骨粗鬆症による骨折も欧米では減って日本では増えています 


牛乳からカルシウムを摂ると骨が丈夫になると教えられましたね。1917年に米国政府が発表した「食品の選び方」で、骨の健康のために牛乳からカルシウムを摂るようにとの指導が米国で始まり日本に導入されたのですが、レントゲンもない時代でしたので正いかは検討されていませんでした。疫学調査が行われると牛乳を飲み出した国が飲んでいない国より骨折が多いことが判明しています。

  大腿骨近位部骨折発生率に関する世界とわが国の動向    
        

スウェーデンなどで、同じ地域で同じ時代に暮らしている人の食生活と骨粗鬆症の関係を比べると、牛乳を飲んでいる人の方が飲んでいない人よりも骨粗鬆症による骨折が多いことが判明しました。
   牛乳1日3杯以上で全死亡リスクが2倍 / BMJ      この報告の医学論文は下記です
   Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: cohort studies. 
結論:女性コホートおよび男性コホートにおいて、牛乳の摂取量が多いことは死亡率の高さと関連しており、女性においては骨折発生率の高さとも関連していた。残存交絡や逆の因果関係が生じている可能性を本質的に伴う観察研究のデザインであることをふまえ、本結果の解釈には慎重を期すことが推奨される。

   大腿骨頭骨折およびその他の骨粗鬆症による骨折発生率の長期的傾向      
   

右の棒グラフが骨粗鬆症による骨折の増加を示し端の数字は年代を示します。左の棒グラフは減少を示したます。牛乳の摂取量が減少している多くの国では骨粗鬆症による骨折は減少しています。日本人の牛乳摂取量は増えており日本では骨折は増え続けています。

下記 HP の 5.7 骨粗鬆症の予防 129ページからの抜粋の日本語訳です
○WHO/FAO Diet,nutrition and the prevention of chronic disease 2003 
カルシウム摂取が多い先進国の方がカルシウムの摂取の少ない途上国よりも骨粗鬆症による骨折が多い事実の説明として、動物性蛋白質が骨粗鬆症の原因になると説明しています。望ましいライフスタイルでもカルシウムの摂取を勧めていません。


献立や盛り付け方など国によって違いがよくわかる世界20カ国の学校給食一覧   
その国の食文化にふさわしい給食が提供されています。20ヶ国で給食に牛乳がでているのは日本だけです。これが和食か?と思います。 




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