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『実践電話の為に知っておこう』

電話のためのポイント

自分から電話をかける場合

1/電話はダメと言う概念を捨てる 
*   天気予報 時報などで聞き取りの練習をして電話に慣れる
*   身内などの聞きやすい人に相手をしてもらい自身をつける
*   人には聞きやすい人とそうでない人がいるので、どんな人の話が聞きやすいかを知る

2/気持ちを落ち着けて聞くモードをしっかり整える
*   気持ちがオドオドしていると聞くモードを作り難いので落ち着いてから取りかかる

3/周りをできる限り静かな環境にする
*   双方の周りがうるさいとその雑音により聞き取りは極めて悪くなったり声が大きくなってしまう
*   声が大きすぎると返って聞き取りを悪くする場合がおおい
*   自分も相手も弾んだ気持ちで普通に語るのが良い様です

4/テレホンアダプターを使用する
*   耳掛けマイクや他のマイクはそれなりの難しさが伴うがアダプターの使用は一番確実であり手があく為メモ等取りやすい

5/スピーチプロセッサのレベル調整をする
*   相手が異なると聞き取り具合も変わるのでその人に合ったレベルを捜す
*   おおよその基準は通常レベルより2コマ位上げるのが良い

6/受話器はほう骨や内耳に近い所の骨にしっかりと当てる
*   電話から出る音声振動を骨に伝え「電話をかけている」と言う自覚をしっかり持つ為に行う
*   ※[注]テレホンアダプターを使用すると耳掛マイクは働かなくなる

7/「ゆっくり」「はっきり」「区切れよく」話してくれるように相手にあらかじめお願いする
*   人工内耳の聞き取り条件を理解してもらう為に「」内の3項目を相手に知ってもらう
*   声は大きすぎても小さすぎても聞き取りにくい
*   受話器と口元を手でおおったりすると声がこもったり割れるようになり聞きにくいので普通に上記3「」にそって会話をしてもらう

8/問いかけ型の話し方を心掛ける
*   会話は相手から返る言葉の予測をすると格段の効果が得られるので、できるだけ問いかけ型を心掛ける

9/相手も自分も有線電話の使用をお勧め
*   直接配線で結ばれているものの方が聞き取りやすいのでこれを使用してもらうようにする。
*   携帯やPHS叉は子機などは避けた方が良い、雑音や音声の歪みが多く聞き取りには思わしく無い。

以上がおおまかなポイントとなりますが、ここでは自分からかける事を想定仕手おります。
かかって来た電話を取ると言うのは上級者向けになりそうです。
チャレンジ精神で受け電話にアタックする場合には次の2つの対応策を心得ていると気持ちにゆとりが出来るので心強く対応で来ます。

掛かって来た電話を受ける時の心得

1/ある程度の聞き取りが可能な場合は先方の電話番号を聞き後で健常者にかけ直してもらう事を念頭に置いて取りかかる。
*   電話番号は0〜9までなのでしっかり聞いて間違いがないかどうか復唱をして確認しましょう

2/ほとんど聞き取れない場合は「耳が悪く聞き取りが難しい」とか「留守番で分からない」等の理由を相手に伝え家族が帰宅するような時間にかけ直してくれるようお願いする
*   このように聞き取りが上手く行かなかった場合の対策を考えておくと気持ちが楽なのに加え電話コンプレックスを除く事にもなります。

◎ 最近は色々と良い通信手段が増えているものの「電話が使えると良いなあ」と思う事は珍しく有りません。
◎ 家族とならある程度の事を決めて置けば話が聞き取れなくても用が足ります。
◎ まず家族とやり取りをして電話に兎に角慣れましょう。


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