3.用語集
「レイトショウ」独特の用語を、思いつくままに羅列してみました。割と感覚的に並べてありますけど、アイウエオ順とかに並べ替えるよりはかえってこの方が解りやすいんじゃないかと(^_^;)
普通のTRPGで言うところのゲームマスターのこと。俳優以外のキャストすべてを演じ、その行動の成功判定を行う。
映画に登場する人々の総称。俳優、共演者、エキストラ、モンスターに大別。
プレイヤーが操る、いわゆるプレイヤー・キャラクター(PC)のこと。俳優と役柄との二重構造のために、映画の中での「死」が(PCとしての)俳優の死には結びつかない。いきおい、カッコつけて死ぬやつが出やすい。
俳優管理シート(いわゆるキャラクター・シート)のことを、内輪ではこう呼んでいる。
ルールにはないが、NIFTY-ServeのFRPGローカルでは、プレイヤーのことを称して、こう呼ぶことが多い。「ハッカー電撃隊」(近日ログ公開予定)プレイヤーの一人、SIVA氏の発案。
一言で言えば、人気があるNPC。敵味方に関わらず、比較的重要な役で登場する。
一言で言えば、人気がないNPC。その他大勢。ゴジラから逃げ惑う人々、ザコ戦闘員など。
カンフーもの専用ルール。人気のあるキャストはエキストラに対して、1フレームあたり人気/5(端数切捨て)回の攻撃を行うことができる。正義のヒーローが悪の組織のザコ戦闘員をバッタバッタとなぎ倒すシーンが再現できる。
映画の中で、主として俳優の敵役として登場するキャスト。ジャンルによって大きさも形も数も様々で、吸血鬼ドラキュラ伯爵もゾンビもエイリアンもジェイソンもゴジラも人食い蟻の群れも、すべてこれに含まれる。
俳優の代わりに危険な場面を演じる人物。「レイトショウ」では、俳優が「スタント」を宣言すると、そのフレームに俳優がSPに受けるはずのダメージを、すべて肩代わりしてくれる。スタントのSPは撮影中には回復しないが、スタントが受けたダメージのオーバーキル分は俳優のSPとは無関係なので、明らかに死ぬと思われるダメージを受けても、1回だけなら俳優は生きた姿で映画に再登場することができる。(派手な爆発の中から颯爽と登場するとか)
マネージャーの中には、スタントに俳優と別の名前をつけて、「スタント」と宣言する代わりに「おーい、桑山くーん」と呼んだりする者もいる。これはこれで楽しい。
いわゆるシナリオのこと。
いわゆるテーブルトークのプレイを行うことを、こう呼ぶことが多い。
共通の舞台や背景を元に続けられる一連の映画作品群。
キャストの基本的な能力(俳優としての見かけ上のものであることが多い)を表す5つの数値。体力、敏捷、知性、容姿、人気。
そのキャストがどれくらいタフそうに見えるかの指標。これが高い俳優の例としては、スタローンとかシュワルツェネッガーあたり。
そのキャストがどれくらい素早く器用そうに見えるかを表す指標。
そのキャストがどれくらい頭よさそうに見えるかを表す指標。
そのキャストがどれくらい美形かを表す指標。
俳優にとって、もっとも重要な数値。これが高いと、とにかく何かとうれしい。映画に出ることによって、上がったり下がったりする。
いわゆるヒット・ポイント。どれくらいダメージを受けても死なないかの指標。ただし、死ぬといっても基本的には映画の中なので、前の作品で死んだ俳優でも、別の作品には(たとえ同じシリーズでも)平気な顔で出てきたりする。
映画の中でキャストが使用する様々な戦闘能力や特技などを表す数値。
ある映画について、特定の技能を持つ俳優が必要であると監督が感じる場合に、監督は俳優に対して、その映画の撮影の間だけ一時的に技能を賦与できる。
特別な技能指導(笑)。本質的には技能指導と一緒だが、技能指導で得られるよりもさらに高度に熟練している必要があると感じる場合に、このオプションを選択する。
映画の中でキャストが使用するアイテムのすべて。武器なども含まれる。
映画の中でキャストが身につける衣装。映画の内容によって監督から与えられることもあるが、その見栄えは俳優の人気で左右される。また、特に予算のない映画だと、衣装が俳優持ちであることもままある。
主として戦闘シーンの時間管理の単位。1フレーム=10秒。
主として戦闘シーンの時間管理の単位。1テイク=6フレーム=1分。
映画の時間管理の単位。1リール=60テイク=1時間。俳優のSPは1リールに1点回復する。
基本的には素手のダメージを表す数値だが、白兵戦の際には同じ数値を武器固有のダメージに加えることができる。
普通の常識的な人間なら絶対に取らないような行動を、映画の中の俳優は平気で取る事がよくある。これを称して、こう表現している。詳細はルールブックを読もう。
ルールブックを是非読んでちょうだい。爆笑間違いなし。
なお、当ページでは追加の「無意味な会話」を現在収録中。
何とかテレホンショッピングとか、そういうもの。この間に、プレイヤーたちはトイレに行ったりタバコを一服したり、俳優は作戦を練ったり、監督はシナリオをこっそり書き換えたりする。
1テイクが終わるごとに1回、俳優はお色直しができて、戦闘で血まみれや泥だらけになった姿を少しだけ見栄えよくできる。ゲーム的には、SPが少し回復する。
監督の演出に対して俳優が納得いかない場合、これを宣言する。判定に成功すると、監督は俳優におべっかを使い、なおかつその俳優の都合がよいように展開を変更してくれる。しかし判定に失敗すれば、監督は「お前の代役やりたい役者なんて、5万といるんだ。お前、2度とこの業界で仕事できなくなるぞ」と俳優を脅し、俳優はスゴスゴ撮影に戻らなくてはならない。
絶体絶命の俳優たちに残された最後の手段。大ピンチの時に、俳優(達)の人気を何点か「燃やして(永久に失って)」、フィルム破損を発生させる。(最近は少なくなったが、昔のTV放映ではよくあった「しばらくそのままでお待ちください」状態になるわけである。)大慌てで放映スタッフがフィルムをつなぐ間に、俳優たちはフィルムが切れた間のできごとをでっちあげなくてはならない。(「あぶなかった! あそこで○○を××していなければ、やられるところだった」と言っている場面から放映が再開される)
映画の演出上、登場人物が(その場にいないなどの理由で)知り得るはずのない出来事を、俳優に知らせておきたい場合に用いる方法。モンスターの不気味な行動とか、人知れず殺されるエキストラのシーンとか。
監督が無理矢理つけてしまうオチ全般を指す。夜明けの光でドラキュラが死ぬとか、慈悲深いエイリアンが助けてくれるとか、地球の病原体によって火星人が死ぬとか、そういうもの。
映画が終わった後のパーティー。ここで俳優の人気や技能の成長、監督からのボーナス人気ポイントの配布や、安っぽいオチになってしまったことの反省会などを行う。
このHomePageに関するご意見・ご質問等は
radcliff@t3.rim.or.jpまで