○教育委員会から牛乳給食を理由に飽和脂肪酸摂取削減の食事指導を禁止されて裁判となりました

 配布を禁止された 学校保健委員会報告書  この報告書は大森医師会の了解を得ています
 原告は私で弁護士は大森医師会の顧問弁護士 

 大田区は大森医師会の健診結果は食事指導ではなく”牛乳廃止論”だと主張して、牛乳給食は国、東京都、大田区の方針と説明しましたが、文科省は「牛乳を学校給食に提供するよう指導したことはない。給食の内容は大田区に責任がある」との面会聴取書を提出しました。

   大田区の裁判における主張(準備書類)
 
 
 
      
   文部科学省初等中等教育局 健康教育・食育課 の面会聴取書
 
 
 

 すると大田区は都知事と関東農政局長が交わした「東京都学校給食用牛乳供給実施方針」の変更について を証拠として提出して、学校給食は牛乳のマーケッティングが主旨だと説明しました 

 「東京都学校給食用牛乳供給実施方針」の変更について
 
 アイスクリームのマーケティングを給食で行っているんですね。一般常識でおかしいと思います。 

 和解調書  
@牛乳からの飽和脂肪酸の過剰摂取が健康を害するとの司法判断が出ました。裁判官からは「学校教育の内容は校長に権限があり司法も介入できないので、この問題は政治で解決してください。」と言われました。
A裁判官は教育内容の指示はできませんが、栄養学を理解して健康行政を行うことを確認しました。
Bところが大田区は”学校医”として”牛乳給食に関して差し障ることを表明するな”と食事指導を禁止しています。 
C児童の主な飽和脂肪酸摂取源は牛乳・乳製品と肉で、それが区民の現代病の原因になっている事を承知の上で、「牛乳は低脂肪にしよう・脂肪の少ない肉を選ぼう」ではなく、「牛乳からカルシウムを摂ろう・肉が体を作る」の教育を続けています。裁判官は愛する子供たちのために精一杯の和解調書を作ってくれたと思いますが、大田区は予防医学を隠蔽して畜産振興を続ける方針です。  

 
  
 余談ですが、裁判を記者クラブで説明して、欧米ではコレステロール値は下がり、心筋梗塞・脳梗塞での死亡者は減っていること、日本動脈硬化学会のガイドラインも厚労省の脂質異常症のHPに”牛乳も低脂肪乳にするとよいでしょう”と記載していることも説明しましたが、読売新聞は下記のように報じました。記事に「文部科学省の有識者会議は11年3月、牛乳の摂取と生活習慣病との因果関係を否定する報告書をまとめており」とあります。文科省に記事のとおりか尋ねたところ、有識者会議ではなく、給食に携わっている方々の”協力者会議”で文科省の見解とは一切関係ないそうです。「学校給食の現場でこの医師のような主張が通る見通しはない」と大田区の”牛乳廃止論の変な医師”との主張を支持して”牛乳が生活習慣病の原因になるはずがない”との印象操作を行っています。私は偏向報道と感じました。 
 
 1961年に牛乳が高コレステロール血症・心筋梗塞・脳梗塞の原因と判明して、欧米では即コレステロール値は低下して、心筋梗塞・脳梗塞で死亡する方は1972年から減っています。
 私は行政やメディアは”反社会的集団”との印象を受けました。



 
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