掌妙勁
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1)掌妙勁とは?
体内の「気」を操って戦う武術、それが「掌妙勁」です。いわゆる「気功拳」の類だと思って下さい。掌妙勁の使用法は、以下の6パターンに分類できます。
- 気を乗せる
素手戦闘(攻撃/防御)の際に、あらかじめ掌妙勁のポイントを消費します(掌妙勁の瞬間戦闘力を上限として)。後は、通常通り素手の攻撃/防御の判定を行ないます。成功したら、その攻撃/防御に対して、あらかじめ消費した掌妙勁のポイントを素手の攻撃/防御修正に足して、攻撃値/防御値とするのです。これは素手主体の戦士にとって、かなり強力な技と言えます。(98/11/27 修正)
- 少龍(気を発する)
気の塊を敵に向けて飛ばす技で、いわゆる「波動拳」とか「気功拳」です。掌妙勁の戦闘能力で、武器や素手の場合と同様に攻撃/防御判定を行ないます。なお、掌妙勁(少龍)で敵を攻撃したターンは、掌妙勁による防御しかできません。
- 金翅餐(気を撃ち返す)
掌妙勁に熟練してくると、自分に向かって飛んできた少龍を受け止め、増幅して撃ち返すという高度な技を使うこともできるようになります。それが「金翅餐」です。コミックの「壱」で、セイザンパソウビとの戦いにおいてカオスが使用した技です。
- 霊妙剣
これは強力な技です。何と、武器に気を乗せて戦うことができるのです。素手の時と同様に、武器の攻撃/防御修正に加えて、掌妙勁のポイントを上乗せすることができるのです。ただし、これには制限があります。霊妙剣が使えるのは「ヒヒイロカネ」という特殊な金属で作られた近接武器を使っている時だけなのです。ヒヒイロカネは希少な金属なので、入手はかなり困難でしょう。
- 気を練る
掌妙勁は強力な技なのですが、それだけたくさんの経験値を必要とします。特に瞬間戦闘力を上げるのにはかなりの経験が必要です。そこで、一時的に掌妙勁の瞬間戦闘力を引き上げる方法があります。それが「気を練る」という方法です。掌妙勁のポイントを消費して成功判定を行ない、成功すれば次のラウンドにその達成度を瞬間戦闘力に足すことができます。
- 治癒
掌妙勁の使い手は、「気」を流し込むことで、負傷を癒すこともできます。掌妙勁のポイントで難易度5の判定を行い、成功したら対象は負傷ポイントを1だけ回復できます。ただし、この技は使い手を消耗させます。使い手は隙ポイントまたは負傷ポイントのいずれかを1点減少させなくてはなりません。まあ、普通は隙ポイントでしょう。血を吐きながら仲間を回復させるというのが美しいと思うのなら、止めはしませんが……。
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