会員募集中

人工内耳友の会「東京」2001年の
予定と実績の紹介
第3回総会開催されました。
2001年5月17日(木) 第3回総会 会場:東京都障害者福祉会館で開催
(このページの説明文参照)
2001年8月26日(日) 聞こえの勉強会 会場:東京都障害者福祉会館で開催
内容:(このページの説明文参照)
2001年10月14日(日) 野外交流会 場所:上野公園散策
(このページの説明文参照)
2002年1月20日(日) 新年会 場所:上野 弁慶
(このページの説明文参照)


特別行事 江戸川水門のお花見
平成13年4月5日(木)晴れ

櫻吹雪の中の宴となりました。
水門の開口を待つ屋形船は自分達の宴もそっちのけで我水門ハワイアンとリンちゃんの「白鳥の湖」にすっかり見とれていました。

コンパニオンと思われる綺麗どころから顔を赤く染めたおじさんまでが船上から拍手喝采、どちらかと言うとこちらのハワイアン白鳥部隊の方に参加したそうでした。ともあれ遠路を22名の方が参加してくれ大いに盛り上った1日でした。

取分け愛知の坂井さんには毎回自前で参加頂き楽しませて頂き感謝感謝です。

勢ぞろいしたところで、参加者からの会費をしっかり握りしめた「買い出し部隊」は最近では懐かしい感のある商店街に食料や飲み物の買い出しに出掛けました。

買い出し部隊はアレもこれも欲しくなり宴に並んだものはと言うと、お刺身、焼き鳥、おでん、コロッケ、おにぎり、枝豆、惣菜各種に団子と大福、お新香、フルーツと何だかまだまだあったけどもう忘れちゃった位なのだ。

すっかり盛り上がった後は櫻ならぬ「話の花」を咲かせている人、水門の探索に行く人、まちまちでしたがリンちゃんは近くのポニーランドに行きポニーに乗せてもらい馬車にも乗りました。

更に時間が残ったので水門の上からは釣り竿をたらし稚あゆ釣りに挑戦しました。
釣果はど〜〜〜んと4ひきでした。

宴もたけなわでしたが時間になり閉会。
その後もまだ別れるのは名残惜しいと言う事で近くの喫茶店でまたまた花を咲かせて終宴となりました。

とにもかくにもみなさん楽しい1日を有り難うございました。

今度は秋にお弁当をもって青い空の下の江戸川土手をぶらぶら歩くかい(会)を予定していますからお楽しみに。


第3回定期総会開催
 第3回定期総会は、5月17日(木)午後1時から東京都障害者福祉会館において開催されました。出席正会員25名、委任状提出者21名。ACITA会長賛助会員他52名でした。
総会・懇談会終了後中国飯店で、交流会を楽しみました。
詳しい内容は次の通りです。
 
第3回定期総会・懇談会プログラム

☆総合司会   斎藤陽子氏

12:30   受付開始
13:00〜13:40   定期総会
 ・開会挨拶             奥村会長  
 ・資格審査 司会
 ・議案審議             〃
  ・2000年度活動報告 奥村会長
  ・2000年度収支決算報告 奥村会長
  ・2000年度会計監査報告 柴田監査役
  ・2001年度役員改選案       宮嶋副会長
  ・2001年度活動計画案 宮嶋副会長
  ・2001年度収支予算案 宮嶋副会長
13:40〜 13:50  来賓祝辞 人工内耳友の会[ACITA] 小木会長
13:50〜 14:00  休憩
14:00〜 15:30  懇談会(1)人工内耳何でも相談   宮嶋副会長  
15:30〜 15:40  休憩
15:40〜 16:20  懇談会(2)音楽を聞こう      奥村会長
16:20〜 16:30 記念撮影、解散

☆★☆★☆★☆★☆★ 交流会 ☆★☆★☆★☆★☆★
17:30〜    交流会   会場:中国飯店
19:30 閉会(8時近くなりました。)

第3回定期総会ご挨拶
会長 奥村良文
 会員の皆さま、こんにちは。本日はご多用のところ多数ご参加下さいまして、誠にありがとうございます。また、要約筆記ボランティアの皆さま、ご協力ありがとうございます。
 人工内耳友の会「東京」も、お陰様で設立後4年目を迎え、会員数も50名の大台に乗りました。これも皆さまのご支援とご協力の賜物であり、心から厚く御礼申し上げます。
 ところで、皆さまは定期的にマップの調整をやっていらっしゃいますか。聞こえの状態は年々変わりますよ。私は手術後満5年です。一昨年のマップ調整の時、T値(小さい音)とC値(大きい音)の差(レンジ)つまり聞こえの幅がチャンネルにもよりますが、3割から5割広がりました。また、今年の2月の検査でも3割から6割広がっていました。これがそのまま聞こえの良し悪しに直結する訳ではありませんが、例えば、地下鉄車内のような騒音の激しい所でも、Sで感度1にすれば、はっきりと会話が分かります。また、テレビの音声もニュースなら、耳掛けマイクで大体分かります。これも常日頃聞こえの改善に貪欲に取り組んで来たからではないかと思います。
 昨年の総会で、聞こえを良くしようという強い執念を持てと申し上げました。私は来年70歳です。この年でも執念を持って努力すれば、かなりの効果が上がるのです。どうか皆さんも、変に妥協せずにトコトン頑張ってください。
 
 最後に私事になりますが、私はこの総会終了の時をもって会長を引退させていただきます。理由は健康問題です。元々胃潰瘍をわずらっていましたが、昨年11月に大腸ポリーブの緊急手術で入院しました。このように体の故障が続く上に、年令的にも70歳が近づき、また今回が任期満了でもありますので、この際引退することにいたしました。誠に身勝手ですが、事情ご理解の上、ご了承をお願いします。
後任会長については、後ほどご承認をお願いしますが、私同様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。併せて、本会設立以来の皆様のご支援に対し、心から厚く御礼申し上げます。
 どうも、ありがとうございました。
 
2000年度 活動報告
 2000年度(2000/04〜 2001/03)の活動状況をご報告いたします。
1.総会・勉強会・交流会
 2000年度総会でご承認いただいた実施行事は、皆様のご協力により予定どおり実施できました。
 先ず、5月21日に第2回定期総会・懇談会を開催しました。次いで7月30日に「第3回聞こえの勉強会」を開催しました。特に今回は「電話を使おう」をテーマとし、電話を使うコツを学び、実際の電話機を使って電話の聞き取り実習を行いました。小さなお子さんも参加し、皆さんの好評を博しました。
10月1日には神代植物公園で秋の野外交流会を行い、秋の花を愛で深大寺の手打ちそばを賞味いたしました。明けて2001年1月21日、新小岩の豆腐会席料理店「梅の花」で新年会を行い、記念すべき21世紀の幕開けを祝いました。
2.運営委員会
 運営委員会は、行事に合わせて4月、7月、9月、2001年3月の4回実施し、他は必要に応じFAXで打ち合わせを行いました。
3.ACITA東京大会の共催
 ACITA第14回総会・懇談会は東京支部と共催という形で、6月10日武蔵野公会堂で開催されました。東京支部としては、主に情報保障と受付人員の派遣の面でご協力いたしました。
4.本部及び近県支部との連携活動
 6月9日開催の全国地域委員会に参加しました。また、関東地域委員(宮嶋氏)の呼びかけにより、2月、9月の関東地域支部長会議に参加し、情報の交換と連携活動の密接化に努めました。また、近県支部の行事にも積極的に参加することにし、8月神奈川支部の交流会、10月埼玉支部交流会、今年3月千葉支部の総会・懇談会にそれぞれ参加し、各支部との親睦・交流を図りました。
 以上の通りでございます。

2001年度 役員改選(案
人工内耳友の会「東京」会則 第7条1.に、役員は、総会において選出する。役員の任期は2年とし、任期途中で変更があった時はその残存期間とする。ただし再任、兼任を妨げない。
と、ありますように、この総会で、全役員は、二年の任期が満了しました。そこでこの総会において、役員を改選致します。
事前に会員の皆さんと連絡を取り、次に掲げる方を役員に推挙したいと思います。ご出席頂いた会員の皆さんの中で、役員としてお手伝い頂ける方も、あわせて、推挙致したいと思います。

推薦予定者 秋山保子、安藤幸子、榎本悦子、斎藤隆雄、斎藤陽子、柴田健治郎、寺沢冨美枝、宮嶋建二、吉田宥之(五十音順)

以上ですが、運営委員としての役職の分担は、後日開催の運営委員会にて互選により決めたいと思います。

ここに、会議の進行をスムーズに運ぶため、次期会長を宮嶋建二に決めたいと思います。
なお、前会長 奥村良文氏を、本会の相談役にご就任頂きたく、招聘致したいと思います。

2001年度 活動計画(案)
 2001年度の活動計画案です
 今年の活動は資料の通り前年度とほぼ同じ内要と考えて下さい。

◎ 第4回聞えの勉強会  8月26日(日)東京都障害者福祉会
  館の会場は確保してありますが、詳細は未定です。

◎ 屋外交流会  場所、期日未定。

◎ 2002年の新年会 場所、期日未定。

 ただ今年は秋と春に会員の中の有志活動を取り入れたいと思います。これは会活動とは切り離して行ないますので計画案にはのせません。
 内訳を言いますと秋は「歩こう会」春は「お花見会」等です。このような活動の場合歩く事に困難を伴う会員さんが居たりする為全員参加型としては難しい事、それと会活動そのものは会員の会費で行なう為外部参加者の扱いなどにも問題も起こる場合があります。こうした事が起こらないようにする為に切り離す事にしましたのでご了承下さい。
 次に今年から私が会長を仰せつかりましたが、活動日が平日になる場合が多くなるかと思います。
 私事で済みませんが、前奥村会長と違い寿司やと言う職業の合間でやらなければなりません。土日は商売日としては稼ぎ時でありますから儲けさせて下さい。
 以上ご了承下さい。




総会風景


総会風景

ACITA本部 小木会長挨拶

東京支部の皆様こんにちは。いつもいろいろご協力頂きありがとうございます
 [ACITA]の会長をさせて頂いております小木(おぎ)と申します。よろしくお願い致します。

 過ぎてし見れば速いもので、もう3回目の総会です。3回目の総会を無事に迎えられますのは、奥村会長を先頭に、全会員の活発な自助活動が実を結んだものだと思います。今後もこのペースで、活発な活動を継続される事をお願い致します。

 さて、最近の人工内耳関係の事を少しお話しし、私のご挨拶に替えさせて頂きます。
 MSPやスペクトラのN22の装用者には、耳掛け型が2月中旬に認可となり、選択の幅が拡がりました。この事は、もう皆様に、日本コクレアより詳しくお知らせが届いていると思いますが、4月初旬に大阪市で開かれました、人工内耳のアジア・パシフィック・セミナーで、[ACITA]が知り得た情報では、8人ほどの方が試用実演をしております。
 その中の2〜3人に現場でお話しを伺いましたが、聞こえはスペクトラと同じですが、入るマップに使い分けが、まだ十分でない為かも知れません。うまく使いこなせば、スペクトラ+アルファが期待出来ると思います。
 但し、電池代が年間5〜6万円かかりそうですから、維持費の出費は覚悟しなければなりません。もし、購入をお考えの方がおられる様なら、装用感のアップのみに気を取られる事なく、総合的にお考え頂きたいと思います。価格は、特別価格で40万円(定価の60%引き)くらいだそうです。
 それから、アジア・パシフィック・セミナーの展示ブースには、既に認可されているコクレアやクラリオンの他に、オーストリアのメド−エル社(メドエル−ジャパン)と、フランスのMXM社(日本のリオンが代理店)の4社が出展しておりました。どの社も、見た目はほとんど同じ物の様に見えましたので、近い将来か、遠い将来かは分かりませんが、日本での販売を計画かと思います。
 これには、装用者や装用希望者の選択眼が大変重要になって来ますので、既に装用者している私たちが先導役を務めなければなりません。その為にも、[ACITA]は支部や地域の会との連携も深めながら活動し、その役を果たいと思っております。益々のご支援・ご協力をお願い致します。
 最後にお願いがあります。6月23日に愛媛県松山市で「総会+懇談会」がありますが、その「出欠はがき」の戻り状態が思わしくありません。もう期限切れですが、出欠かかわらず至急投函して頂く様お願い致します。
 ご静聴ありがとうございました。
第3回聞こえの勉強会開催

☆日時 8月26日(日)10:00am〜
☆場所 三田の障害者福祉会館
☆内容(午前中)
  MSP22・SPECTRA22・ESPrit22・24など機器の、
  日常起りがちな不具合とその対応
  事故の事例と対応
  取り扱いの留意点
☆講師は虎の門病院・鞄本コクレアにご協力をお願いしております。
☆情報保障はパソコン要約で行います。
☆午後は親睦交流会で

 8月26日、障害者福祉会館で午前10時から、虎の門病院の氏田先生と日本コクレアの植田さんを講師にお招きし、第4回勉強会が開催されました。ここに講演要旨を記載致します。
  ます、氏田先生の講演内容は、コクレアN22とN24の日常的なトラブルと対処法と題し、お話しを伺いました。スペースの都合で、氏田先生のお話しの一部を掲載します。

1)箱型について

a ケーブルの劣化による音質低下や雑音
  音が小さくなるとか、分かり難いとか。時々大きな雑音が入るとか。ずっと雑音が入るなんてことがあります。
b ケーブルの断線
  完全に切れた場合、これは聞こえなくなります。
c 耳掛けマイクの故障
  いろんな現象がおき、音がまったく聞こえないことや、雑音が入って聞き取りにくいなどもあります。
d 外部入力端子の故障
  ラペルマイクとか、オーディオインプットセレクタを外部入力の所に付けはずしが多い人に起りやすい。外部入力部分が悪くなって、何かを差し込むと聞こえなかったり雑音が入る。そう言うことがよく起きます。
e 本体の電池ケースやカバーの破損
  、電池ケースが欠けたり、そういう外側がかけてしまうことです。これは、聞こえには影響しません。昔の箱形ですと、こういうスイッチの所からかける事が多い。または、外部入力のふたのゴムキャップが、これが取れる、切れる。この場合は、少し欠けているとか、あるいはとれていても、日常的にずっと差しているのであれば、慌てて修理する必要はありません。確かに、ほこりが入りやすくなるので、気が付いたときに修理に出して下さい。ここが欠けたから聞こえなくなるとかは、ほとんどありません。ですから、欠けているな。と思ったら、先生に相談してください。その結果、ゴミがたまりそうだから修理に出そうとか、先生と相談なさってください。
f スイッチ類の故障
  この感度のここを廻している時に、急に、雑音が入るとか、どこかから音が「わっ」っと大きくなるとか。或いは、こちらのスイッチだと、[N]だと聞こえるが「S」に変えるときに、ちょっと雑音が必ず入るとか、そう言うことが起こりやすいです。これは、あまり我慢せずに、修理すれば、簡単に直りますので、早めに修理した方が、日常的にどこか調子悪いと不安になりますよね。不安を早く取り除くためにも、早めの修理を。
 g マップの消失や異常
   これは、つけているときに、突然なることもありますし、あるいは、はずしていたものをつけたら聞こえなかった。はずしている時にも起きますが、このスピーチプロセッサーの中に入っているマップが壊れてしまう。コンピュータのメモリが消えてしまう、というふうな現象です。そうすると、全く聞こえなくなるときと、聞こえ方がおかしくなることの2つあります。みなさん、だいたいそう言う時は、機械が壊れたと思っていますが、これは、病院にきて、マップの調節をする、コンピュータにつないでみると、マップが消えているとか、ちょっとおかしくなっているとか、すぐに分かりますので、マップを書き直して、前に調節した音を入れ直せばすぐに元に戻ります。心配はいりません。うちの病院では、箱形では何度かマップが狂った方がいます。N24の箱形で、狂ったという話は、今の所、聞いていないと思います。後で話しますが、耳掛けは最近1人でましたが、今までは起きませんでした。
h 送信コイルの故障
  送信コイルは10年間使ってもトラブルのない方もいます。ただ、どうも、ケーブルも新しくしたし、スピーチプロセッサーにも問題がないし、音の調節もいいのに聞こえがおかしいなどの時、コイルを変えると直る場合もあります。最後に、これでもおかしいと思うときだけ。買って、予備は必要かというといりません。「ほとんど壊れないから要らない」と答ています。
i 古い電池やケーブルを誤って再使用した場合
  古い電池の方や、ケーブルが原因の方が居ります。見るからに古いケーブルでも他のとごちゃ混ぜになっていると使えると思って使ったが、どうもおかしい。「これでいいはずなのにな」と思ってよく聞いてみると、以前調子が良かったが、「この前つけたら聞こえたから」使っていたり、後は、音入れしてから、2,3ヶ月後の故障の原因は、「この電池古いじゃないですか」というと「え、新しいのに替えたつもりだったのに」と。本当にばかばかしいと思いますが、見ただけでは、電池の新しい古いは解りません。すぐゴミ箱に捨てるのではなく、まとめて捨てるでしょうから、印を付けておいてどこかに置く場合は、使ったものとして下さい。十分気をつけてください。

2)耳掛け型でのトラブルについて

a 電力不足による音切れ
  耳掛け型の場合は一番大きな特徴として、電池のパワーがアルカリ単三に比べ弱い。電池の性能を精一杯使っています。空気電池ですが、頭の皮の厚い方とか、送信コイルと、電極間の電気のやりとりがうまくいかなくなってしまいます。そうすると着けている途中で、聞こえなくなるときがあります。汗をかくとそれによってくっつきも悪くなるし、中に汗が入ると音切れが起こり、聞こえの不安定さがあるようです。
電力不足です。頭の皮の厚さは変えられませんから、くっつかない場合は、手術して、脂肪をそいでくっつける方法もあるそうですがそこまでの方はめったにいません。自分で、厚いと言われた人は音切れの可能性が他の方よりは高いです。もともと、みなさんそれぞれマップが違います。マップによっても電気の量も違ってきます。耳の神経が残って少しの電気で聞こえる人は安定していますし、長時間使えますが、神経が弱くなっていたりすると他の方より強い電流が必要になります。そういう方は、こちらの耳掛けの機械で、一生懸命工夫してその電気を一生懸だそうとします。たとえば、歩いていてショックがあって送信コイルが動いたことで、一生懸命送っていたものが電気不足になってやめてしまいます。そうすると、急に聞こえなくなります。そう言うような事が起こる可能性は、それは一人一人のマップで違います。特別なマップの方の場合は、そう言う可能性があります。電池については、皆さん、今日のプリントにも話題になっているので、あとで、質問もあると思いますが、特に耳掛け型の場合は、コクレアさんが、皆さんに奨めている、PR44P。「P」があるかないかでずいぶん、聞こえ具合が違うようですので、なおかつ、コクレアさんが奨めているメーカは、ダナジャパンと東芝さん。これらのPR44Pが良いそうです。
b 汗による音切れ
  箱型の耳掛けマイクでも、汗によって故障は起きますが、やっぱり、耳掛け型のほうが、汗をすごくかく状況で使う。汗をかく時はコードがない方が良いので、耳掛けという、よけい汗に触れる可能性が高いのか、ちょっと、汗をたくさんかくと聞こえなくなる事があるそうです。もちろん、今まで日本で発売される前に、アメリカとか、ヨーロッパでも、たくさんの方が耳掛け型を使っているので、充分、汗に対する研究はされています。やはり、東南アジアとか、日本の湿度は、アメリカとかレベルが違います。ヨーロッパとはレベルが違います。日本の湿度の中では厳しいのかな?と思いますね。特にちょっと汗をかくと、聞こえが悪くなります。はずして箱型にしておいて、その間は、耳掛けは乾燥の器で休ませないと、ずっとは使えない事があるようです。で、すごい方になると、私達のリハビリに来て、この耳掛けから、こうやって電池をはずしますよね。その電池が汗で両面濡れているぐらい汗をかく人がいます。空気電池は、空気と触れて、電池を動かしていますし、この、スピーチプロセッサの中の機械と接触する面が汗で濡れると、音切れを起こすようです。
c ケーブルの劣化による音質低下や雑音
  基本的には、箱形と同じです。ただ、気をつけていただきたいたいのは、耳掛け型の場合、みなさんが、電池カバーをする時に、こうやって、ぎゅーっと押さえつける人がいます。これをはめるときに、難しいので、私達は、これは、ごめんなさい。これは、このままぶらぶらさせておいて、はめたほうがいんですね。これを、こうやって。ところが皆さん、ここがみにくいこともあって、こうやって、一生懸命、こっちを押あって、ここが当たって痛む。ケーブルの付け根が痛む。このカバーをはめる時に、これを押さえつけるクセのある人は、なるべくしない方が、ケーブルが長持ちします。見ていると、「うまく入らない!」と押さえる人が多いですが、これは、わたしたち、耳掛けになってから、ここは危ないナァ…という感じがします。あとは、昔手術した人の場合、電極のここの位置が少し、下になっている方が多い。最近手術されたかたは、耳掛け型をつけるかも知れないと、お医者さんが考えて、手術の位置を上につけてくれます。だから、このあたりにつく人もいます。ところが、昔の方は、耳掛けを考慮していないので、意識しないで手術したため、ぶつかるようになることもあります。
ケーブルが短いと、無理がかかって、ケーブルが切れやすいかももしれません。ですからご自分のくっつけた所の状態を、他人にみてもらうとか、自分でさわってみて、あんまり、ムリがかからないような工夫をしておいたほうが、長持ちすると思います。
d ケーブルの断線
  箱型の場合と同じです。
e スイッチ類の故障
  スイッチを変えるのが難しいとか、壊れそうだとか、心配されますが、今のところ、この切り替えのスイッチが壊れたのはうちの病院ではゼロです。ただ、つまみ。感度とかボリュームを変えるつまみが、あまりくるくるまわってしまって、困る…というでの、修理をした人が1人いた。ちょっと触っただけでもくるっとまわってしまって、つけているときに必ず動いてしまう。つけてから調節しないといけない。調節しておいても、ちょっと何かのはずみで、まわってしまって、使えない。その方は、修理をしました。それ以外の修理は今の所ないと思います。どうしても、回ってしまって扱いにくい場合は、マップで調節してどんな数に回しても、一定に出すと言うことかできます。利かないようにする。1番目のマップは利かないようにいつも3と同じ状態にする。2番目はここというように、自由に動かせるようにすると言う人もいます。お子さんが動かしても大丈夫なようにつまみを使わないようにします。1番目のマップだけは利かないようにすることも出来ます。
f 送信コイルの故障
  N24では、そんなにおきてなかったのですが、エスプリ22で、何人か音切れの原因が送信コイルだった人がいました。40人中二人くらい。これは交換して新しい送信コイルにしたら音切れしなくなったケースがあります。おかしいなと思ったら病院に来て頂いて、病院には予備があるので調子がどうか、調べてもらえます。
g マップの消失や異常
  箱形と同じです。耳掛け型でも最近一人だけマップの異常がありました。
講演の一部を掲載しました。
第4回勉強会で講演を聞く参加者




「秋の交流会」の報告

「上野の森交流会」
 支部の年間公式行事の野外交流会は、10月14日(日)表題のように上野恩賜公園内と不忍池畔を散策しました。
西郷さん銅像前(10:30)に集合し鬱蒼とした森を通りぬけ、清水観音堂下のメインストリートを山下に下り、下町風俗資料館(11:00〜11:30)を見学。パンフレットに、『長屋が二軒……。奥にはまだ路地が続きます。店子は、手前が駄菓子屋、奥に職人の銅壺屋。そして商家が実物大で再現してあります。ちゃぶ台や長火鉢など、かつて日常で使われていたさまざまな道具には、ひとつひとつに生活がにじみでています。土間から座敷に上がり、手にふれ、下町の生活を体験してみましょう。』とあるように、明治・大正・昭和の下町情緒と昔の子どもの遊具を童心に返って楽しみました。
 骨董市を見ながら、不忍池畔を巡って歓談。右手が蓮田、左側はボートなどを楽しめる池。(ここで、お昼の時報のチャイムが鳴ると、皆お腹が空いてくる)中の島の不忍池弁天をちょっと拝んで、再び山下通りに戻り、だらだら坂を登り五条天神、裏手の稲荷の連鳥居をくぐり、メーンストリートに出ました。
 上野精養軒で、1000円のハヤシライス・2000円のランチなどいろいろ各自お好きなものを選んで注文。ランチは、カップスープ・海老フライと仔羊のソテーにポテトの盛合せ・ご飯またはパン・コーヒーでした。
 食後、動物園・美術館・博物館等のグループに分かれ、各施設見学後、流れ解散しました
2001.10.14 上野の森交流会参加者




「新年会2002」開催

日時  : 2002年1月20日(日)
場所  : 東京都台東区上野4−5−10
集合時間  : 午前11時30分から、鰻弁慶で開催。
会費  : お一人 ¥4,000円(お食事・ドリンク・税・その他一切を含む)
参加者 : 26名
開会挨拶
明けましておめでとうございます。新年会にご参加頂きありがとうございます。
宮嶋会長は親戚の告別式があり欠席されました。それで吉田事務局長が会長に代わって開会のご挨拶申し上げます。
昨年は、ESprit22が登場し、装用が楽になりました。今年は、N24の人にACEコード化法が使用できるようになり、人工内耳の聞えは更に多様化され、満足の人、不満足の人と個人差が出てくると思います。
東京支部の課題の一つとして、こうした最新の情報を会員の皆さんと共に学び、聞えの向上を目指したいと思います。それには、支部の会合に積極的にご参加下さるようお願いいたします。また、小児部会も立ち上げ、東京の面目にかけ努力しますので、皆さんのご協力をお願いいたします。
それでは、新年会開宴の乾杯の音頭を奥村相談役にお願いいたします。乾杯のご用意をお願いします。奥村さんよろしくお願いします。
(奥村相談役が乾杯の音頭を取る)
ありがとうございました。それでは名古屋から坂井さんがお見えで、楽しいフラをご披露下さいます。それではごゆっくりお料理を頂き、交流歓談をお楽しみ下さいますようお願いいたします。

名古屋の坂井さんがハワイの衣装でフラを踊ってくださいました。

2時間ほどの楽しいひとときを過ごし、柴田監査委員の三本〆でお開きになりました。
斎藤運営委員が、カラオケ参加者を募り、それぞれ上野の街に散って行きました。



新年会出席者の皆さん




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