白髪の老人は、 朝が来ると、 眠るかのように、 白壁に貼りついて消える。
すべての器官を放棄し、 充分な空洞で満たされた 體(からだ)にだけ 与えられる仕事。
夢見の塔の夢見管理人は からっぽの人形。