■◇■僕のおしゃべり 01.01.01 Vol.14 食の思想

 地球を住みやすくするためには食について考えなければならない。自分が食べている食べ物がどんなものかまじめに考えると未来に対しての不安が募ってくる。安いハンバーガーを供給するために何が起きているか知っているだろうか。手軽な食材を提供するために食品会社が何をしているかご存じだろうか。

 日本の食に警鐘を鳴らし、オプティマル・ヒューマン・ダイエットを名乗り営業してきた「キヨズ・キッチン」のオーナー・シェフ南 清貴さんがついに本を出版する。

「シンプルごはんの思想」 三五館刊  南 清貴 著

 先日キヨさん(南 清貴さんとは仲がいいもんでこう呼んでます)にお会いしてさっそく一冊本を買いました。読むにしたがって泣けました。とても素晴らしい本なもんで。食を通してのキヨさんの愛情が読みとれます。そしてどうしようもなく築き上げられた食のシステムに対する怒りもそこには書かれています。人の感情がシステム化できないように、食も本来安直なシステム化をしてはいけないのです。一月の半ばには書店に並ぶはずです。ぜひ買いましょう。キヨズ・キッチンのレシピもいくつか掲載されています。ついでに言うと、今月のアエラの別冊にもキヨズ・キッチンの特集が掲載されるそうです。21世紀は素敵な時代になりそうです。

    

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