息もできないほど押し込まれ、
痴漢と間違えられないように姿勢を保ち、
他人の息を気にして顔をそむけ、
隣の人が読んでいる新聞に気を使い、
揺れる度にからだを他人の背中に預け、
降りていく人に何度も押し出され、
足を踏まれても気にせず、
他人の不作法は大目に見て、
やっと降りる目的地の駅のなんと清々しいことか。
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Web版 『 気持ちいいもの 』
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