日本酪農乳業協会・日本乳業協会・日本大学医学部小児科の医師法違反・捏造論文・悪徳商法

東京都の小学4年生の児童は、2割強が大人の高コレステロール血症に罹患しており(東京都予防医学協会小児生活習慣病予防健診)、米国を上回る高コレステロール血症となっていますが、都民に知らされていません。高コレステロール血症の原因は高脂肪食・特に飽和脂肪酸の摂りすぎです。飽和脂肪酸は乳類に多いのが特徴で、欧米先進国では学校での普通牛乳の提供を禁止しています。

厚生労働省はホームページ「e-ヘルスネット(実践・応用)」の3.飽和脂肪酸を制限するためには、に「肉は赤身のものや脂身をとり除いて食べましょう。牛乳も低脂肪乳にするとよいでしょう。」と記載して、牛乳やヨーグルトが高コレステロール血症・脳梗塞・心筋梗塞の原因であることを認めました。


日本酪農乳業協会は平成6年度牛乳栄養学術委託研究 7.牛乳摂取の児童、生徒に対する効果に関する検討で牛乳は動脈硬化の予防になるとの委託研究を日本大学小児科学教室に依頼して捏造論文を作りました。この捏造論文を1997年に乳業各社が賛助会員である日本小児研究会の学会誌に転載し、高コレスエロール血症の児童に牛乳摂取を控える指導から、動脈硬化の予防になると説明して牛乳摂取を勧める指導にしました。原因となる食物を勧めれば心筋梗塞や脳梗塞になり、死亡する方もいます。業務上過失致死傷になります。

日本乳業協会の理事であった日本大学小児科岡田知雄元教授
は、平成21年10月15日の東京都医師会学校医委員会で、日本酪農乳業協会の2つの委託研究を引用して、普通牛乳を摂取してもLDL(悪玉)コレステロール値は上がらず、動脈硬化の原因にもならし、むしろ動脈硬化の予防になるとしました。小学4年生の約20%が高コレステロール血症に罹患している現状で、高コレステロール血症の児童に牛乳摂取を勧めて、学校給食で普通牛乳を強要しています。児童・生徒を人間扱いしていません。重大な医師法違反です。





乳業各社は学校給食費から得た資金を使い、栄養学会・医学会に影響力を行使して、捏造論文などの医師法違反を犯して、日本国民に牛乳が高コレスエロール血症・脳梗塞・心筋梗塞の原因であることを隠蔽してきたことは明らかです。牛乳給食費を日本酪農政治連盟は政治献金に使い、厚生労働省の健康局長を日本乳業協会の理事にして、悪徳商法を続けてきました。法治国家であれば法的制裁・社会的制裁が必要です。

下記に2つの論文を示しますので、ご判断下さい。


@ 小児保健研究 第56巻 第5号 1997(655-659)
「牛乳摂取が児童,生徒の動脈硬化危険因子に及ぼす影響に関する検討」

著者 日本大学医学部小児科学教室 岩田富士彦、原光彦、岡田知雄など


 142名参加しているの中学生男子のコレステロール値は示されずに、
参加人数の少ない小学生男子60名のコレステロール値だけが示されています(結果)では、LDLコレステロールについては、牛乳摂取量による差はなかった。としていますが、論文に掲示されているグラフには、牛乳摂取量とLDL(悪玉)コレステロール値の正の相関関係が示されています。結果は下記のとおりです。乳業界の営利目的に、故意に解釈を歪めたのは明らかです。利益相反違反です。

       

論文要旨:健常児童、学生を対象として牛乳が血清脂質、血清アポ蛋白および体格に与える影響について検討した。小学生は牛乳を摂取する機会が多く、牛乳摂取量が多いほど総コレステロール値が高い傾向が認められた。しかし,HDL コレステロール値、Apo A-T値も高値を示しており、LDLコレステロール値には有意差がなく、動脈硬化性を高めてはいないと思われた。牛乳摂取は必ずしも動脈硬化性を高めることなく、むしろ抗動脈硬化性を示していた。


A 小児保健研究 第59巻 第5号 2000(608-611)

「牛乳摂取が動脈硬化危険因子の変化に及ばす影響」 同一受診者における縦断的検討
著者 岩田富士彦、原光彦、岡田知雄 など

本研究は平成9年度牛乳栄養学術研究会委託研究によった。とあり、日本酪農乳業協会からの委託研究です。B群の参加人数は11名だけです。

 3年間の変化を論じています。牛乳摂取1日500ml未満がA群、500ml以上がB群です。3年前にはB群の方がLDLコレステロール値は高かったのですから、変化に差がなければ、3年後もB群の方がLDLコレステロール値は高いわけです。なぜか牛乳摂取は動脈硬化促進性の因子となりにくいと考えられた。としています。
 小学4年生時、中学1年生時における身長には牛乳接す量による有意差は認められなかった。そうですが牛乳を飲むと背が伸びるそうです??



医師法 第1章  総 則
第1条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

学校給食法(学校給食の目標)
第二条 二 
日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。

岡田先生は「小児内科」に小児期の動脈硬化は可逆的なので飽和脂肪酸摂取を制限する必要はないと、小児期の食の乱れは問題ないとする非常識な見解を示しています。
食育基本法と小児の食育:岡田知雄

日本酪農乳業協会 牛乳百科事典 牛乳を飲むと背が伸びる!牛乳は動脈硬化の原因ではないとしています。消費者の健康・命なぞ何とも思っていないようです。背が高くなりたいとの弱みに見つけ込んでいます。

都立広尾病院小児科原光彦先生(岡田先生の後輩で日本小児保健協会学校保健委員)が大森医師会に提出した意見書



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