのだが、そのわけは、自分で考えてください。使ってみると分かるハズ。

第2弾、進化モデルは 円筒型ながらちょっと凝ったもの。 予想以上にスマートにできたけれど予想以上に手間がかかった。特に手間取ったのはピックアップフィンダーで、これさえなければと思いつつ、実はこのスマートさの外観は、ファインダ部分を一段高くしたことにもよるので、文句もいえない。
特注品につき、価格は発表を控えさせて頂きます。

DIVの製品は本来全て特注品のため、その場その時でお客様と相談して決めるのがスジなのです寿司屋の時価みたいなもの?でもぼらないから安心。特注品のご相談をうけるのはDIVにとって一番嬉しいことです。

第3弾、静止画のために内蔵ストロボを生かしたハウジングでかなり手が込んでくる。ハイビジョン動画をとる人が一緒に静止画を撮ることは少ないと思うのだが、両方撮れるキカイなのだから、というキモチもわからんではない。
ただしこれだと相当に手間がかかるから値段も安くはできない。
張り出している黒い台形の函は液晶モニターを斜め上から見るためのミラーケース。2枚のミラーで構成されているのでツインミラーという(特許登録済み)。着脱できるので携帯性は液晶オープン型に比べてはるかに勝る。ただ、見易さの点では液晶オープン型に分がある。が、明るい外光のもとでは遮光効果があるケースなので見やすい。一長一短はこの世の常であるとお釈迦様も言っている・・・・・?




第4弾  右は待望の液晶オープン型
ソニー純正ワイコンをつけて液晶を開いたもの。高画質に対応するワイコンはどうしても大きくなるから、レンズ部分は全長の半分近くを占めることになってしまった。でもおかげで開いた液晶部分がとても小さく見える。プロのサブカメラとして特注で作ったけれど、それ以上にスマートで格好よい。

それにしても、同一カメラでなんとも色々なハウジングがあるものだ。要するにカスタムメードのDIV なのだ。

ということで、色々やってみて、HC1の基本コンセプトがつかめたら、出来てきたのはどう見てもこれがHC1のハウジングだという
液晶オープンMKU。 オプションやアクセサリーの類を排除。基本の基本でこのモノの精神をカタチにしたら、外形もマッタクHC1のカタチになってしまった


標準のままが一番すっきりするのは当然として、標準のままでどこまで行けるか試してみてからアクセサリーを考えていいわけだ。付属品として、ストラップくらいは要るだろう。折角だから、撮影操作は、液晶モニター先端にあるボタンで行うようにしたら、どうも指をかける場所が欲しくなって、折りたたみ式のミニグリップを追加。ボディ側には電源ダイアルがあるだけ。                                            
これでハイビジョンが撮れるというのはやはり凄いことだ。
これが一番初心者向きのモデルだろう。
社長はこれが一番よいと思っている。手間のかかり具合は液晶オープン型の半分で安く出来るからだ。

         
そして、ハイビジョン IN アクション。サーフィンの怒涛の中で使えるハイビジョンカメラ。

昔懐かしい枠型ファインダーで、カンで撮るスポーツカメラマンのため一台。その場合撮影もまたスポーツである。

小さいからショックにも強い。




また出た 別のHC−1 ハウジング。正確に言えば業務用モデルのAJ1だがプロの
サブカメラとして使えるようにとフルスペックをおごってしまった。もちろん内蔵ストロボなんか使うわけがない。
これで一体 何種類のHC-1ハウジングが出来たのか(実はまだある)。
初めてのハイビジョン民生機として非常に幅広いユーザー層を持つところにこのビデオカメラの特性があること、実際にいろんなお客さんと相談しながらハウジングを作っていると、その思い、そくそくと感じてくるものがある。大げさに言えば新しい映像の時代が始まっているということ。こんな重要なことを画質が良いとか悪いとかいう次元で論じていてはいけないのだが。ましてや、どのハウジングが良いとか悪いとか言うのはあまりにもちいせえ。

液晶を開いてストロボも使えて、何でも使えるフルスペック。はっきりした目標を持たないでファンダイビングに持ってゆこうという何でもありのお楽しみ方。結局は、高くつくけれど何でもありの安心感。                       





一つのカメラにこんな多種のハウジングを作れるのはDIVだけ。


スーパーディフューザー デジタル一眼用                   
        60ミリマクロでポート前約4cmのクローズアップ撮影。ライティングは内蔵ストロボにスーパーディフーザーだけ。デ、結果はパーフェクト。                   
下側がちょっと暗く見えるのは、フィルム箱のデザインであることは、このフィルムの実物を見て確認してくれ。出来るものならやってみろ。このフィルムはコダックのアンダーウォーターフィルムといって、使用期限は1995年11月。もちろん世界中どこを探してももう売っていない水中撮影用フィルムだ。これを知っている人は相当なベテランで、いまどきのピンとこない人のためにパソコンのキーボードの写真を追加。                    


一眼レフの内蔵ストロボはその効用が認められて定番になり、より良い結果を求めて発光部がより高くあがるようになってきた。そこで、DIVのユニーク発想、スーパーディフューザーも高い光をうまく拾って下に落とすように改良したのである。ということで今週の新製品になったわけ。                                              
いまだに内蔵ストロボは使えないと言っている人、誰がそんな大嘘を教えているんだ。
内蔵ストロボとスーパーディフューザーを実際に使った人の評価は大好評だが、ダイビング雑誌等では完全無視。だってこれじゃ水中ストロボギョーカイにとって大脅威だからね。
ただし内蔵ストロボが万能ではないこと、君自身を含めてこの世の全てのものと同じ。神様だって、日本の場合、多神教だから万能ではない。万能でないからといって、排除していたら一神教の神様だけが頼りになるのだ。内蔵ストロボでそこまで考えるのは考えすぎだ!・・・・・・。                                             


   水中ワイコンウルトラアダプター

全ての水中ワイコンを、汎用性の高い67ミリネジマウントに装着するアダプター。 しかも、小型ワイコンに起こりがちなケラレを防ぐため、光軸の微調整が出来る。

分かる人が見れば仕掛けは簡単明瞭。したがって、知的財産所有権を取るつもりはない。勝手にマネして作ってくれ。
DIVで作ったら、社長希望価格4000円。


 
  DIV デジタリアンデザインの一眼デジカメ ラインアップ

CANON
 EOS 20D 30D 
 EOS kiss Digital      
 EOS kiss Digital N
 EOS kiss Digital XD 
おそらく EOS 5Dも
NIKON
 D200
 D70
 D70s
 D50
 D80
PENTAX Ist D
 Ist Ds
 Ist DL
 K100D
OLYMPUS  E500
SONY α100

 何だこれは! 普及価格 一眼デジカメ E300,330以外 全部じゃないか! 


デジタリアンデザインがやった!  EOS Kiss digital N  ミニドーム型ハウジング
       ちょっと背は高いけれど寸法はうんと小さい。値段も高くない
背の高さは内蔵ストロボが大きく上がって、レンズによるけられを減少させるための配慮。近頃とみに評価があがっている内蔵ストロボ利用型がさらに性能向上した・・・・のは別にDIVが偉いからではない。
内蔵ストロボが光ると画像のヌケが悪くなるというウワサは本当だけれど、撮ってみて気がつかない場合がほとんど。写真は見るものだから、目で見て気がつかなければそれでいいじゃないか。カメラはガンマ値を測定するキカイじゃありません。なぜ気がつかないか。それはポジフィルムじゃなくてデジタル画像だからであって、それは・・・・・長い神学論争になるからやめますが、ポジが神様だった頃とは時代が違っているのです。
もちろん、外付けストロボをスレーブで同調させるのがベター。オート撮影の調光精度はストロボの機種による。一番うまく行くのはイノンD2000だ。テスト撮影の結果は、全駒OKだった。ただしデジタルの場合、露出の多少の過不足は問題にしないのがDIVの思想。
注意
このミニドームが使えるレンズは限定されます。 もともとはシグマ15mmフィッシュアイに使うために作ったけれどで、撮影画角は例によって1.6倍の24ミリ相当になるのは情けないが、ミニドームのおかげで、ワイド効果が出るから結果的にはニコノスの20mmレンズ相当になる。まあまあ。というよりも、ニコノス20mmレンズがいかに使いよいタマだったかをご存知の方もおおいはず。
もちろん 最新のAPSサイズ用のワイドレンズならほとんどが使用可能。トクにお奨めは、他でも書いたとおり、ペンタックス10〜17ミリフィッシュアイズームとその同系、トキナーのソレ。


旧情報だが、教訓になる
AYUのCFでも 結構知らない人が多い超薄デジカメ  Dsnapの パナソニック AS 10 AS30にも対応)
                      これはナンじゃ? バラせばこうなる
                              
あまりに薄いDsnapハウジングにワイコンをつけるのは無理があるからと,ワイコンユニットにDsnapを挟み込む事にしたら,ついでにグリップもつけて超ワイド機になった。これは今までに見たことも聞いたことも想像さえしなかった水中デジカメだ。想像を超えすぎているから、超売れない機種になっているが、社長の溺愛デジカメである。だから人には売りたくない。

右の写真でその見事なワイドぶりがお分かりでしょう。
とにかくワイドに弱かったデジカメが これほどワイドに強くなって、しかもとりまわしの良さはピストル並みとはいささか物騒かな。固定焦点で単焦点だから、ビシバシ撮れる。痛快。 sea&seaのWCL16ワイコンを使っているから200万画素のDsnapにはオーバークオリティ。その上、レンズ前5cmまで接写が出来る。
        ナンと
画角16ミリ
(35ミリカメラ換算)の超ワイドで5cmから無限遠までピントあわせ不要のパンフォーカス
   こんなカメラは陸上でも存在しない・・・だろう。









ヒトデの手前の足はカメラに触っているゼロcm
タカッパまでの距離4m
遠くに見える小さい魚は10m以上先にいる。 

信じられない被写界深度で未だかって誰も撮ったことが無い水中写真だ。
これを生かしてどんな感動的なゲージュツ写真を撮るかはキミの感性の問題で、俺は知らん。


けれど,それより何よりも,撮れる撮れる!!ピントをぜんぜん気にしない写真というのはこんなにラクだったのかという感動が大きい。

こうなるとやっぱりシャッターは引き金式にしなくてはイケナイ。ということでピストル式引き金を作ったら,当然ながらもっと簡単に撮れる撮れる。200万画素のデータの軽さが効いている。でも手ブレは起こりやすくなる。

DIVの赤いステッカーが貼ってあるフードの裏側はミラーになっていて液晶モニターをファインダーとして使う。ボタン一つで画面が逆転するからミラーで見るには問題なし。すべてが合理性で固まっている。

ワイコンユニットから抜き出してハウジング単体で使えば ストロボも使えてマクロも撮れる。ムービーも撮れる。その単体の薄いことといったらこれはもうどうしてもカメラではなくてカードの感覚。BCのポケットに入れて落としても気がつかないから注意しよう。

     この優れもののカメラは本体が生産終了。もう手に入らない
だからユーニークな優れものは早く見つけるDIVから早く買わなきゃいけないのですよ。という教訓。



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