Pt1

インターネットリアルタイム旅行記アフリカ編

南部アフリカ…あまり懐かしくない街並みへと…


Table Mountain(Cape Town)

7月24日の退職から、後片付け、準備とあわただしい日々。8月2日逃げるように寮を出て、一週間前あったばかりの友人の実家のある成田へ向かいそこで翌日の出発に備えることになる。協力隊経験者のお隣りさんを交えて楽しく食事する。
その友人・品田さんは僕の旅行仲間吉田さんの友人で、その縁でメールのやりとりは2ヶ月ほどまえからあり、その退職日の旅行仲間による私の送別会にも誘っていたのだが仕事の関係上どうしても無理、でその仕事というのが僕の実家の島の火力発電所の仕事で、退職後後始末で一度島に帰る用事があったのでそこに出張で来ていた品田さんとはじめて会い、食事したのだ。それから一週間後品田さんの成田の実家に今度は僕が泊めてもらう。人の縁とは奇妙なものである。インターネットなんてものの出現で思いもよらない人間関係が出来てくる。


品田さん親子・もし掲載に不都合があればメールください。

で、8月3日品田さんのお母さんに成田空港へ送ってもらい旅が始まる。車で成田に来たのはこれが初めて。期間はいつまでかは特に決めてない。今のところはアフリカをケープタウンから北上し欧州、アジアと回れたら、とおおまかに考えている程度。この旅の経過をモビオでHPに綴り多くの人に見てもらえたらと思っている。
まずケープへ行く途中のトランジット地シンガポールでメールの送受信とインターネットを試すことにした。インターネットカフェでは断られたが何のことはない空港の至る所にPCコネクションポイントがあるではないか。7時間近い待ち時間、メール出しまくり返事もガンガン来る。というのもシンガポール、市内通話はタダ(僕はIPassに入っているのでシンガポールのアクセスポイントを使えるのだ。よって電話代はこの場合ただ)。PCポイントはデスクが用意されており,しかも通信速度は33.6kbpsで繋がる。パソコン用電源もいくつかのプラグ形状に対応している。日本のもそのままいけるようだ(ただし230V)。
少なくともアジアではこれ以上のモバイル環境の空港はないのではないか?

さらに十数時間後ケープタウンに到着。何せ7ヶ月前にきたばかり、ちっとも懐かしくない。喜望峰に行って旅のスタートにすれば素敵だがどーもこないだ行ったばかりじゃ気が乗らない。そんなわけでテーマである街のモバイル環境について散策も兼ねてチェックすることに。まず正月に引き続きThe Back Pack(50Rに値上がりしていた)という宿に泊まることにし、宿で出来るか聞いてみたが断られるが、Purple Turtleというインターネットカフェを紹介してもらった。ここはOK。しかし高い。28.8kbpsでしか繋がらず、30分50R。Rはラント。いま1R=24円弱か?メールはやはりいっぱいきている。半日間隔で13通来てた。問題は電源プラグ。B3タイプだけ持ってなかったがこの国はどこもかしこもこのタイプ。しかたなく電気屋で購入。25R。日本で買ってりゃ小さいのが買えたのに。小さいリュックぎりぎりの荷物をさらに圧迫することになる。そうこうしてると電気工具店に14Rで小さくてずっといいのがある。迷った挙げ句購入。ああ、もうっ、出費がかさむ…。やってらんねえぜ!「B3なんてケニアでちょっとあるだけだよ」なんて秋葉原の親父の口車にまんまと乗せられた俺が馬鹿だった。べつにお金をかけない旅をするのが偉いなんて思ってないし、お金をかけないのを競うつもりもないけど、同じ物を2回買うのはやはり馬鹿らしい。しかも今回は長旅なのだ。いつもよりは倹約しなければならない。



Purple Turtle

そして2日後に、ナミビア行きが決まったインターケープのバスで15時間かけて行くことにした。ナミビアもわずか7ヶ月ぶりである。この寒いケープタウンにいつまでも居たのではカゼをひいてしまう。アフリカは年中何処も彼処も暑いわけじゃない。ましてこのケープは最南端近い。日本が暑いならここは寒い。早く少しでも暑いナミビアに行きたかった。そういうわけで今回ケープはウォーターフロントに行っただけであった。

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