塔をのぼろうとしたら、 その階段をひたすら おりつづけねばならない。
何たる滑稽。
男が階段を上に向かって、 つるつるすべるように、 汗だくで 下へとおりようとしている。
やがてどうにか 階段が加熱しはじめる。 両側の壁が 蒸気を吹き出しながら回転する。
男はようやく のぼり階段をくだっていく。