いつもの魔物が頭をもたげている。
だれもいない場所へ。
苦しくなった鯉が、あっぷあっぷと水面に口を出している午後。
ぴたっと流れが止まってしまう午後、言葉までたどたどしく・・・。
上にイクラ、中にウナギ、下はマンドラゴラ、という丼。
空飛ぶカメラの夢。
端っこにキラキラのついた魚が泳ぎ去っていった。
あまりに現実的で抑揚のない気持ちの悪い夢見の連鎖。
寝れば寝るほど調子が悪くなる。
ニボシ、アナゴ、ドジョウ、シャコ・・・奇妙な竜宮城へようこそ。