CapeTown
アフリカ大陸最南端(じゃないらしい)喜望峰へ
Todd's African tour '97~'98

僕とレイチェル(Rachel; Canadian Beautiful Girl)

4日、礒野さん、須田さんと別れ、昼すぎ無事ケープタウンに着く。ジンバブエで9月会った石井さんへの土産にエアナミビアのコーヒーカップをがめて帰った。嗚呼、日本の恥。インターケープの空港バスにのると、70R.何という高さ。でも初日の宿、TheBackPack(一泊ドミで40R)の入り口まで連れてってくれるしドライバーは若くて愛想がいい。まあいいか。

宿では喜望峰の一日ツアーなども主催してたので申し込む。140R。荷物を置いて一段落したらテーブルマウンテンに登る。宿から歩いて1時間ほどだが、まあ、この日は暑い!37℃あったらしい。汗が坂を登る途中ダーダーとヴィクトリア・フォールズのように流れ落ちた。でも晴れてたおかげでテーブルマウンテン上の景色は最高。コーラもうまいぜ。下の写真はベルギーからのサイクラーにとってもらった。


テーブルマウンテン頂上の筆者。この日はいっそう男前だ。

翌日、宿で申し込んだDayTripperの喜望峰一日ツアーがスタートした。レイチェルというカナダ人の女の子、トニーというイギリス人と仲良くなる。日本人なんか一人もいないが、でもすぐに友達も出来れば、孤立することもない。旅は不思議だ。喜望峰はアフリカ大陸最南端という触れ込みだが、実際は最南端でもなんでもないらしい。どうせ行くなら沿革上の最南端より、地理上の最南端に行きたい気もしたが…。ここに行くにはレンタカーかバスツアーしかない。よってこの現地ツアーは結構人気だ。途中までバスで行き少しだけサイクリング(15キロくらい)、で、またバスと徒歩で喜望峰とケープポイントへ行く。道中、アザラシの島に行き、サイモンズタウンのペンギンのいるビーチに行く。ドライバーの作るサンドイッチはとにかくおいしい。クッキー(手作り?)もなかなかのもの。食事中にいっきに友達が増える。イギリスの女の子から「日本の金融界はどうなの?」なんて、きっと相当悪いのを知っている上でと思われる質問を受けたりして、それを見透かしつつ答えたりして。

で、喜望峰に着くわけだが、残念ながら天気は悪い。でもレイチェル可愛いし、トニーいい奴だし、まいっか。

ツアーの間中、フィフス・ディメンションとかカーズとか色んな音楽が流れていた。帰りの道すがら、ペンギンを見終わるとツアーももうおしまい。ケープタウンが見えてきた。このケープタウンという街、高速道路は整備されてるし、車はバンバン走ってるし、住宅地はまるで欧州。ナミビアもウイントホックやスワコプも結構観光地ズレしてて違和感があったが、ケープタウンはアフリカというイメージからかけ離れている。興ざめだ。やはり僕はもっとワイルドな風景が見たいと感じた今回の旅行だ。オンボロバスで未舗装のサバンナの道を、黒い仲間たちに囲まれて突っ走る。偏見かもしれないがそれが僕が望んでいる旅行だし、僕の理想のアフリカ旅行だ。

翌日、サンエアーでヨハネスに発ち、そこからシンガポール航空でアウト・オブ・アフリカ。空港からは初めて京成の普通特急で帰宅した。